スカーレット(109話2月10日)武志が大学進学、八郎の家には留守番女

朝ドラ

朝ドラ「スカーレット」第109話、1979年(昭和54年)3月、京都の美術大学の学生寮に入るため、信楽を旅立った武志。

親友の宝田学は大阪大学、永山大輔は名古屋大学に進学。喜美子は武志の養育費を毎月欠かさず送ってきた八郎にお礼を電話をかけると、抑揚のない女の声がして…。

留守番電話サービスの留守番女、その仕組みを直子たちに教えられる喜美子は、姉妹と久しぶりにおしゃべり。

そこでマツさんが「お母ちゃんの幸せな死に方」を語りだし、明日か明後日には、お疲れさでした、富田靖子さんと書く気配濃厚な今週のスカーレットです。

スカーレット(109話2月10日)セリフ

●川原家・母屋

武志:桜… 咲きました! やったで!

喜美子:おめでとう! 

マツ:でかした!

喜美子:ようやった! ようやった! あ~ようやった!

マツ:あ~!

美術大学に合格した武志は 学生寮に入るため 明日 京都へ旅立ちます。

1979年(昭和54年)3月

喜美子:こんにちは。

大輔:こんにちは。

武志:夕日がきれいなとこまで たどりつけんかった。

喜美子:ええっ タヌキの道 行った?

武志:行ったけどな 足元 悪うて途中で引き返してきた。

喜美子:え~。

大輔:それより それより このあと 武志お借りしてええですか?

学:明日には おらんようになるぅ。

武志:やめろや…。

マツ:あんたらかて…。

武志:学はあさってから大阪。大輔は名古屋や。今日が3人で集まれる 最後の日や。ほやから 大津まで繰り出そう 言うてんねん。

喜美子:ええけど 9時までには帰ってきぃや。

武志:9時ぃ?

喜美子:高校生やで。

武志:卒業したで。

喜美子:10時。

3人:もう一声!

喜美子:最終の1つ前までには帰ってきなさい。

3人:ありがとうございや~す!

学:やった。

武志:ほな ちょっと待ってて。

大輔:おう。

マツ:あ~ありがとう。

武志:寝るには ちょっと早いけどな 遅なるで 先 敷いとくな。

翌朝

武志:ほな 行くな。

喜美子:えっ。

マツ:気ぃ付けて行きや。

喜美子:あ…これ これ持っていき。

武志:いらんし。そんなん食べてる人 いやらへん。

喜美子:いや そんなこと… そうなん…?

武志:ってか 靴は? 靴 靴。

喜美子:あ… 靴。

武志:靴 はよ はよ。

喜美子:はい。

武志:ありがとう。

喜美子:ほやけど 入学式 ほんまに行かんでええの?

マツ:行かへんの? ええの?

武志:ええ ええ。ほな。

喜美子:行ってらっしゃい。

マツ:行ってらっしゃい。

(戸の開閉音)

喜美子:食べようか…。

武志:忘れてた!

喜美子:えっ?

武志:俺の代わりに 今日からおばあちゃんの布団 敷いたってな。おばあちゃんのこと 頼むな? 布団 敷いてあげられやんで ごめんな。体 大事にしぃや? ほな。

●川原家・庭先

喜美子:武志! 楽しむんやで? 何でも楽しみなさい。つまらんなぁ思うたら つまらんなぁいうことを。しんどいことがあったら しんどいなぁ言うて しんどいことを楽しみなさい。お母ちゃんに会いたいなぁ思うたら…。

武志:そら ないわ。

喜美子:会いたいなぁ思うたら 会いたいなぁいう気持ちを楽しみなさい。

武志:うん。なあ お母ちゃん。

喜美子:もうええから はよ行き。

武志:ありがとう。大学行かせてくれて ありがとう。行ってきます。

喜美子:行ってらっしゃい。

武志の大学資金は 八郎が毎月欠かさず送ってきたお金を使わせてもらいました。

●川原家・マツの部屋

喜美子:十代田さんに お礼言おう思うんよ。

マツが取り出したメモ

(十代田八郎 052-●●●-7765)

●川原家・母屋

(電話の呼び出し音)

喜美子:あっ…。

女性の声がしました。

喜美子:え…。あの…。

(くしゃみ)

●「かわはら工房」

照子:来たでえ。

喜美子:どこの農家の奥様かしら。

照子:家庭菜園 照子でとぅ~。

喜美子:かわはら工房 喜美子でとぅ~。

照子:気色悪いな。

喜美子:ほんまやで もう40過ぎてんで。

照子:40って でっかいよなあ 水が はじかんようになった。

喜美子:ほんで また 何持ってきてくれたん。

照子:無農薬や 収穫したばっかりや このままでも食えるで。

喜美子:どんどん本格的なってんちゃう?

照子:こういうの食べなあかんで。成人病の予防と対策。

喜美子:ほやけどな うち もう2人やで。

照子:あ…。

喜美子:こんな ぎょうさん もろても…。

照子:武志 行ったんか。

喜美子:行った。

照子:そうか…。ありがとう言うた?

喜美子:去り際に「大学行かせてくれてありがとう」。

照子:いや 武志やのうて ハチさんにお礼。毎月忘れんと 養育費送ってくるなんて 別れた亭主のかがみやで。

喜美子:女がいた。

照子:え…。

喜美子:うちかて けじめや思うて電話したんよ。ほしたら 女がでよった。

照子:キャベツ食べきれへんかったら あの 酢漬けにしたらええわ。ほなな~。聞いてほしいんちゃうのん。

喜美子:いや ええよ 別に。

照子:いや~聞いたるわ しゃあないなあ もう。何? どういうこっちゃ。ほんまに女? 何 言われたん。

喜美子:一方的に向こうがしゃべりだしよった。

照子:嫌な女やなあ。

喜美子:悪口言うたらあかん。うちは ただびっくりしただけや。思わず 受話器を耳から離してしもて…。

照子:何 言われたか分からんの?

喜美子:冷たい声で 抑揚のない言い回しや。

照子:悪口やん。

(回想)

女性:「はい」。

喜美子:あ…。

女性:「十代田です。お電話ありがとうございます。ただいま 留守にしております。発信音のあとに お名前 ご用件 ご連絡先をお願いいたします」。

喜美子:あの…。

発信音:ピー。

(回想閉じ)

喜美子:ピィ~いうから またびっくりしてヘクションや。

照子:ピィいうたんか。

喜美子:うん?

照子:ピィいうてたんか。

喜美子:ピィ~。

照子:もっと世の中 知っとけ!

喜美子:えっ。

照子:今 何 はやってるか これから何が出てくるか! 半径10メートル以内で生活してるから もの知らんのや!

喜美子:何言うてんの。

照子:もっと外に目ぇ向けえや!

喜美子:うちかて はやりもんくらい知ってんで。ピンクフィーバーズ!

照子:もう解散したで。

●川原家・母屋

直子:留守番オンナや。

喜美子:留守番オンナ?

鮫島:留守ん時 代わりに対応してくれるいうのがあるんです。

直子:(留守番電話のまねで)お電話ありがとうございます。

喜美子:ああ! そうそう そうそう! それそれそれそれそれ!ああ そうか 留守番オンナか…。

マツ:ほな 女の人がおるいうんは 間違いなんやな?

直子:間違いかどうかは分からへんで。かけてみる? 今度は留守番オンナやのうて 本物オンナが出るかもしれへん。

喜美子:何や 本物オンナて。

直子:お礼 言うんやろ?

喜美子:うん… 気がそがれたいうか…。

マツ:え…。

百合子:あかんよ お礼は言わな。無事 大学合格しましたいう報告もな。

喜美子:報告は武志がしてる。

百合子:母親として そういうこと きちんとしとかなあかん。

直子:百合子に叱られやる~。

喜美子:お礼状にしとくわ…。

マツ:住所 分かんのん?

喜美子:信作が知ってんのやろ?

百合子:うん… 東京出張やし…。

喜美子:もう 忙しなあ。

百合子:帰ったら聞いとくわ。さあ 分けたでえ。

喜美子:ありがとう。うまいで 百合子の…。

百合子:パウンドケーキ。

喜美子:そう それ。

百合子:何 飲む? 何飲みます?

直子:あっ ええよ ええよ。やるやる。コーヒーでええやんな?

鮫島:うん。

直子:お母ちゃん お茶?

マツ:うん 何でもええよ。

直子:桜ちゃんと桃ちゃんはジュースな。お姉ちゃんはコーヒーやろ。百合子もな? 

百合子:うん…。

直子:お砂糖いらんやんな。

鮫島:ああ。

直子:えっ 何? みんなして黙って。

百合子:2人でよく旅行行ってるんやろ。商売も夫婦仲も上々やもんなあ。

マツ:旅行は 行ったさきざきで 必ずお土産買うて送ってくれるしなあ。

喜美子:武志にもな ありがとう。

鮫島:いえ。寂しいですよね 武志君 京都行ってしもうて。

直子:もう そういうこと言うたらあかん。ほら 持っていき 鮫島。運んで。

鮫島:はいはい。

直子:ちゃっちゃとせえ。

喜美子:しおらしくなったんか思うたら。

直子:あんなあ 肉じゃがが うな重に変わるわけないやん。

喜美子:何や その例え。

百合子:うな重! ええなあ 晩ごはん…。

直子:うな重 食べたい。

喜美子:高いで。

百合子:食べたい。

喜美子:高い高い。

直子:高いよなあ…。

百合子:食べたいなあ…。

喜美子:そんなん 誰が出すん。

鮫島:あの 僕が出しますよ。

喜美子:ありがとう! 鮫島~!

百合子と直子:ありがとう!

●川原家・縁側

マツ:しゃべらへんのん?

直子:しゃべり尽くした。

百合子:食べすぎた…。

喜美子:お母ちゃん 眠たないの?

マツ:久しぶりに そろたもん 寝んのんもったいないわ。

直子:ほな お母ちゃんもこっち来てしゃべりぃ。

百合子:うん 何でも聞いたる。

マツ:はあ…。ほな… あれ言おうか。

直子:うん?

マツ:幸せな死に方。

喜美子:やめえ。

直子:何?

百合子:聞きたい。

マツ:お母ちゃんの幸せな死に方はなあ こうやって 楽しくおしゃべりしてるうちに ゆら~っと…。

喜美子:やめえ やめえ それ もう。

直子:そういうこと言うてる人ほど 長生きするもんやで。

百合子:誰の編んでんの?

マツ:お母ちゃんのんや。

喜美子:え… そやったん?

マツ:うん…若すぎるやろか?

喜美子:いや ええんちゃう?

百合子:うん。ええなあ。

直子:ええなあ。

喜美子:ええな。

母と娘たち 久しぶりにしゃべり尽くした楽しい一日でした。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

スカーレットネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り

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