朝ドラ「スカーレット」第113話、昔、野球を一緒にやったことを思い出した照子の息子の竜也、そして喜美子の息子の武志。
母親同士が幼なじみだったら、もっと親しい間柄でもおかしくない竜也と武志だけど、年が少し離れているから(?)
そして、掛井武蔵丸先生の金言が「朝の掃除は心の準備運動やで」。信楽窯業研究所の若者に、福島快利さん小藪大祐さんという役者さんが出ておりましたが、その配役名が分からず、昼の放送で確認したいと思います。
スキャンダル女優の小池アンリさんのお顔はこちら。
スカーレット(113話2月14日)セリフ
●「かわはら工房」
アンリ:100万円おっしゃったんで 用意してきました。あれ 欲しんねん。よろしいですか?
喜美子:(大声で)よろしくないです!
アンリ:びっくりした…。100万円 言わはったやないですか。
喜美子:そう言うたら 引き下がってくれる思うたからです。
アンリ:100万くらいで引き下がる 小池アンリやありません!
喜美子:ほな 200万 300万! 800万や!
♪
アンリ:800万 持ってきました。
喜美子:うそやろ…!
(OP)
喜美子:これは うちにとって初めての穴窯で焼いた作品です。なんぼ お金積まれても お譲りすることはできません。1000万でも1億でも お断りします。
アンリ:ちゃうよ。もう諦めました。手に入れるのは諦めたんで 聴かせてもらうだけでええんです。よろしい?
喜美子:は?
アンリ:聴かせてもろても。
喜美子:何をですか?
アンリ:こうやって…こうすると…音が聞こえてくるんです。おかしなこと言う おばはんや思てる?
喜美子:はい。あっ すいません…。
アンリ:優れた芸術品は 会話をします。
喜美子:会話?
アンリ:おしゃべりする。そやない? 先生も作ってる時 作ってるもんと会話しぃひんのですか?
喜美子:あ~…。
アンリ:作りながら おしゃべり。
喜美子:します…。
アンリ:します?
喜美子:する時あります 心ん中で…。
アンリ:自問自答?
喜美子:あっ します します。
アンリ:芸術品は 語りかけてくるんです。ほんで 先生の作品は おしゃべりやなくて 音です。
喜美子:音…。
アンリ:音を奏でる。
喜美子:音を奏でる…。
アンリ:聴かせてもろても よろしい?
喜美子:あ…まあ うちは こっちで作業しておりますけど。
アンリ:ほな しばらく ここにいても よろしいんやね?
喜美子:はい。
アンリ:あっ うれしい。ほな お礼に いくらか…。
喜美子:いや! お金は結構です。
アンリ:あ… はい。
喜美子:はい。
アンリ:うち 去年の秋の展示会で この作品を拝見しました。一目ぼれでした。何とも言えん… もう 心がグイッとつかまれてしもて…。時々 思い出して また会いたいなあ思うて…。欲しいなあ思うて…。これでも半年以上こらえたんです。どうにも我慢できんようになって… ここを調べてやって来ました。
喜美子:ありがとうございます。うれしいです。本気やったんですね。
アンリ:800万?
喜美子:はい。
アンリ:うそや思たん。
喜美子:美術商か 転売目的か…。
アンリ:ほういうのとちゃうわあ。
喜美子:すいません ほんでも お売りすることはできなくて…。
アンリ:ほな 聴かせてもろても よろしい?
喜美子:どうぞ。
アンリ:カントリー・ブルース。
喜美子:カントリー・ブルース…?
アンリ:カントリー・ブルースが聞こえる。あ…。ああ…ワルツやなあ…。これは? ああ…演歌や。
喜美子:演歌。
アンリ:これは? これも演歌やな。
喜美子:あの ほな これは?
アンリ:えっ? ピアノ… ピアノ協奏曲。
喜美子:ほな こっちは?
アンリ:これ… シャンソン!
喜美子:シャンション?
アンリ:シャンソンや「ソン」。
喜美子:ソン?
アンリ:うん。いや やってみぃ。そうや こうやってな…。(鼻歌) なあ? フフフフフッ。聞こえる。(鼻歌)
(笑い声)
「また 来てもよろしいですか」と言って 小池アンリは帰っていきました。
(喜美子と武志の電話)
喜美子:おろし金?
武志:なあ この前 俺 家帰った時 俺のかばんの中 勝手に入れて 持たしたやろ。ニンジンやら 野菜やらと一緒に。
喜美子:ああ それな 「家庭菜園 照子」のやで 無農薬や。あれ これ どっからかけてんの。
武志:いや うちや。アパートや。
喜美子:電話 引いたん 恐ろしい…!
武志:何が恐ろしい。ないと不便やで。ほんで なに 勝手におろし金 入れんといてくれるぅ? すりこ木やら。要らんて。
喜美子:はあ…分かった ほな 今度まとめて持って帰ってきぃ。ほんでな…もしもし?
武志:うん? ああ 聞いてるよ。
喜美子:ああ 窯業研究所に 照子の子 行ってやんねん。竜也な。武志も知ってるやろ? 話した? 話したってな?
武志:うん。うん。うん。
●信楽窯業研究所・研修室
武志:おはようございます。
楠木:おはようございます。
武志:おはようございます。あ…。
(回想)
学:丸熊さんとこの長男坊な 高校やめたらしいで。何や 悪い連中につかまって ふらふらしてるいうてたけどな。
(回想閉じ)
武志:おう。昔 こんくらいん時 一緒に野球やったやん。あ…お母ちゃん同士が幼なじみ。照子 喜美子 信作。
竜也:タケタケ! あっ タケタケ…。
武志:ハハッ にいちゃん付いてへんかったか…。
竜也:ボール捕れへんし…。
武志:せや!タケタケにいちゃんから タケタケ 呼び捨てにされたんや。
竜也:ものすごう下手くそやった。
武志:ハハッ すまんのう。
竜也:あ… いえ…。
武志:思い出してくれて ありがとう。さっ。ほい。掃除は上手やで 教えたるわ。まず来たらな 掃除から始めたらええ。朝の掃除は心の準備運動や。あ…掛井先生の言葉や。
掛井:おはようさん。
楠木:おはようございます。
掛井:おはようさん。
武志:おはようございます。
掛井:きれいにしてくれると助かるわ。ありがとうな。
武志:いえ。
掛井:朝の掃除は心の準備運動やで。
武志:ほれ。
●「かわはら工房」
照子:竜也が野球部のレギュラーから外れた時… 竜也は野球選手になりたい言うてたからな 丸熊陶業 継がせたい敏春さんは気が気やなかったんよ。レギュラーからはじれたことを つい「よかった」言うてしもてん。そっから もう険悪や。竜也 敏春さんと口きかへん。高校も野球やれんかったら つまらん言うて勝手にやめてしもた。
喜美子:勝手に?
照子:そういう大胆なとこ うちに似てしもてん。
喜美子:ああ…。
照子:ほやから うちがどなりつけて 研究所に連れてったんよ。
喜美子:敏春さんは?
照子:敏春さんは… 竜也がかわいいてしゃあないねん。ようやく出来た男の子やからなあ 甘やかしてしもたんやな。
●信楽窯業研究所・研修室
竜也:よいしょ…。
武志:片足 引いた方がええと思う。
竜也:ああ…。
武志:片足 引いて…。前… 斜め前へ こう…。右手は押して左手でねじる。
竜也:ねじる。
武志:うん。
●「かわはら工房」
照子:敏春さん 仕事以外は不器用やねん。言葉足らずやしな。
喜美子:そこが またええんやろ?
照子:うん。いや 40過ぎて何言わすねん。
アンリ:こんにちは。
喜美子:ああ こんにちは。
アンリ:よろしいですか?
喜美子:はい。お客さんや。うちの作品を見に来て下さってん。
照子:お母ちゃん 病院連れていかな。
喜美子:ああ そうか 大丈夫か?
照子:いや 神経痛や。ほな またな。
喜美子:うん。
照子:信作と たまには ごはんでも食べようや。
喜美子:忙しいからな 信作。
照子:うん また来るわ。
喜美子:うん。ありがとうな。またな。
アンリ:お友達?
喜美子:幼なじみです。
アンリ:あっ ご主人は?
喜美子:えっ。
アンリ:この前 挨拶もせんと帰ってしもた。ご主人 川原八郎さんいう 陶芸家の先生なんやろ。ご夫婦でこの工房も 構えはったらしいやないですか。
喜美子:いつの情報やろ。
アンリ:え…。
喜美子:うち1人です。今は1人でやってます。
住田:こんにちは。いや~ この前の作品 えらい喜んで…。あ…。
喜美子:住田さんです。うちの仕事を あれこれやって下さってて。お客さんです。うちの作品が好きや言うて下さって。
住田:ああ。ちょっとええかな…。(小声で)えらいこっちゃ あの人 元女優でっせ。
喜美子:えっ?
住田:小池アンリいう スキャンダル女優や。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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