スカーレット(119話2月21日)喜美子には強い覚悟と天賦の才能がある

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第119話、かつて八郎が「かわはら工房」の中心だった頃、窯業研究所の柴田に頼まれて通い弟子にしていた畑山 順(田中 亨)と稲葉五郎(永沼伊久也)。

この二人が十数年ぶりに「かわはら工房」に姿を見せて、釉薬の調合が書かれたノートを盗もうとしたことを謝罪。1月9日放送の82話の出来事でした。

スカーレット(82話1月9日)才能のある人は無意識に人を傷つけます
朝ドラ「スカーレット」第82話、三津:私は駄目でしたねえ。私の横で何の迷いもなく どんどん新しい作品を作ってく。私はどんどん落ち込んで…。できない自分にも腹が立って。君も頑張れなんて言われたらますます腹が立って。才能のある人は無意識に人を傷つけます。耐えきれなくなって別れました。

そして、穴窯のことを教えて下さいという図々しさに怒りを隠せない武志。それに対して八郎が、

「お母ちゃんは もともと独自の造形力があった。それに自然のまま焼き上がる穴窯いうやり方が うまいことはまったんや。ほんで ええ作品生み出してるやろ。強い覚悟と天賦の才能でな。まねしても おんなじもんは出来へん。ほかの誰にもまねできへんもん作ってる。心配すな」。

という流れなので、明日の土曜日はほっこり家族団らんのひと時になることを祈るばかりです。

スカーレット(119話2月21日)セリフ

●「かわはら工房」

八郎:この皿な 作ったんは 今の武志の年とおんなじぐらいや。

武志:そうなん?

八郎:そや。

武志:結婚する前やろ?

八郎:好きな子がおってなあ。

武志:お母ちゃんや。

八郎:大好きな子がおってなあ。

武志:お母ちゃんやろ。

八郎:話 遮らんといて。

武志:合いの手入れてるんや 話しやすいやろ。

八郎:どこがや 話しにくうてしゃあないわ。

武志:お母ちゃんのこと思て作ったんや?

八郎:笑顔がこういう色 引き出したんや。

武志:笑顔ぉ… ちょっ 立ち上がってええ? 体操するわ。

八郎:何で? 何で?

武志:気恥ずかしいわ! スクワットする。

八郎:何か 言うてる僕も気恥ずかしなってきたわ ちょっと一緒にやるわ。

武志:うん。

武志:恥ずかしいって言うから 恥ずかしなんねやろ。

住田:遅なりました 連れてきましたでえ。あれ お母さんは?

武志:こんにちは。母屋です。

住田:ああ そうか… ほな 入らしてもらおうか。

稲葉:はい。失礼いたします。

武志:こんにちは。

八郎:こんにちは。あっ…。

畑山:あっ…。

(回想)

畑山:失礼します。

稲葉:失礼します!

喜美子:付き添いは1人でええ 言うたやんな?

畑山:行きます。

稲葉:行きます!

(回想閉じ)

八郎:あっ!

稲葉:失礼します!

畑山:失礼します。

稲葉:あの…先生 その節は あの… 大変… あの ご無沙汰いたして…。

2人:申し訳ございませんでした!

八郎:いや… あ…。

畑山:どうか お許し下さい。

稲葉:お許し下さい!

八郎:だから いや もう ほんまにええですよ。

稲葉:あの こちら 梅でございます。

八郎:何…?

稲葉:梅でございます。

八郎:梅?

稲葉:はい。

八郎:ああ はい。

稲葉:お召し上がり下さい。

八郎:いや だから…。

稲葉:あっ! その節は…! 申し訳ございませんでした!

畑山:申し訳ありませんでした!

住田:後援会の知り合いから頼まれましてん。かわはら工房 頭下げに行くん 連れてったってくれへんかいうて…。えらい昔のことやから どうやろう思たんですけど…。

畑山:ず~っと悔やんでました。弟子 辞めさせられたからいうて 泥棒みたいなまねしてしもうたこと…。

稲葉:まねやない 泥棒や。

畑山:お前が入ろう言うたからやろ。

稲葉:釉薬の調合 知りたい言うたん そっちやろ。

畑山:盗もう言うたんは そっちやろ。

喜美子:やめえ やめえ。まだ仲悪いんか。

住田:2人で工房持ってはるそうでっせ。

喜美子:えっ!

畑山:和歌山の方に… まあ そこに至るまでは いろいろありましたけど。言い合いしながらも なんとか2人でやってます。

喜美子:陶芸 続けてるんや。

畑山:はい。

稲葉:はい。

住田:まあ 奇遇っちゅうか たまたま八郎さんもおられて 頭下げることできて よかったやん。

畑山:はい。

稲葉:はい。

畑山:ほんまに申し訳ありませんでした。

稲葉:申し訳ありませんでした!

喜美子:ええよ もう…。なあ? ほんで わざわざ和歌山から?

畑山:あっ 土を買いに来ました。

喜美子:おっ 信楽の土。

畑山:はい。土はやっぱり信楽のがいいんで。ほんで…なっ。

稲葉:あっ… う~ん… な… う~ん…。

喜美子:うん?

畑山:言えや。お前が。

稲葉:お前が言えや。

畑山:お前が言え…!

喜美子:何やのん。

住田:頭下げに来ただけやないんか?

喜美子:何やの 言うて。

畑山:実は俺ら 穴窯をやってます。

喜美子:えっ!

畑山:造ったんです。和歌山の方で 今やってるんです。

喜美子:へえ~。

畑山:前に 信楽の土を買いに来た時に ここの穴窯の話を聞いて…。

喜美子:うん。

畑山:2年くらい前です。そういう焼き方もあるんや。ほんなら 俺らもやってみようか思て。なっ?

稲葉:2人で半年かけて造りました。

喜美子:お~ すごいやん。

畑山:いろいろ調べて なっ。

稲葉:はい。

喜美子:おもろいやろ。

畑山:いや~ まだ それは…。

喜美子:まだ難しいか。

畑山:まだ うまく焼けません。穴窯の構造に問題があるんちゃうか 思て… ほんで ほんで 見せて頂きたいんです。

稲葉:喜美子さんの… 川原喜美子先生の穴窯を。

畑山:見せて下さい。

稲葉:あと 焼き方も教えて下さい。どんだけ薪 使てます?

喜美子:どんだけ たいてるん?

稲葉:3日か4日です。あと 温度はどんな感じでやってますか 教えて下さい。

畑山:教えて下さい。

喜美子:うちは2週間たいてるわ。

稲葉:2週間!

畑山:そんなに!

喜美子:よっしゃあ ほな 穴窯見せたろ。おいで。

武志:あ…! ちょ… お母ちゃん!

喜美子:うん?

武志:何言うてんねん。ほんなん よう聞きますね? 教えられるもんちゃいますよ。なあ 釉薬の調合 教えるうようなもんやろ。言うたら企業秘密ちゃうんか。

喜美子:そんなことないで。

武志:そんなことあるて。

住田:穴窯は もうそんな珍しいもんやないさかいなあ。お母さんが始めはった頃は そらわ誰もやらんよって 大きな注目浴びた。けど そっから何年たった? 今はよそでもやってる。信楽でも 穴窯やってる作家さん出てきてるで。

武志:知ってます。ほやけど…。

住田:女性でやってはるんは まだ珍しいけどな。

武志:珍しい 珍しない関係ないです。そういう話やない。

喜美子:かまへんよ。

武志:手の内 見せてええんか。

喜美子:ええんよ。はい 行くで。

稲葉:ありがとうございます!

武志:お母ちゃん!

(戸の開閉音)

八郎:2週間 今もたき続けてるんか。

武志:年に4回。毎回 火事寸前や。

八郎:ハハッ 今もそうなんや。

武志:お母ちゃん独自のやり方や。

八郎:せやな。

武志:何回も失敗して ようやくたどりついた やり方や。

八郎:よう分かってるんやな 穴窯のこと。

武志:お母ちゃんの穴窯のことはな 子どもの頃から見てきた。なのに…あんな簡単に 人に教えるやなんて 人がよすぎるわ。あかん やっぱ止めてくる。

八郎:武志。

武志:あんなん まねされたら かなわへんやん!

八郎:お母ちゃんは そんなもんやないで。もともと独自の造形力があった。それに自然のまま焼き上がる穴窯いうやり方が うまいことはまったんや。ほんで ええ作品生み出してるやろ。強い覚悟と天賦の才能でな。まねしても おんなじもんは出来へん。ほかの誰にもまねできへんもん作ってる。心配すな。

●「かわはら工房」穴窯の中

稲葉:おう~。

畑山:うわっ こんなに灰かぶってるんですか。

稲葉:傾斜も結構きつめですね。

喜美子:15度に設計してて 引きを強うしてんねん。ほやけどな 煙道にレンガ置いて 口を狭くした。見てみ。

稲葉:おっ。

畑山:あっ ほんまや。

●川原家・母屋

武志:なあ お母ちゃん。

喜美子:何?

武志:何で別れたん?お父ちゃんと別れたん 何でや。

喜美子:お父ちゃん 何してんねやろな 呼んできたら?

武志:俺な お金のことで もめてるんや思てた。穴窯やるやらんで もめてたん知ってたし お金かかるしな。借金してたんのやろ。おばあちゃんが言うてた。そういうことで もめてるんか思てたんや。ほやから お母ちゃんの作品が売れてお金が入ってきたら 戻って来る思てたんや。ハハッ 単純やな。子どもやったし…。そっから もうよう分からんくなってしもうてな。なあ 俺 覚えてんで。お母ちゃんが言うてたこと。

(回想)

喜美子:お母ちゃんが武志のこと どう思てるか知ってるやんな?

武志:大好きや。

喜美子:そや 大好きや。お父ちゃんのことも大好きやで。

武志:そうなん?

喜美子:そや。そうやで?

武志:よかった~! よかった よかった~!

(回想閉じ)

武志:さっきな お父ちゃん。お母ちゃんのこと よ~分かってるようなこと言うてた。強い覚悟と天賦の才能でほかの誰にもまねできひんもん作ってるて。なあ…お父ちゃん お母ちゃんのこと 今でも…。ちゃうか…。陶芸もな 今はやってへん言うてた。何でやろ…。あっ!
あ… 信作叔父さん呼ぼ。

喜美子:えっ?

武志:百合子叔母ちゃんでもええわ。

喜美子:何でやの 急に。

武志:3人でごはんて 気まずいやんか。

喜美子:気まずいことないで?

武志:気まずいやろ。俺かて いろいろ考えてしまうし そんなん あかんわ。電話しよ。来てくれるかな…。

喜美子:お父ちゃん呼んでくるから。みんなで楽しくごはん食べようや。なっ。

●「かわはら工房」

喜美子:おう。

八郎:えっ…。

喜美子:おう。

八郎:えっ…?

喜美子:ハチさん 呼んでええ?

八郎:えっ?

喜美子:喜美子 呼んで。

八郎:はっ?

喜美子:喜美子ぉ 呼べ。

八郎:あの…。

喜美子:ええやん もう 喜美子 呼んで。

八郎:いや… あっ えっ あ… あの…。

喜美子:もう普通にいこうや。

八郎:普通?

喜美子:ハチさん 喜美子 なっ? 普通にいこう。

八郎:何やねん いきなり。

喜美子:せやからな 何や こう… ここ? ここ? よどんでる感じあるやん。

八郎:よどんでる?

喜美子:よどんでるいうか う~ん… 重々しい。

八郎:重々しい…。

喜美子:ちゃうか ちゃうな。 こう… これ な… 何て言う? え~ ほやから…。

八郎:意識。

喜美子:えっ?

八郎:意識し合うてる。

喜美子:そや。意識し合うてるんやな。えっ うちのこと意識してる?

八郎:そら。

喜美子:意識してるん?

八郎:いや まあ してへん方がおかしいやろ。

喜美子:うちもしてる。

八郎:おおっ してるやん。

喜美子:ほな なくせ。

八郎:えっ。

喜美子:なっ? 意識し合うてる感じ はい なくして。はい はい はい はい。

八郎:いやいや「はい はい」いうて そんな いきなり… ちょちょちょ… ちょっと待ってえや。あのな 座る? もう座りましょう。

喜美子:ええ。

八郎:ちょ… もう ほな もう… えっ 何を そんな いきなり…。怒ってはるんですか?

喜美子:もう 堅苦しいのやめようや。そら いろいろ思うこともあるやろ うちかてあるわ。いや あるか? ないわ。もう分からん。もう分からんけど もう何年も前のことやで? いつまでも引きずる年でもないやん。周りに気ぃ遣わせてやで? この前の…この前のあれかて そうや。照子に信作にほんで小池ちゃんもな もううちらに気ぃ遣てたん 分かったやろ?

八郎:分かった…。

喜美子:ほやからな 普通にしよ。

八郎:ふ…ほな 普通て どういうのいう。

喜美子:せやから 何回も言うてるやん ハチさん 喜美子やん。

八郎:名前?

喜美子:ハチさんは そっからやろ? そっから変えていかんと。

八郎:あ~。

喜美子:「あ~」やないで? 言うてみ。「喜美子」言うてみ。

八郎:喜美子。

喜美子:ちゃうなあ。

八郎:もう分からへん…。

喜美子:何もないねん もう何もないねん。さっぱりとな? お互い さばさばいこうや なっ 分かる? うち できるで。もう 手ぇ触っても何ともない。ほら こんなんもできるで ほらほら。お~ハチさん 久しぶり おうおうおう おうおう…。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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