スカーレット(135話3月11日)生きるで。もっともっと生かしたる。

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第135話、ついに武志の病名を告げる喜美子。

喜美子:3年から5年や言うてた。

武志:それが…俺の余命か…。

喜美子:そや。

武志:あ…お母ちゃん ほんまに免許取るん? 今年の目標 100個言うてたな。俺まだ2個しかないわ。大変な道を行く。あと ゆっくり生きてく。あ…ゆっくりしてられへんやん。3年から5年いうんやったら ゆっくりしてる間に終わってしまうわ。今年の目標100個 もっかい考え直さなな。ヘヘッ。

喜美子:何が3年から5年や。生きるで。もっともっと生かしたる。それを言いに来たんや。死なさへん。絶対 死なさへんからな。お母ちゃんが生かしたる。なっ。

喜美子の表情が今までにない顔つきで、やはり戸田恵梨香ちゃんは別格の女優さんだと改めて実感。本日の演技は後世まで語り継がれることでしょう。

そして、武志の部屋。ベットはビールケースで出来ていて、角丸の小さなガラステーブル。昭和58年当時の若者の部屋を忠実に再現していて、美術さんグッジョブと拍手パチパチ。

スカーレット(135話3月11日)セリフ

●武志のアパート部屋

武志:ふう…。ただいま。

喜美子:あっ お帰り。

武志:何してんの。

喜美子:これ ゲームやろ。お母ちゃん 知ってんで 最近な 陶芸教室始めて 知ってること増えてきたんや。これな いっぺんやってみたかったんや。

武志:テレビないとできひんよ。

(OP)

喜美子:武志はどうなん。

武志:何が。

喜美子:次世代展。亜鉛結晶 うまくいったんやろ。

武志:大皿にな 雪を降らせてん。あの瞬間がゴールやった。

喜美子:出来上がった瞬間が?

武志:まあ 入選するしないは おまけみたいなもんやな。

喜美子:武志は賞取って世の中に出たいとか そういう気持ちはないの?

武志:いや まだ早いやろ。

喜美子:お父ちゃんが賞取ったんは 武志が生まれる前やで。

武志:ああ あの この前割った赤い皿やろ?

喜美子:うん。

武志:知ってる。今の俺の年言うてたな。

喜美子:新人賞取って結婚許してもろたんや。

武志:お母ちゃんも手伝ったんのやろ。

喜美子:ううん 隣におっただけや。

武志:おらんかったら出来ひんかった。ちゃう?お父ちゃんの作品は お母ちゃんがおったから出来たんや。

喜美子:ハハ… よう そんなこと言えるな。

武志:言えるようになったんや。まあ 大人になったいうことやな。お母ちゃんはお父ちゃんと違て 1人で穴窯やり遂げた。お父ちゃんおらんでも 作品は出来たんや。お母ちゃんも聞いたことあるやろ。お母ちゃんが陶芸家になって…お父ちゃんは負けて信楽から去ってった…。逃げた言う人もおるわ。ひょっとしたら俺かて竜也みたいにグレてたかも分からん。信楽から京都の大学行ったんはちょうどよかったんや。いろんな人に会うた。似たような境遇の人もおったで。有名な抽象画家の息子さんや服のデザインしてる有名な女性の娘さん。ほかにも親が離婚したいう人も何人もおったな。世界が広がった。信楽を離れて4年間…お父ちゃんとお母ちゃんのこと よう考えた。よう思た。戻ってきてからも考えた。今な 2人が普通に会えるようになってよかった思てんねん。新しい関係 万々歳や。

喜美子:武志のおかげや。

武志:ううん。時間のおかげや。お父ちゃんとお母ちゃんは 離れてお互いを見つめる距離と時間が必要やったんや。どうしても別々に生きていかなあかん時間が必要やった。うわっ! 大人んなったなあ ハハハッ。

喜美子:ちゃう。もの作りの道を歩き始めたからや。

武志:えっ?

喜美子:武志は歩いてるんやな もの作りの道を。

武志:なあ たこ焼き食べる?

喜美子:うん 食べようかな。

武志:俺な 別に焦ってないねん。陶芸家として認められて食べていけるようになるんは5年…いや10年… 30になってからでもええ思てる。フカ先生の教えや。近道はせえへん。あっ 今年の目標 2個目出来たやん。ゆっくり生きていく。どや? ええよぉ言うてくれへんの。

喜美子:はよ作って。

武志:おう…。

喜美子:意外ときれいにしてるんやな。

武志:うん。

喜美子:お茶でええ?

武志:あ~お茶ないわ。

喜美子:ほな コーヒーにしよか。

武志:ああ ええよ 俺やったる。座ってて 俺の部屋やし。

喜美子:ありがとう。

武志:なあ。

喜美子:うん?

武志:何で来たん。何かあったから来たんのやろ。言いたいことあったんちゃうん。

喜美子:病院行ったらしいな。名前呼ぼう思うたら帰ってしもうた言うてた。大崎先生な 心配してわざわざ うちに来てくれたんよ。ほっとけへんいうてな。担当の先生がええ先生でよかった。長いつきあいになるやろうしな。

武志:長いつきあいになるって…どういうこと。お母ちゃんに聞いてええ?

喜美子:お母ちゃんに聞かんで誰に聞くんや。

武志:もっかい病院に行って 大崎先生に…。

喜美子:ここ座り。

武志:うん。

喜美子:武志。お母ちゃんが武志のこと どう思てるか知ってる?

(回想)

武志:知ってる。好きや。

喜美子:好きちゃうわ 大好きや。

武志:おう!

喜美子:お母ちゃんはな 武志のこと大好きやで。そのことを ここに置いてよう聞きぃ?

武志:おう!

(回想閉じ)

喜美子:武志の病名はな… 白血病や。

(やかんのお湯が沸く音)

武志:あ…。

(火を止める音)

武志:そうかぁ…。そうやないかなぁ思てたんや。ちょっとな 調べてん新聞とか見て。やっぱり そやったか。ほい。あと どんだけ…あと何年…生きられるん。俺の場合 どうなっていくん?いつまで元気でいられるん。先生 何て言うてた?

喜美子:3年から5年や言うてた。

武志:それが…俺の余命か…。

喜美子:そや。

武志:あ…お母ちゃん ほんまに免許取るん? 今年の目標 100個言うてたな。俺まだ2個しかないわ。大変な道を行く。あと ゆっくり生きてく。あ…ゆっくりしてられへんやん。3年から5年いうんやったら ゆっくりしてる間に終わってしまうわ。今年の目標100個 もっかい考え直さなな。ヘヘッ。

喜美子:何が3年から5年や。生きるで。もっともっと生かしたる。それを言いに来たんや。死なさへん。絶対 死なさへんからな。お母ちゃんが生かしたる。なっ。

●滋賀県立病院・診察室

武志:これからは 俺にも言うて下さい。

大崎:じゃあ 改めてよろしくお願いしますかな。

武志:はい! よろしくお願いします。

大崎:はい。今の飲み薬の量では効果が不十分なので 少し入院して抗がん剤の量を増やしたいんだけど どうかな。

武志:はい。

1週間後に入院することが決まりました。

●「かわはら工房」

武志:悪いな お父ちゃん。

八郎:うん? 何や いきなり。何かあったんか。

武志:何もないで。

喜美子:思い立っただけやなあ。

八郎:もう 電話でいきなり葉書持ってきてぇ言われてみぃ。また何かあったんかなと思うやんか それ。

喜美子:何かあると思うん。

八郎:そら 思うで 葉書やで?

喜美子:何で?

八郎:何でて…。

喜美子:葉書やん。ただの…。

八郎:ほやから…。

武志:なあなあ 見せて見せて…。おっほほっ これやこれ。ええなあ。亜鉛結晶の次はな これにしよう思うねん。

八郎:えっ。

武志:この色 このイメージに俺は挑戦すんねん。

八郎:ほんま どないしたん。

武志:無性にやりたいんや。一生懸命挑戦したい。

喜美子:お父ちゃんにできへんかったもんを 武志にできるんやろか。

八郎:いや~難しいでえ。

喜美子:弱音吐くんちゃうか?

武志:そんな根性なしちゃうわ! やると決めたらやる。次の夢や。これが俺の夢や。

八郎:あっ…?

武志:やったるでえ~!

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

スカーレットのネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り

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