朝ドラ「スカーレット」第103話、喜美子と八郎は離れて暮らすことになり、穴窯を続けるために喜美子は地元の信用組合から借金をして、4回目5回目、そして6回目の試し焼きに挑戦。
昭和45年9月13日に閉会した大阪万博に行くこともなく、穴窯に集中する喜美子。その頃、信楽では、八郎喜美子夫婦の別居の原因は若い女のお弟子さんと、八郎があれして出て行ったというウワサが流れ…。
八郎を心配した窯業研究所の柴田が「京都の陶磁器研究所に空きが出た。このままここにおっても息苦しいだけちゃう? 京都やったら電車ですぐや。信楽 離れぇ」。
そんな2人に前に、あの草間さんが現れて、明日に続くということで、今週もよろしくお願いいたします。
スカーレット(103話2月3日)セリフ
喜美子:穴窯やりたい。やめたくない。次は成功させる。次こそは。
喜美子と八郎は離れて暮らすことになりました。
穴窯を続けるために 喜美子は借金することを決意しました。
●川原家・離れ
喜美子:お母ちゃんが武志のこと どう思てるか知ってるやんな?
武志:大好きや。
喜美子:そや 大好きや。お父ちゃんのことも大好きやで。
武志:そうなん?
喜美子:そや。そうやで? お父ちゃんのこと大好きやで? どないした。
武志:よかった~! よかった~! よかった よかった~!
喜美子:分かった分かった 起きて。話 済んでへんで。ほやけどな お母ちゃん やりたいことできてしもたん。
武志:知ってる。穴窯や。
喜美子:うん…。お父ちゃんな お母ちゃんのこと心配してな? 穴窯やるかやらんかで 言い合いしてしもた。ほやから…しばらくな? 離れて暮らす。武志にはお父ちゃんがいる所と お母ちゃんがいるここと 2個あるんで。どっちも武志の家やからな。
武志:おう。
喜美子:うん。ほんでな?
武志:うん?
喜美子:ギュ~してええ?
武志:ええに決まってるやん!
喜美子:ギュ~!
武志:うわ~! やり過ぎや~!
喜美子:ギュ~!
武志:おならが出る~! う~! やり過ぎや~!
喜美子:アハハッ。
●川原家・穴窯の中
喜美子:ありがとう。
4回目は 火の流れを再度 考え直し 置き方を工夫しました。
思うような色は出ませんでした。
回想柴田:これは… 灰がええ感じで かぶさったんやろうなあ。
マツ:何してんの?
喜美子:う~ん… 灰がな 煙突から抜けてんちゃうか思うてな 穴が大きすぎて…。
マツ:大丈夫?
喜美子:う~ん…。
煙突に続く穴の大きさを調整し 土の配合も変えてみました。そうして迎えた5回目の挑戦…。
試し焼きをした中に…。色が少し出ていました。
色の出た土を使い 試し焼きを続けます。
次は 場所の確認です。どの場所に置けば 灰がうまくかぶるのか…。
6回目の挑戦。たき口に近い場所で より多くの灰が かぶることが分かってきました。更にしっかりと灰をかぶせるためには もっと薪をたかなくてはいけない…。それを実行するには お金が足りなくなりました。
八郎と離れて暮らしていることが やがて信楽中に知れ渡り 喜美子に仕事が回ってこなくなりました。
●「かわはら工房」
喜美子:橘さん…?
橘:こんにちは。
喜美子:こんにちは。
橘:ここで待たせてもろて すみません。
喜美子:ああ いえ。
橘:お母さんが 子供服の内職してらして。タタタタッて。
喜美子:はい。
橘:忙しくしてらして ほな 工房の方で待ってて下さいって言われたんです。
喜美子:それは失礼しました。あっ これ 座って下さい すんません。
橘:ありがとうございます。終わりましたねえ 万博。行かれました?
喜美子:いえ。あの…。
橘:ああ 注文持ってきました。主人の会社の納涼祭りで 川原さんの話が出たんです。以前 引き出物でお願いした 絵付け小皿 部長の奥さんが 姪っ子の結婚式でお願いしようかしらって。絵付け小皿 5枚組を今度は100組。
喜美子:100組!
橘:ここに連絡先 書いてきました。
喜美子:ありがとうございます。連絡してみます。
橘:前金でお願いしますって さりげなく言うときました。
喜美子:すいません 助かります。
橘:ただ一つ こらえてほしいことがあるんです。
喜美子:はい。
橘:ご主人が… 女のお弟子さんと あれして出ていったと思われてます。
喜美子:あ…。
橘:そういう うわさが立ってるんです。
喜美子:それは違います。
橘:それでも 部長の奥さん 真に受けて… かわいそうやなあ言うて注文を。あっ もし そんなこと言われるのが嫌やったら 断って下さいね。
喜美子:あっ いえ! 絵付け小皿は久しぶりやし うれしいです。喜んでお引き受けいたします。ありがとうございます。
橘:ほな よろしお願いします。
喜美子:よろしくお願いします。
●カフェ「サニー」
武志:こんにちは!
百合子:武志~。
大野:いらっしゃい。こんにちは。
八郎:こんにちは。
大野:おっ 野球やってきた。
武志:お父ちゃん 下手やった~。
(笑い声)
大野:ハチさん 慣れんことするしい。
八郎:いや~。
武志:お父ちゃんんの投げたボール どっか行った。
八郎:せやから 拾いに行ったやん。
武志:ほやけど 楽しかったで。
八郎:よかったやないか。
大野:無理やり言わせてんのちゃうかあ?
八郎:いやもうやめて下さいよ。
百合子:何にしますぅ? ごはん食べてってええの?
八郎:うん 晩ごはん食べさしてから送ってく 言うてきた。うん。
武志:カレーとプリントアイスクリーム!
八郎:そんなに食べられへん。カレー1つお願いします。
大野:はい。プリンは後でな?
武志:は~い!
百合子:武志 漫画読む?
武志:うん。
八郎:おばさん どないですか?
大野:ああ おかげさんで もう来週 退院やわ。
八郎:あっ そうですか。
大野:うん。悪いとこスパッと切って あとは問題なしや。うん。今日も信作が病院行ってるわ。
百合子:さっき電話あってな 退屈や退屈や言うてるって。
(笑い声)
八郎:ほな とりあえずは。
大野:ああ えらい心配おかけしまして。
八郎:あ…いえいえ。
大野:ほやし 百合ちゃん あれやな 延期してた結婚式の話も進めんとな。
百合子:あ~結婚式な せんでもええかなあ言うてるの。お義母さんもな 式はええやん その分 新婚旅行奮発したら ええやんて。
八郎:おかあさん…?
百合子:ここの。お義母さんや。
八郎:ああ ああ。
(笑い声)
百合子:うちのお母ちゃんも 好きにしなさい言うてるし。
大野:うん。
百合子:お義兄さんとお姉ちゃんの時みたいにな みんなで正装して写真撮るんでええかなあ。
大野:ああ みんなで写真な。そん時 ハチさん どうする 一緒に写るんけ?
八郎:あ~ 僕はあかんでしょ。
大野:あかんかあ?
百合子:ううん 武志のお父さんで うちのお義兄さんにかわりはないやろ。なあ?
大野:みんなでこう にぎやかに撮ろうや。何やったら あかまつのおやじも呼んでな。
百合子:アハハッ ええな。
大野:あかまつのおやじ 真ん中にしよか。
百合子:何でやねん。
(笑い声)
大野:いらっしゃい。
百合子:いらっしゃい。
柴田:おう。
八郎:ご苦労さまです。
柴田:4年生やったか。可愛らしいなあ。背の順で言うたら 前の方やろ。
八郎:ああ もう1番前です。せやけど リレーで第一走者に選ばれましてん。
大野:へえ~。
八郎:もう 運動会 楽しみで。
柴田:フフフッ。あんな… ハチさん 若い女のお弟子さん おったやろ。
八郎:はい。
柴田:その子が出てったんと ハチさんが出てったんと どうも時期があれやいうてな…。
八郎:今頃になって そんなこと…。ただのうわさです。
柴田:あんたらが意地張って なかなか元のさやに戻らんからや。
八郎:意地張ってるつもりは…。
柴田:京都の陶磁器研究所に空きが出た。
八郎:えっ…。
柴田:このまま ここにおっても 息苦しいだけちゃう? 京都やったら 電車ですぐや。信楽 離れぇ。
●「かわはら工房」
喜美子:ああ 寝てしもたん。
八郎:うん。こんばんは。
喜美子:あ… こんばんは。
八郎:ハハッ ぐっすりや。
喜美子:重たいやろ。
八郎:ああ ありがとう。
草間:喜美ちゃん。
喜美子:草間さん…! ご… ご無沙汰してます!
草間:久しぶり。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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