朝ドラ「スカーレット」第149話、信作が企画した信楽のみんなの陶芸展の開催初日。会場には知らせを受けた草間やちや子の姿も。ジョージ富士川もやってきて、急遽ワークショップを開催。
ジョージ富士川:「今日が私の1日なら」私はどんな1日にしますか。さあ 好きに書いてや。何でも好きに書いてやぁ」。
そこで武志が書いた言葉が「いつもと変わらない1日は特別な1日」。
喜美子は武志や仲間を連れてびわ湖へ。そして明日は最終回。
スカーレット(149話3月27日)セリフ
●川原家・玄関兼台所
(戸が開く音)
武志:おはよう。
喜美子:おはよう。
「みんなの陶芸展」初日です。
八郎:おはよう。
喜美子:おはよう。
武志:おはよう。
喜美子:早いなあ。また それ何 持ってきてくれたん。
八郎:名古屋のお土産なぁ 来てくれた人に配ろう思て。
喜美子:ありがとう。ほやけど 何人来る思うてるん。
八郎:足りひん?
喜美子:足りひんやろう。
八郎:あちゃ~。
喜美子:朝ごはん 一緒に食べる?
八郎:ああ 食べる。どや?
武志:うん 昨日が10のうち 4やったとしたら 今日は7…いや 8やな。
八郎:おっ ええなあ。
武志:なあ 川原武志のコーナーな もう こ~んな広いんやで。
八郎:そんなに作品ないやろ。
武志:100個ぐらい並べたった。
八郎:うそやん。
●「みんなの陶芸展」会場
(作品を見て回る草間とちや子)
芽ぐみ:いやいや…お米屋畳め言うてんのとちゃうで? お米以外にも売ってこういうてんのや。何かこう手軽で安いもん。
学:安いもんて何やねん。
芽ぐみ:あっ!
学:うん?
芽ぐみ:おお~! きれいやな。
学:これか。
芽ぐみ:ええなあ。
学:すごっ。
♪
ちや子:堀中ヤスエ先生の。
草間:あっ やっぱり そうですよね? 市会議員の。
ちや子:庵堂です。暮れでしたっけ。暮れの…え~ 出版記念パーティー。先生の本の台湾版 担当されて。
草間:あっ 翻訳を頼まれて。
ちや子:出版社社長の挨拶がえろう長くて…で あくびしてたら…。
草間:目が合いましたね。
ちや子:目が合いました。
(笑い声)
ちや子:え~びっくりした。
草間:そうですね こんな所で…。
ちや子:こんなとこでお会いするとは。
照子:あっ 草間さ~ん!
草間:アハハハッ。
照子:あ~!来てはったんですか。
草間:うん。
照子:ご無沙汰してます。
草間:照子ちゃん。あっ 照子さん。
照子:いや 照ちゃんでええですよ 照ちゃんで。あっ 敏春さん 草間流柔道の。
敏春:あかまつで一度。それ以来ですね。ご無沙汰してます。
草間:ご無沙汰してます。
敏春:息子の竜也です。
草間:あ~そうですか。初めまして。
竜也:どうも。
照子:いや ちゃんと挨拶せえ。
●川原家・玄関兼台所
(戸が開く音)
八郎:ごめんな もう大丈夫やで。
真奈:はい。
●川原家・武志の部屋
武志:ゆうべな 夢見てん。
喜美子:ほう。
武志:「みんなの陶芸展」の。俺のコーナーには だ~れも来ぃひん。川原武志の作品はみんな素通りや。
喜美子:そらきっつい夢やな。
武志:夢やのうても思たりせえへんの?
喜美子:うん?
武志:作品作っても誰も相手にしてくれへん。足を止めて見てくれる人は誰もおらん。なあ お母ちゃんも思たりせえへんの? 誰一人として認めてくれへん。
喜美子:一人もおらんいうことはないからな。
武志:おらんいうこともあるやろ。
喜美子:一人は絶対いるで。自分や。迷うた時はその一人に聞いたらええ。その一人だけは絶対に味方や。はい。
武志:あ…。
喜美子:着替えや。
武志:うん。
●「みんなの陶芸展」会場
ちや子:うち そろそろ行こかな。
草間:あ…お仕事ですか。
ちや子:スケジュール ぎっちぎちなんで。草間さん お仕事は?
草間:今はのんびりしてます。翻訳や通訳の仕事を時々頼まれてやるぐらいで。
ちや子:お住まいはどちらです?
草間:神戸です。
ちや子:いや~ええとこやん。草間さん 何や 神戸みたいにシュッとしてはりますもんねえ。
草間:え…ヘヘヘヘッ…。
ちや子:ハハハハハッ すんません。何や 昔から知ってるような気ぃして。
草間:僕もそんな気がしてきました。
ちや子:悪い もうちょっとお話 してたいけど行きますわ。
草間:はい。
ちや子:喜美ちゃんにはまた連絡するし。失礼します。お会いできてよかったです。
草間:はい。また。
ちや子:また。そや。これ ちや子さんからや言うて武志君に。力あげといてもらえます? ほな また。
草間:是非 また。
♪
武志:ありがとうございます。
草間:今のは庵堂さんから。今度は僕から。
武志:ああっ 強い。
草間:ああ…ごめん。
武志:いえ ありがとうございました。
草間:作品 心惹かれる とてもいい作品ですね。ありがとう。
武志:いえ。ほんま ありがとうございます。ほな 行こか。失礼します。
真奈:失礼します。
喜美子:ありがとうございます。
八郎:ありがとうございました。
草間:いえ。元気そうだね。
喜美子:草間さんも元気そうで。変わりませんねえ。
草間:2人は…。
喜美子:あっ 助けてもろてます。時々 名古屋から来てもろて支えられてます。
八郎:僕の方が支えられてるとこありますけど。
喜美子:それにしても草間さんとちや子さん…。
草間:ああ 僕も驚いたよ。
喜美子:ハハハッ そんな偶然あるんですね。
陽子:あら?
大野:あら。
陽子:あら~!
大野:えらい懐かしい人おった。
陽子:草間さんやないですか!
大野:お久しぶりです。まだ柔道やってますか。
陽子:変わらへんわなあ。
(笑い声)
八郎:百合ちゃん。
桜と桃:あっ こんにちは!
百合子:こんにちは。
♪
真奈:こういうの作ってぇや。
武志:自分で作りぃや。
真奈:ええ?
桜:武にい!
武志:おっ 2人とも上手に出来てるやん。見たで。
桜:武にいのも見たで。よう出来てました!
桃:きれいやったなぁ。
武志:フフフッ ありがとう。
桜:あんな ピアノの発表会 来てくれる?
武志:ええよ。
桜:彼女も来て下さい!
真奈:あっ 彼女。
武志:アハハハッ。
真奈:行きます ありがとうございます。
武志:発表会いつ?
桃:春や 4月やぁ。
武志:分かった。じゃあ 楽しみにしてるな。
桜と桃:約束ぅ!
武志:約束…。
真奈:うん?
武志:うん?
桜と桃:♪「約束 約束 や~くそくぅ」
武志:何 これ…。最近こんなんなん?
真奈:分からへん。
武志:何なん これ。
桜と桃と武志:♪「や~くそくぅ」
真奈:楽しい。
♪
信作:すいません。
客:ありがとうございました。
喜美子:ありがとうございました。
信作:喜美子。
鳥居:こちらでございます。
ジョージ富士川:あ~。
喜美子:ご無沙汰しております。
ジョージ富士川:川原喜美子さん お招きありがとうございます。
喜美子:こちらこそありがとうございます。
ジョージ富士川:いえいえ…。ああ。ええ色 出てるなあ。器は使われることでまた違った魅力を見せてくれるんやなあ。
喜美子:フフ…。
ジョージ富士川:フフフッ…。ほう~。
喜美子:あっ 息子の武志です。
武志:どうも。
ジョージ富士川:あ~ああ。
武志:ありがとうございます。あ…前に京美大で講演会 お聞きしました。
ジョージ富士川:ああ そう。ちっちゃい頃に実演会もやったんやで?
武志:それは ちょっと覚えてなくて…。
ジョージ富士川:ハハッ かわいかったでぇ。こんなもんやったか こんなもん…。
(笑い声)
武志:そや あの… よかったら これにサイン…お願いできますか。
ジョージ富士川:うれしいなあ。買うてくれたんや。
武志:はい。
ジョージ富士川:ああ そうか。そや!
♪
(にぎやかな声)
ジョージ富士川:「今日が私の1日なら」私はどんな1日にしますか。さあ 好きに書いてや。何でも好きに書いてやぁ。さあ 来~い! さあ 来~い!
(子どもたちのはしゃぐ声)
子ども:何でもいい?
ジョージ富士川:ええよ ええよ 何でも。どこでもええからな。何書くんやぁ? ああ ええなああ。どんどん書きやあ。
(にぎやかな声)
ジョージ富士川:どんどん書いてやあ。
武志が書いた言葉:「いつもと変わらない1日は特別な1日 武志」
●滋賀県立病院・診察室
大崎:うん 大丈夫かな。じゃあ 暖かくして気を付けて。
武志:はい。じゃあ 失礼します。ありがとうございました。
●琵琶湖・湖畔
百合子:分かってんのぉ?
信作:大丈夫かあ?
直子:多分な。
百合子:ほんまあ?
直子:うん。
信作:びちびちやのう。
百合子:ほんまやあ。
直子:うるさいな。
大輔:服装 間違えてるでえ おばちゃんも。
照子:何?
直子:海やぁ~!
信作:おっ ほんまや! 海やぁ! 百合子 海やでえ ハハハ…。
百合子:待ちぃ!
直子:海やぁ!
信作:あ~よかったよかった 晴れて。あ~。
大輔:さあ どんなもんや。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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