なつぞら(93話7月17日)夕見子の駆け落ちを十勝の富士子に知らせるなつ

NHK連続テレビ小説

なつぞら(93話7月17日)

●おでん屋「風車」

(回想)

坂場:一緒に作ってほしいんです。

なつ:一緒に…。

坂場:一生をかけても あなたと作りたいんです。

(回想終わり)

なつ:あ はい!

夕見子:え?

なつ:夕見…。

夕見子:どしたの?

なつ:夕見こそ どしたの? 日曜日に。

夕見子:えっ 日曜日って ここ休み?

なつ:あれ 聞いてなかった? 亜矢美さんは買い物に出かけたし お兄ちゃんは仕事だけど… 電話番はしなくていいと思うよ。

夕見子:何だ… したら ジャズ喫茶にでも行ってみるか。何?

なつ:せっかくだからさ 一緒に休み過ごそうよ 夕見。ね。

夕見子:えっ…。

●雪次郎のアパート部屋

雪次郎:きれいだけど ちょっときれいにする。それで結局 ここに来たのかい?

夕見子:不満なの?

雪次郎:いや うれしいよ ハハ…。

なつ:雪次郎君がどんな暮らししているか 見てみたいって。

雪次郎:いや 暮らしてるっていったって 芝居とアルバイトしかしてねえからな。

夕見子:へえ~ したけど あの雪次郎がここまで見事に親不孝するとはね。

雪次郎:それは言わんでや。親不孝なら夕見子ちゃんの方だべさ。

夕見子:ほらほらほら なまってる!

雪次郎:あっ もうダメだ… もうこの2人といると自然に標準語が分からなくなる。分からなくなる…。

なつ:ねえ 夕見 ちゃんと家には電話してるの?

夕見子:えっ? ああ そのうちする。

なつ:ちゃんとするって言ったべさ。ねえ このまま…。

夕見子:そんな話するなら帰るよ。

なつ:分かった…。

夕見子:雪次郎は誰かいないのかい?つきあっている人。

雪次郎:いや… そんな余裕はねえから。

夕見子:劇団に好きな人とかいないの?

雪次郎:えっ…。

夕見子:えっ… いるんだ。誰さ?

雪次郎:いや 言ったって分かんねえべ。

夕見子:まあ そだね。

なつ:そんな人いるんだ?

雪次郎:勝手に憧れてるだけだ。

なつ:何だ 蘭子さんか。

雪次郎:何だって 何だ。

なつ:えっ まさか本気で好きなの?

雪次郎:まさか! 俺が相手にされるわけねえべや。役者として憧れてるだけだ。

夕見子:女優か…。なつはいないの?

雪次郎:あっ いるんだ!

なつ:何も言ってないべさ!

雪次郎:いるから言わないんだべ。

夕見子:えっ 誰 誰 誰 誰 誰…!

雪次郎:会社の人?

夕見子:この前 みんなで踊った時にいた人かい?

雪次郎:あっ…!

夕見子:もしかして あの…。

雪次郎:堀内さん!

夕見子:イッキュウさん!

雪次郎:イッキュウさん?

なつ:違う!そんな話するなら帰るよ!違うから…。今は絵でつながってる人がいるだけで十分だから。

雪次郎:なっちゃん… それはダメだ。もう天陽は諦めれや。あいつはもう人の旦那だ。

なつ:な~して そんなこと言うかな…。

雪次郎:違うのか?

夕見子:違うみたい。傷口に塩塗っただけ。

雪次郎:あっ ごめん…。

なつ:もういいから。これからどうする?

雪次郎:えっ 夕見子ちゃんのことかい?

なつ:今日のこと。

夕見子:バカ。

雪次郎:あっ 映画でも見に行くか!

2人:映画?

雪次郎:それしかねえべ 休みの日は! ハハ!

それから3人は 映画を見に行きました。

●映画館

雪次郎:「君の瞳に住むために ここを出国するだけだ」。「やっと手に入れた。君の瞳に…入国する」。

夕見子:雪次郎。

雪次郎:ん?

夕見子:あんた 何ブツブツ言ってたの?気持ち悪い!

雪次郎:吹き替えの練習だわ。役者の唇に合わせて字幕読むのさ。

なつ:勉強のために映画見てんだ。

雪次郎:まあ 少しでも役に立てばと思って。

なつ:努力してるんだね。

雪次郎:うん。

夕見子:迷惑だってば…。

雪次郎:えっ そんなに聞こえてた?

なつ:うん。

●新宿「川村屋」

夕見子:あっ ここが川村屋?

なつ:うん。せっかくだから ここで食事しようって思って。

野上:いらっしゃいませ。

なつ:あっ 野上さん。私の姉妹の夕見子です。

野上:どちらですか?

なつ:こちら。こっちは雪次郎。

野上:分かっております。姉ですか? 妹ですか?

なつ:あ… 同じ年です。

夕見子:双子です。

野上:さようでしたか。東京に遊びにいらしたんですか?

夕見子:駆け落ちです。

なつ:冗談です!

野上:全くついていけません。

なつ:私も。

雪次郎:野上さん ご無沙汰してます。

野上:よく この敷居がまたげましたね。

雪次郎:えっ…。

野上:冗談です。どうぞ。

佐知子:なっちゃん いらっしゃい。

なつ:あっ 佐知子さん。姉妹の夕見子です。

佐知子:あっ 北海道の? ようこそ いらっしゃいませ。

夕見子:どうも。

野上:お席にご案内して。

佐知子:はい。どうぞ。

雪次郎:お久しぶりです。

佐知子:咲ちゃんは元気?

雪次郎:えっ?

なつ:佐知子さん もしかして まだ…。

佐知子:なっちゃん 私… 今度 結婚するのよ。

なつ:えっ 結婚!?

佐知子:シッ…。とりあえず座って。

雪次郎:あっ 座っちゃった…。おめでとうございます。

佐知子:ありがとう。でも とうとう 咲ちゃんを待てなかったわ。

なつ:いや お兄ちゃんもきっと喜ぶと思います。

佐知子:マダムの紹介でお見合いをしたのよ。いい人だし 生活が安定してるし。咲ちゃんには悪いけど…。

なつ:悪くないです。

佐知子:咲ちゃんが悪いのよ。私を放っておくから。

なつ:私もそう思います。

佐知子:ご注文は?

なつ:あっ バターカリー 3つ。

雪次郎:あっ 僕は…。

なつ:今日はおごる。

雪次郎:3つ。

佐知子:かしこまりました。

雪次郎:すごいな… ずっと待ってたんだね。つきあってもないのに。

なつ:でもよかった。

夕見子:何がよかったのさ?結局 女は結婚して生活の安定を得るのが一番だと なつも思ってるの?

なつ:夕見は その人と結婚したくないの?

夕見子:結婚なんかしなくたって 一緒に生きる道があればいいでしょや。その方がお互いに変な甘えが生じなくていいの。

なつ:どんな結婚するかは 自分や相手次第じゃないの?

雪次郎:結婚できねえからじゃないのかい?

夕見子:えっ?

雪次郎:向こうは親の決めた相手がいるって…。

夕見子:そんな生き方を捨てたあの人だから いんじゃないの。何も持たんで一から生きようとしてる あの人とだから 結婚なんかしなくたって 一緒に生きることができると思ったのさ。

なつ:したら 結婚って何なのさ…。

光子:いらっしゃい。

なつ:あっ マダム。

雪次郎:マダム ご無沙汰してます。

光子:元気にしてた?

雪次郎:はい。

光子:帯広のご家族にちゃんと連絡しないとダメよ。

雪次郎:はい。ちゃんとしてます。

なつ:マダム 北海道から来た姉妹の夕見子です。

光子:ああ あの北海道大学に通ってらっしゃる?

夕見子:はい。なつがいつもお世話になってます。

光子:あなたが大学に合格された時には 新聞にも載ったそうね。ご家族にとって あなたは期待の星ね。

なつ:マダム 佐知子さんが結婚するって さっき聞きました。

光子:ああ そうなの。あなたのお兄さんも心配してたからね。

なつ:お兄ちゃんが?

光子:さっちゃんを幸せにしてやってくれって ずっと言われてたのよ。まあ 言われなくたって 私だって考えてましたけどね。

なつ:そうなんですか…。

光子:咲ちゃん 新しい会社を始めたんだって?

なつ:はい。

雪次郎:外国映画の吹き替えなんかをやったりする声の会社です。

光子:相変わらず 危なっかしいところはあるけど 咲ちゃんもようやく自分のために動き出したってところね。なっちゃんの開拓精神が咲ちゃんの心も強くしたのよ。

なつ:いえ 私は何も…。

光子:夕見子さん どうぞ 東京でゆっくりしていってね。

夕見子:はい。事によると ずっと新宿にいるかもしれません。

光子:えっ?

雪次郎:えっ?

なつ:ちょ… 何言ってんのさ。

夕見子:私にも開拓精神があるんです!マダムにご相談があるんですが…。

なつ:夕見?

●おでん屋「風車」

亜矢美:ジャズ喫茶?

なつ:はい。

咲太郎:新宿でジャズ喫茶を開きたいっていうのか?

なつ:それで マダムに相談し始めちゃって どうしようかと思った。

咲太郎:マダムは駆け落ちだって知ってるのか?

なつ:ううん。大学を卒業してからだと思ってる。本気なら いつでも力になってくれるって。

咲太郎:誰にでも力になるって言うんだよ あいつは。

なつ:お兄ちゃん! あいつって そんなこと言ったら罰が当たるでしょ!

亜矢美:物書きの彼を支えようっていうわけか… 相当入れ込んでるね。

回想夕見子:私とこの人も同志なんだわ。男にだまされてるとか そんな心配いらないからね。

なつ:このまま ほっといていいんでしょうか?

亜矢美:う~ん… 難しいとこだね。なっちゃんがあの子の友達っていうんなら もう今はほっとけ ほっとけって言うとこだけどさ… ね。家族じゃな…。でも なっちゃんが一人で悩むことでは もう…ないんでないかい?

なつ:うん…。

(電話の呼び出し音)

なつ:もしもし 母さん?

富士子:なつ! どしたの こんな時間に… 何かあったの?

なつ:うん 母さん… 夕見が… 夕見子が…。

富士子:夕見子が…。

なつ:もし 私がしゃべったら もうここにも来ないって!したから もし夕見から連絡があっても 聞かなかったことにしといて。

富士子:あ… 分かった。よく知らせてくれたわね なつ。

なつ:ねえ どうしよう 母さん…。

富士子:とにかく なつがいてくれていかったわ…。こっちのことは大丈夫だから あの子のそばにいてやってようだい。

なつ:そりゃ もちろん…。私にできることがあれば 何でもするけど…。

富士子:どうするか考えてみるわ。また連絡するね。

なつ:いや… そっちからはまずいわ! また こっちからする。

富士子:分かった… じゃ お願いね。したらね…。

●十勝・柴田家

剛男:どしたんだ?

富士子:あっ びっくりした…。

泰樹:誰からだ?

富士子:えっ? ああ… なつから。

泰樹:なつが どした?

剛男:何かあったのかい!?

富士子:ううん…何も。

剛男:何もって… こったら時間にかけてきて。

富士子:何もないの。何か眠れなくなったみたいで…。

剛男:何か お願いって言ってたでないか。

富士子:いや… あっ お願いだから寝てちょうだいって。もう切れてるわ。

泰樹:分かってる…。

●おでん屋「風車」

(電話が一瞬鳴る音)

なつよ… 大丈夫だ。みんなとつながってるから。

●感想
結局、高山昭治君はただのボンボンだったのか否か?その答えは今週金曜日ということで、「なつぞら」も残り10週余り。

結婚までの紆余曲折を考えると、結婚後の子育てまでは話が続かないような予感がします。

それよりもまず、本当に結婚するのか?という疑問も芽生え、NHKさんの撮影情報のガードの堅さ、今回は別格に強いと書いて、明日もよろしくお願いします。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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