朝ドラ「スカーレット」第114話、アンリ:違う人生を生きてきて交わることのなかった人間がこうやって先生の作品によって出会うんやで。先生の作品がなかったら うちは今ここにおらん。芸術はな 見知らぬもの同士を引き合わせんねん。ほら 現に ここで2人の美しい女性の人生が交錯してるやん。
そう、小池アンリこと烏丸せつこは美しい。そして大変お世話になった元クラリオンガール。
#スカーレット
富田靖子はお婆さん役で老衰してしまうし、烏丸せつこは完全におばちゃんだし。。。歳とる訳だなぁ??? pic.twitter.com/kM2wCeizdx— 隊長 (@mtmseaside2) February 12, 2020
いやいや、60を過ぎても女性としての魅力をプンプン漂わせる人、大好きです。そしてやはり年上好きなんだと改めて知る我が人生と書いて、来週もよろしくお願いいたします。
それにしても新型コロナウイルス、早く収束してほしいものです&都内ではマスク不足が深刻になっていて、まずは落ち着いて行動しましょう。
スカーレット(114話2月15日)セリフ
●「かわはら工房」
アンリ:一輪挿しやなくて もうちょっと大きいの。何かな 好きなお花をいっぱい入れて 飾りたいんよ。こんくらいの花瓶 よろしい?
喜美子:そのままで。
アンリ:よう こういうふうに 注文受けて作ってはるんですか?
喜美子:うん… たま~にですけど。
アンリ:ふ~ん。色も絵付けも先生に任せるわ。
喜美子:はい。
アンリ:ああ そや 今日は何か買うて帰ろうかしら。う~ん…。あ~! これ ええなあ。なあ これ おいくらです?
喜美子:ほんまに買わかります? その作品は5万で出してます。
アンリ:5万? やっすいなあ! こっちもええなあ どれに… うん? 何 ちょっとちょっとちょっと どないしたん? 何は 気に障るようなことでも 言うたかしら。
喜美子:いえ。
アンリ:言うたんやな。
喜美子:いえ。
アンリ:あっ 安い言うたから? 5万。当たった。当たりやな? う~ん 5万は安くないの?
喜美子:高いですぅ お米どんだけ買えますか。
アンリ:どんだけ買えるん?
喜美子:うちやったら1人やし 半年はもつくらいは買えます。
アンリ:ほんまあ。おいしいワイン飲んだことある?
喜美子:ワイン?
アンリ:あ… あっ おいしいもの出されて これ どうやって 作ってはるんやろうって思うやん。ほんで どんな人が作ってはるんやろうって思うやん。うちは 作品に一目ぼれして それを作った先生のこと どんな人なんやろうって思てるとこや。何かな 知的好奇心が こう うずいてんねん。あっ… これで聴いてみたろ。
(鼻歌)
アンリ:何や どす黒いメロディーが聞こえるな。
喜美子:どす黒いことなんて思てません。
アンリ:ほな 何 思てんの?
喜美子:いや~ 何や すごいな思てるだけです。いつも…展示会なんかで うちの作品を買うて下さる方 お金あって すごいな…。
アンリ:う~ん… すごい?
喜美子:うちとは 違う人生を生きてきはった方や。
アンリ:違う…。
喜美子:違います。
アンリ:フッ おもろいやん!
喜美子:おもろいですか…。
アンリ:そう。違う人生を生きてきて 交わることのなかった人間が こうやって先生の作品によって出会うんやで。先生の作品がなかったら うちは今 ここにおらん。芸術はな 見知らぬもの同士を引き合わせんねん。ほら 現に ここで2人の美しい女性の人生が交錯してるやん。
喜美子:美しいは どうか思いましけど まあ…おもろいな。
アンリ:あっ 先生 お子さん いはんのやろ? 息子さん。
喜美子:よくご存じですね。
アンリ:雑誌で見たんよ。「女性陶芸家 川原喜美子」やって。
喜美子:「ホットケーキ好き」て 書いてなかったですか?
アンリ:何や それ。
喜美子:あんまり当てになりませんよ そういうの。
アンリ:うん 分かる。ご主人 亡くなったなんて書いてなかったもんな。
喜美子:生きてます。
アンリ:えっ。
喜美子:名古屋で元気に暮らしてる思います。
アンリ:ああ 別れたん 死別やのうて。
喜美子:息子もアパート借りて 元気に暮らしてます。
アンリ:ああ ほんで 先生1人なんやな?
喜美子:はい。
アンリ:うちも1人や。今は独りぼっちや。あっ そや ええこと思いついた。なっ ちょっと待ってて すぐ戻ってくる。そやな…日が暮れるまでには 絶対戻ってくる なっ>
喜美子:ああ…。
アンリ:ちょっと待ってて ええこと思いついたん。待っててやあ。
●川原家・母屋
戻ってきませんdした。夜遅くまで待ち続けましたが…。翌朝になっても戻ってきませんでした。
●信楽窯業研究所・事務室
掛井:ありがとう。ええ~!
武志:あ…先生? 先生 これ…。
真奈:掛井先生!
武志:いった…!
真奈:すいません ごめんなさい。
武志:あ… ちょ ちょ… ちょい…。
真奈:はいはい。
武志:あ…今 何かあったんですか?
真奈:電話がかかってきたんです。
武志:電話?
真奈:病院にいはる 掛井先生の奥さんから。
武志:病院て 入院でもされてるんですか?
真奈:とにかく 病院からやったんで 急いで電話ですぅて呼びに行ったんです。ほしたら「ええ~!」。
●信楽窯業研究所・研修室
掛井:そやねん 具合が悪い言うてな…病院行ったんや。
武志:ほんで 大丈夫なんですか?
掛井:大丈夫やないでえ。
●信楽窯業研究所・事務室前
マナ:おめでた?
武志:おめでた。
真奈:奥さん おめでた?
武志:そう。奥さん おめでた。
真奈:おめでたで これ? {ええ~!」。
武志:あ…うん…。もうええから ええから。うん 分かった…。
真奈:フフフフッ。喜びの表現やったんですね。
武志:うん 相当 うれしかったみたいやで。
真奈:あ~でもよかったあ。悪い病気か思いました。
武志:うん 俺もよかった。
真奈:よかったあ。
武志:ほな そういうことで。
真奈:はい。わざわざ すみません。
●信楽窯業研究所・研修室
竜也:こうですか?
掛井:ああ そうや。だんだん慣れてったらええ。
小栗:丸熊陶業の後継ぎは 土 触らんでもええんちゃう?
榊:そやなあ 丸熊陶業なら 陶工さん 何十人といやるやろ。その人らに作らしたら ええやん。
小栗:ほうや。
掛井:でもな その人らの気持ちも知っとかんとな 上に立つ人間やったら。陶芸のこと何も知らんと 後は継がれへんさかいな? なあ みんなで丸熊陶業の後継ぎ 育てそうやないか。
小栗:よし 分かった。ほな 教えたろか。
榊:おう 教えたるわ。コツがあんねん。
竜也:よろしゅうお願いします。
(敏春のすすり泣き)
掛井:よっしゃ ほな やろか。
小栗:やろ やろ。
武志:あ…。
掛井:よくなった。
竜也:ハッハッハッ。
(ドアが開く音)
掛井:何 持ってんねや。
武志:いや… あの… そ… そこに落ちてたんです これ。
掛井:バナナが?
武志:はい。竜也 後で食べような。
竜也:うん…。
掛井:バナナ 好きなんか?
竜也:おやじの好物です。
(敏春のすすり泣き)
(敏春のせきばらい)
(敏春のすすり泣き)
●川原家・母屋
(住田の電話)
住田:そうですか…分かりました。ほな もし そちらに立ち寄られたら ご一報頂けまっか。はい はい お願いします。失礼します。実家の方には もう何十年も帰ってない 言うたはりました。
喜美子:実家って その…。
住田:昔 大津の小池紡績いう おっきな会社やったみたいですけど。
喜美子:神戸の方に お嫁に行った 言うてましたけどね。
住田:神戸は 女優さんになったあと ちゃいます?
喜美子:スキャンダル女優?
住田:いいなずけがおんのに 映画監督と うわさになって。
喜美子:いつの話?
住田:もう30年か40年か前の話ですわ。
喜美子:住田さん 何でそんなに知ってんの?
住田:芸能ゴシップ だ~い好き。フフフッ。
喜美子:ああ…。それにしても すぐ戻ってくる言うて 戻ってきぃひんの おかしい思いません?
(夜、戸の開閉音)
武志:あっ 持ってきたで。おろし金とすりこ木。
喜美子:何や…。
武志:えっ… ただいま。
喜美子:お帰り。
武志:うん…。何かあったん? えっ ど… どうかしたん?
喜美子:いや 何もない 何もない。ごはんは? 食べたんか?
武志:ああ アルバイトや。
喜美子:これから?
武志:うん。
喜美子:ほんで わざわざ持ってきてくれたん?
武志:ああ あとな これ バナナ。ハハッ。
喜美子:何で?
武志:お裾分けや。ほれ。ほんで 大丈夫か?
喜美子:大丈夫。何もないよ 大丈夫や。自転車か?
武志:うん。
喜美子:ほんま悪いな わざわざ。ごはん いつもちゃんと食べてんのか?
武志:心配いらん いらん。ほれより お母ちゃんこそ。
アンリ:こんばんは。工房の方な 電気消えてたから。こんばんは。持ってきたで ほら! 5万円のワインや。
喜美子:何 言うてんねん! どっかで野たれ死んでんちゃうか 思うたやん!すぐ戻る言うてたんに! 心配したでえ。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
スカーレットのネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り
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