スカーレット15話10月16日 ナレーション(語り)は中條誠子アナ

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第15話、喜美ちゃんが荒木荘で働けるようになり、まずは安泰。そして気付いたのが、ナレーション(語り)の多さ。

朝ドラのここ数作の中でも、ダントツに多いのではないでしょうか。しかも喜美ちゃんの気持ちを代弁して「お母ちゃん 楽しいで~!」の声演技まで。

ナレーションを担当しているのは、NHKのアナウンサー・中條誠子(なかじょう せいこ)さん。

兵庫県宝塚市生まれということで、納得安心の関西弁という感じでしょうか。

NHKアナウンス室・中條誠子

「スカーレット」15話10月16日

大久保:断言します。あんたには無理や。信楽帰り。

父と母の思いを受けて 喜美子は強く決意しました。

●荒木荘

大久保:おはようさん。

マスター:アハハハハ…。

大久保:はよおますな。

マスター:新装開店しからまた来て下さいね。

大久保:ええなあ。楽しみにしてます。

マスター:ハハッ お願いしときます。

喜美子:おはようございます。

大久保:何や?

喜美子:忘れんうちに 頂いたお金 お返ししときます。

さだ:おお 早いねえ。

喜美子:おはようございます。

さであ:おはよう。張り切ってるねえ。フフッ。

大久保:どういうこと?

さだ:いや 信楽に帰れるからやろ?

喜美子:帰りません。予定どおり ここで働かせてもらいます。

さだ:ええ!? いや 昨日は納得してたやん。

ちや子:ただいま。

さだ:お帰り。

喜美子:お帰りなさい。

さだ:大変やな また朝まで?

ちや子:お茶 頼んでもよろしい?

大久保:もちろん。すぐ ごはんしますよって。

さだ:そやそや…。

喜美子:あっ… あの…。あの… うちの話 聞いて頂けますか?

さだ:そんなにここで働きたいん?

喜美子:はい! 聞いて頂けますか?

圭介:どないしたんですか? みんなそろって。

さだ:ああ おはよう。

喜美子:おはようございます。

圭介:おはようございます。おはようございます。

大久保:おはよう。ごめんな 起こしてもうたな。

圭介:いえいえ。僕もお茶濃いの お願いします。

ちや子:あっ うちも いつもより濃いの飲みたいわ。

さだ:ず~っと起きてたん?

圭介:再試験の勉強で…。

喜美子:あの…。

圭介:どないしたん?

さだ:何や 話聞いてほしいんやて。

圭介:何を?

喜美子:大久保さんのことです。

圭介:えっ?

喜美子:大久保さんのこと ず~っと ず~っと考えてました。

さだ:あら 何や 大久保さんのことやて。

喜美子:うちには務まらんて断言されました。大久保さんが今 うちの…柔道で言うところの対戦相手や。…と思いました。

圭介:アハッ。

喜美子:うち 柔道やってましてん。草間さんいう人から草間流柔道。

大久保:何の話や。

ちや子:おもろいな。

圭介:聞きましょうよ。

喜美子:草間流柔道は 相手を敬うことから始めます。大久保さんは お子さんを…4人育て上げて 厳しいおしゅうとめさんも看取って 家ん中のこと ごはん作ったり掃除したり 洗濯したり ずっとやってきやった。そう聞きました。すごいことやと思います。すばらしいんとちゃいますか? すばらしいことやのに 大久保さんは家ん中の仕事は誰にでもできる言わはりました。そやろか? 大久保さんが作ったごはんは 大久保さんにしかできひんのとちゃう? ほらもう ゆうべのごはん えらいおいしかったです。

大久保:何の話や。

喜美子:お皿のことも 心を込めて磨いたお皿は そうでないお皿と同じ?う~ん そやろか?うちは…うちは「誰ででもできる仕事やない 家ん中の仕事もすばらしい仕事や」いつか「あんたにしかできひん」「参りました」言わせてみたい。そう思いました。どうか雇って下さい。働かせて下さい!戦わせて下さい お願いします!

大久保:戦うて 子ども相手にアホらしもない。さあ はよごはんの支度せんと。

圭介:フッ。

喜美子:あ… うちが… うちが!?

さだ:大久保さ~ん この子にお茶いれてもろて ええんやね~?

喜美子:ありがとうございます!一生懸命 心を込めて働かせて頂きます!ありがとうございます。ありがとうございます!ありがとうございます!

大久保:ちゃっちゃとしなはれ!

喜美子:はい!

●荒木荘・洗面所

ちや子:はあ…。

圭介:ちや子さん また朝まで? 何か事件?

ちや子:淀川の溺死体や。自殺か他殺か 事故か事件か。

圭介:何や「身元不明」や書いてありましたね。

ちや子:何新聞!?

圭介:ちや子さんとこの新聞や。

ちや子:ああ 見てくれたん あれ書いたの うちやで。「30代から40代と見られる男の溺死体 死後1週間か」。何?

圭介:ここ数日 顔合わせてへん。朝 みんなでしゃべってる時も 出てけえへんかったし…。
ちや子:フフフフッ。

ここには もう一人住人がいます。一番広い部屋に一番長く住んでいます。

●荒木荘・雄太郎の部屋の前

ちや子:雄太郎さん! おるの? おらんの!?

圭介:雄太郎さん ちや子さんのこと苦手やから…。

(ノック)

圭介:雄太郎さ~ん? 圭介です。

ちや子:圭ちゃんのことも 顔見たら落ち込む言うてたで。

圭介:えっ 何で!?

ちや子:おんなじ男やのに 何でこないちゃうねんやろう。

圭介:何 言うてますの。

喜美子:あの~ 洗濯物 大久保さんがありますか言うてます。

ちや子:ここ挨拶した?

圭介:田中雄太郎さんて人住んでんねん。市役所に勤めとったんやけど 辞めてもうてな。時々 閉じこもって出てけえへんねん。ごはんもな 食べたり食べへんかったり。

喜美子:えっ…。

(ノック)

喜美子:おはようございます。川原喜美子と申します。まだお休みとちゃいますか?

ちや子:ほんまに淀川やったら しゃれならんな。

喜美子:淀川?

圭介:淀川の溺死体 30代から40代の男や。

ちや子:雄太郎さんも30代から40代の男や。ちょっと変わったことする人やから。

圭介:ちや子さんには言われたないやろうけどな。

(ノック)

喜美子:田中さん!? 雄太郎さん!? いやはったら出てきて下さい! 雄太郎さん!?

雄太郎:おはようございます。

喜美子:雄太郎さんですか?

雄太郎:兄さ~ん?

喜美子:弟さん… 雄太郎さん 中にいやはるんですね?

雄太郎:兄さん? 呼んではる。

喜美子:弟さん いやはったんですね。

雄太郎:うっす。ういっす。おお うっす。

喜美子:雄太郎さん?

雄太郎:雄太郎。お前も挨拶しい!

喜美子:えっ?

雄太郎:3つ子。うん。

喜美子:3つ子?

雄太郎:うん。

喜美子:ああ 3つ子。

雄太郎:うん うん。

喜美子:3つ子。

雄太郎:ほら ぐずぐずせんと 雄太郎 お前! 挨拶せんか お前は!

喜美子:あっ 怒… 怒らんといて下さい!

雄太郎:痛い 兄貴 何すんねん。

喜美子:殴らんといて! あの… そんな怒らんといて下さい。

雄太郎:兄さん やめたげて!

喜美子:やめて下さい!

雄太郎:(女性の声まねで)やめたげて~!

喜美子:お… 女の人もいやはるんですか!?あの…。

雄太郎:どうも。田中雄太郎です。

ちょっとどころか かなり変わったことをする人でした。

喜美子:アハハハハッ 楽しい! アハハハハハ…。何それ~!?

荒木荘の朝は早いです。慣れないうちは 4時半に起きるようにと言われました。表の掃き掃除。

新聞配達員:おはようございます。

喜美子:おはようございます。

新聞配達員:はい どうぞ。

喜美子:ご苦労さまです。

新聞配達員:どうも。

廊下の掃き掃除。掃く場所や たまるゴミの違いによってほうきを使い分けるよう考えなさいと言われました。

喜美子:おはようございます。

大久保:おはようさん。

大久保:いつまで洗うてはんねんな。ちゃっちゃと炊きなはんかいな。

喜美子:すみません。

さだ:あ~。あ~ おはようさん。

大久保:おはようございます。

荒木荘の人たちは起きてくる時間も出かける時間も違います。

さだ:はい ほな行っています。よいしょ…。

圭介:おはよう。

喜美子:おはようございます。

頼まれたらお弁当も用意します。

喜美子:どうぞ。

圭介:ありがとう。

喜美子:お気を付けて。

圭介:行ってきます。

大久保:行ってらっしゃい。

大久保:ほな 一升 お頼申します。

御用聞き:毎度から。

大久保:それと…。

喜美子:は~い。今日は…。

御用聞き:今日はね タケノコ ええのおまっせ。

喜美子:今日はね タマネギ3つ…。

買い物や御用聞きの対応も大事な仕事です。
洗濯は家族ではないので まとめて洗うことはできません。きちんと分けます。

雄太郎:あの~…。

大久保:おはようさん。

喜美子:おはようございます。

雄太郎:おはよう。何か食べるもんある?

大久保:あるで。はい。

喜美子:はい。

市役所勤めを辞めた雄太郎さんが 何をしているのかは分かりません。住人の私生活の詮索は遠慮するようにと言われました。

冷たくなったごはんは 蒸し器で蒸して温め直します。

喜美子:お待たせしました。

夕ごはんも みんなバラバラ 好みもそれぞれ違います。

喜美子:おいしいですよ。

圭介:頂きます。

そのつど そのつど用意して…。

喜美子:どうぞ。

さだ:ありがとう。

空いた時間に自分のごはん。

喜美子:お帰りなさい。

ちや子:ただいま。

大久保:お帰りやす。

ちや子:ごはん…。

喜美子:はい 今すぐ。

覚えること 考えること いっぱいあって 自由な時間はほとんどありません。ほっとするのは 寝る前のひとときです。でも喜美子は初めての葉書にこう書きました。「お母ちゃん 楽しいで~!」。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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