朝ドラ「スカーレット」第52話、フカ先生は長崎で30代の森田隼人の弟子になり、1番弟子の池ノ内は京都の土産物屋で絵付け教室の先生に、2番弟子の磯貝は大阪の専門学校の陶芸科の先生に。
そして喜美子は丸熊陶業でただ一人の絵付け師として気張るということで、少々遅くなりましたが今週もよろしくお願いいたします。
それにしても加山の番頭さん、相変わらずひと言多いし(笑)、隣の若い社員の役名が欲しいところです。
スカーレット(52話11月28日)セリフ
●丸熊陶業・絵付作業場
喜美子:ずるいわ!言うてえや! 教えてえや! ずるいわ!
八郎:あの…。
♪
喜美子:あかん。
八郎:あ~。
喜美子:まあ まあ まあ。
八郎:あっ?
喜美子:座って座って。
八郎:いや いや いや あの…。
喜美子:ここはひとつ ほら 座って ひとつお願いします。はい。
八郎:はあ…。
喜美子:どういうことか 聞かせて下さい。
八郎:せやから 僕の口から言うこととちゃいますよ。
喜美子:言うてましたよ もう結構言うてましたよ?
八郎:知らんかったとは知らんかったから…。
喜美子:大体 うちが知らんのに 何で十代田さんが知ってんの?
八郎:事務所で聞いて… そのあと先生からも…。早々に旅立つ言うてはったから…。
喜美子:どこに?
八郎:長崎です。
喜美子:長崎?
八郎:引き際は潔く… 若い世代を中心に 丸熊陶業を大改造されるのを遠くの地から応援する言うてはりました。あのやっぱり こういうことは先生から直接…。
喜美子:引退いうことでしょう? フカ先生…もう引退しはるおつもりなんですね。
八郎:違います。違うんです。僕もそう思て聞きました。
(回想)
八郎:深野先生…どういうことです!?
深野:ほやから… もう…。そういうことや。
八郎:引退されるんですか!?
深野:新しい挑戦や!
(回想閉じ)
喜美子:挑戦?
八郎:そうです。長崎に絵付けの研究をされてる方がいてはるそうです。若い30代の男性で 名前 何ちゅうたかな…。森田や 森田隼人言うてました。お弟子さんになるそうです。
喜美子:は…?
八郎:深野先生は 先生を辞めて お弟子さんになるんです。
喜美子:はあ!?
(回想)
深野:前々からちょっとは考えてたことやねんけどな。手紙書いたら ほな すぐ来い言われてん。
(回想閉じ)
八郎:ほんで バタバタっと事が動いて。手紙には ご自分の年齢は書かんかったそうです。
(回想)
深野:行ったら びっくりするやろな!
(回想閉じ)
八郎:すごいですよ。森田隼人は ご自分の親御さんより年上のお弟子さんを迎えることになるんです。
喜美子:すごいんは 森田隼人じゃなくて…。
八郎:ああ… はい。すごいんは 深野先生です。ゆくゆくは さまざまな工芸品に 絵付けの技術を生かすことを考える 言うてはりました。まだまだ先を見据えておられるんです。
喜美子:すごいな…。
八郎:すごいです。
喜美子:挑戦するんや…。
八郎:新しい挑戦です。
喜美子:かっこええな。
八郎:かっこええ。
喜美子:フカ先生な 絵付けやってる時 ニコニコして…。調子ええ時は…。こうやって踊りはるんです。
八郎:えっ? それ 踊りですか?
喜美子:踊りですぅ。
八郎:踊りですか?
喜美子:踊りですよ。
八郎:踊ってるんですか。これは 踊りちゃうけどな…。
(笑い声)
喜美子:うち フカ先生大好きです。尊敬して信頼して…。フカ先生に… フカ先生やから ついていこ思て… 3年間頑張って…。今もお給金ちょっとでもかまへん そんなん かまへん フカ先生のもとでやれるんやったら…。そう思て… 絵付け…。ここで絵付けを…。先生についていこかな…。うちも長崎行こかな…。すみません。
八郎:いえ… すいません。
喜美子:ありがとう 教えてくれて。
八郎:いえ。
喜美子:火まつり…。もし行けるんやったら…。
八郎:はい。
喜美子:歩くんは 先生 うち 十代田さんの順番で。
八郎:はい。
喜美子:ええの?
八郎:ええよ。フフ…。
喜美子:エヘヘッ。さっき すいません 痛かったでしょ?
八郎:痛かったわ~。
喜美子:すみません。
八郎:ハハハッ いえ…。ええ人や思いますよ。
喜美子:うん?
八郎:森田隼人。深野先生がついていこう思た人やし。
喜美子:そやな…。
八郎:絵付けやってる人に悪い人おりません。
喜美子:おっ!
八郎:絵ぇ描きはる人は 優しい。
喜美子:おっほほほ… うれしいな。はあ 落ち込んでる場合やないですね。ほな 残り少ない日々やん しっかりやらんと。
八郎:うん。ほな。
喜美子:ほな。
八郎:痛かったわ~。
喜美子:ハハッ しつこいわ!
(笑い声)
八郎:じゃあ…。
♪
喜美子:あっ やりますね。
深野:おう ありがとな。
喜美子:はい。
深野:あっ あっ あっ あ~ あ~ あ~ ぱっ ぱっ…。
池ノ内:あ…。
深野:ああ。
♪
喜美子:22345678。32345678。
池ノ内:フカ先生。
深野:うん?
磯貝:先生!
深野:いやいや…。
♪:
深野:今日は少し笑みが足りんなあ。
喜美子:あ… そうですかあ?
深野:キュウちゃんにも 話 せんとあかんなあ。帰り 一緒にごはん行こか?
喜美子:はい。
●丸熊陶業・事務室
喜美子:はい 先生たちと あかまつで晩ごはんを… はい。あ… 遅うなるて 伝えてもろてええんですか? ほな すいません お願いします。ありがとうございました。
加山:大野雑貨店さん?
喜美子:はい。
加山:いつまでも電話借りてないで 川原さんとこも電話ひいたらどうです?
喜美子:はあ…。
敏春:加山さん 車屋さんに渡す名義変更の書類 足りひんかった。もう一枚残ってへんか 見てくれはりますか?
加山:はい。
喜美子:あの… 照子の調子はどうですか?
敏春:聞いたん?
喜美子:はい おめでとうございます。
敏春:まだ実感ないけど…。本人は日によって気持ち悪い言うて 寝込んだりしてます。
喜美子:ほな お大事にて伝えて下さい。
敏春:うん ありがとう。
加山:川原さんは 変わらずにいるんでしょ?
敏春:ああ その話もせなあかんな。
加山:ありました ありました。
敏春:おお おおきに。深野先生を慕って 絵付けの道に入ったから 先生がいてはらへんようになったら辞めるんちゃうかて照子が言うてました。長崎ついていくんちゃうかて。
加山:川原さんにまで辞められたら 困るんちゃいます? 一応 マスコットガールやし。
敏春:そんな言うたら負担になるわ…。無理して丸熊陶業にしがみつくことないですよ?
●居酒屋「あかまつ」
池ノ内:僕な 京都の割に大きい土産物屋さんで 絵付けの教室開くことにしたんよ。
喜美子:教室?
池ノ内:うん。観光に来たお客さんにな 絵付けを教える教室の先生になるわ。
喜美子:先生。
池ノ内:うん。
深野:2番も教える方に行くんやったな?
磯貝:はい。大阪の専門学校の陶芸科の先生に。
喜美子:ほな 2人は先生にならはるんですね。
深野:そや 2人は先生や。…で こっちは長崎で森田隼人の弟子になる。おもろいなあ。おもろいわ 人生。楽しみやな。
池ノ内:楽しみですね。
磯貝:緊張します。
深野:残るは キュウちゃんや。キュウちゃんは このまま丸熊陶業でしっかり気張りぃ? そんな顔すな 信楽初の女性絵付け師や! これからはそれぞれが ぞれぞれの道で絵付けを頑張るんや。
池ノ内:はい。
磯貝:はい!
喜美子:はい。
深野:おう。
池ノ内:はい。
磯貝:ほな…。
池ノ内:ほな 深野組… 解散でええですか?
深野:う~ん…。ええよぉ。
池ノ内:かんぱ~い。
喜美子と磯貝:乾杯!
深野:乾杯。ほな 酔うて つまみと間違うて おしぼり食べ始めたら 止めてな?
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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