スカーレット(55話12月2日)八郎「気ぃ付いたら自然と好きになってた」

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第55話、八郎:絵ぇ描くことより 好きなこと見つけたんです。喜美子:それが陶芸?八郎:うん。喜美子:きっかけは何?八郎:美術部の先生がやってて 面白そうやから やらしてもらって… あの… つまらん話や… 運命的な出会いをしたわけでも劇的な瞬間があったわけでも何でもない。気ぃ付いたら 自然と好きになってた。喜美子:つまらん話やないわ ええ話や。

NHK大阪らしさが色濃く出た今朝の「スカーレット」。喜美子と八郎のノリツッコミ合戦は、喜美子に軍配を上げて、週の頭の月曜日、お互いに頑張りましょう!

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スカーレット(55話12月2日)セリフ

喜美子:12345678。22345678。

深野先生たちは信楽を去っていきました。丸熊陶業の絵付け係は喜美子一人のまま 寂しい秋を迎えました。

喜美子:これが…うちの絵付け火鉢…。

照子:ええ感じやん。

喜美子:ありがとう。すりすりしよ。

●丸熊陶業・商品開発室

喜美子:あ…ご苦労さまでございますぅ。

一徹:おっ ご苦労さんです。絵付け火鉢 出来たん?

喜美子:はい。

秋安:おめでとうございます。

喜美子:ありがとうございます。十代田さん いはります? 見たい言うてはったんで。

一徹:いてるけど…まあ 今日の仕事は終わったさかい ええけど… なっ?

秋安:何や やってますわ。

一徹:集中してるからな 静か~に入った方がええで。

喜美子:あっ はい。

(粘土をたたく音)

陶芸に取り組む八郎を見たのは この時が初めてでした。

八郎:はあ…。 ああ! いつから そこに…?

喜美子:声かけたら邪魔かな思て…。

八郎:いや 全く気ぃ付かんで…。アホちゃうんか。すいませんでした。

喜美子:いえ すいません。

八郎:何か?

喜美子:あ… ああ!

八郎:えっ?

喜美子:これです これ!

八郎:えっ? えっ えっ ちょっと…。

喜美子:前に試作品完成したら見たい 言うてはったじゃないですか?これ 持ってきたんです。

八郎:川原さんの絵付け火鉢?

喜美子:はい!

八郎:うわあ…。

喜美子:アハハハ…。

八郎:これですか…!

喜美子:はい!

八郎:うわ~深野先生が見たら何て言いはったやろ…。

喜美子:そら きっと…。

八郎:きっと?

2人:ええよぉ。

八郎:アッハッハッハ…。うわ~ どんな人が買うてくれるんやろ…。うれしいですね? いとおしいですねえ?

喜美子:うち 前に新聞で紹介されたやないですか 信楽初の女性絵付けいうて。

八郎:マスコットガール ミッコー。アッハハ。

喜美子:おかげで この絵付け火鉢の注文 順調に入ってきてるんです。まあ 言うても えらい数やのうて うち一人でもなんとかやれるくらい。

八郎:あの…。

喜美子:はい。

八郎:話 してたいんやけど 土が固うなってしまうんで。

喜美子:ああ すみません。

八郎:ああ いや…。

喜美子:仕事終わった聞いてたんで… すいません 邪魔して。

八郎:仕事ちゃいますよ?

喜美子:えっ?

八郎:仕事やのうて これは…。あの… やりながら 話 してもいいですか?

喜美子:もちろんです。ええです ええです。

八郎:すいません。電気窯が入ったんで…。分かります? そこの それ 電気窯 珍しいでしょう。

喜美子:へえ~ これが電気窯…。

八郎:若社長にお願いしたんです。自分の作品を作りたいから 使わせてもらわれへんか。

喜美子:自分の作品?

八郎:ええ。そしたら 仕事さえしっかりやってくれたら 仕事が始まる前と終わったあと 朝夕2時間ほど 自由に使てかめへんよて。お許し頂きました。

喜美子:朝夕2時間…。

八郎:ありがたいことです。これでやっと… ここに来てからやっと 自分の作品作りができるようになりました。

喜美子:ほんで これは? 何を作ってはるんです?

八郎:大鉢です。うどん皿や。

喜美子:ああ。注文受けて? 誰かに作ってほしい言われて?

八郎:アハハ… そやったら うれしいなあ。欲しい言われて その人のために作って。ほんで 僕の作った器でおいしそうに食べてもらえたら…。

喜美子:頼まれたんちゃうんか…。

八郎:いや 今はまだ そんなん…。僕は陶芸家やないんで。

喜美子:陶芸家を目指してはるん?

八郎:なりたいなあ思てます。

喜美子:ほやけど 十代田さん 学校出はったでしょう?

八郎:そら 基本は学びましたけど…。川原さん。

喜美子:はい。

八郎:学校出たからいうて はい 今日から陶芸家ですぅ なんてわけにいきますか?

喜美子:いきませんか?

八郎:いきません。

八郎:自分の作品を世に認めてもらって う~ん… そやなあ… 独り立ちして 食べていけるようになるんは 4年 5年…いやもっと 何年かかるか分からへん。このろくろも ほんまに使えるようになるんは 2年3年かかるいわれてます。

喜美子:へえ~!

八郎:すいません。

喜美子:すいません。そうかあ… そうなんや…。十代田さんは陶芸家として食べていけるようになるのんを目指してはるんですね…。

八郎:いつか… 僕の祖父が深野先生の絵を大事に大事に飾っていたように 誰かにとって 大事な大事な宝物になるような…そういう作品を作るのが僕の夢です。夢 その1です。

喜美子:1?

八郎:フフフ…。

喜美子:えっ ほな その2もあるってこと?

八郎:その3もあります。

喜美子:3も! 欲張りやなあ。何ですぅ?

八郎:よう言わん。

喜美子:ええ! 何で?

八郎:言わん 言わん。

喜美子:このまま見ててもええですか? うち よう考えたら こうやって間近でじっくり見たことないんです。子どもの頃 慶乃川さんいう陶工さんと仲ようさせてもろて ほんのちょっと陶芸のことを聞いたくらいで。

八郎:よしのがわさん…。

喜美子:今は信楽にはいはりません。陶芸家はお金にならん言うてました。

(苦笑)

喜美子:うち 中学出て 大阪に働きに出たんです。

八郎:そうなんですか。

喜美子:戻ってきてから絵付けを始めました。始めてからは もう絵付けに必死で。絵付け以外のことは目に入っても心に留まらんかった。

八郎:ほな 陶芸をやったことは…。

喜美子:ないです 一度も。土を練ったこともない。

八郎:そうなんや…。

喜美子:ほやから見てたい。ずっと見てたい。

八郎:そんなん…改めて言われたら恥ずかしいな…。

喜美子:えっ 何 今更?

八郎:いや… 何や 見られてることを急に意識してしまうさかい…。

喜美子:いやいや いやいや 何 今更?

八郎:いや ほんまに。

喜美子:ええ? ほな… こんな目ぇして見ときましょか。

八郎:それ やらしいんちゃう?

喜美子:ええ? ほな 閉じましょか? 見えへんやん!

八郎:何 言うてんねん。

喜美子:ほな… あっ この戸の向こうに隠れて…。

八郎:うん?

喜美子:見えへんやん!

八郎:何やってんねん。

喜美子:ほな ほな… あっ こういう感じでおるかおらんか 分からへんような感じで見てます…。

八郎:いや おるやん。

喜美子:気のせい。

八郎:気のせいちゃう。おるやん。

喜美子:おらん。

八郎:あら ほんまや おらんな。って おるやん!

(笑い声)

八郎:もう やめえ やめえ。

喜美子:恥ずかしい言うから。

八郎:もう分かった。

喜美子:えっ?

八郎:分かりました。

喜美子:ほな ええ? ここにいてもええですか?

八郎:しゃあないなあ…。座って見ときな。

喜美子:はい。

八郎:フフフフ…。

喜美子:えっ?

八郎:フフフフ…。

喜美子:ええ 何? 怖い怖い 何?

(笑い声)

喜美子:えっ 何 何? 怖い怖い 何や?

八郎:さっきの… もうええです。

喜美子:ええことないよ 何です?

(笑い声)

八郎:違う 思い出して…。

喜美子:ああ 思い出し笑いか。

八郎:こんな顔してたで。

喜美子:してへんよ!真面目にやりぃ。

八郎:どっちがや!

(笑い声)

喜美子:しっかり見させてもらうで!

八郎:はい 見とって下さい。

喜美子:はい ちゃんと見ときます。

●川原家

常治:お見合い大作戦?

信作:おじさんが おふくろに頼んだて聞きました。

常治:おう おう 喜美子の見合い相手や!

信作:あいつ 帰ってきてる思て寄ったんですけど…。

百合子:いつもなら この時間いるんやけどな。

マツ:せやな 今日は遅いなあ。

常治:かまへん かまへん 今… 今 話せ。何やて?

信作:伊賀の親戚にも声かけたり 役場の人にも いい人いんか聞いたんですよ。そしたら話広がって 何や 盛り上がって。あっ 知ってます? 集団見合いいうの。

常治:集団見合い?

信作:はい。

マツ:どういうこと?

百合子:ともちゃんが言うてた 大勢でいっぺんにお見合いするやつや!

信作:そや! 百合ちゃん それや。東京でもえらい盛り上がったらしいですわ。

常治:ほう~。

信作:そういうのを信楽でもやろういう話になって 名付けて「お見合い大作戦」! バ~ン! 喜美子にも参加してもらいます。

マツ:はあ~。

常治:おう おう おう おう…! お~!

信作:ええでしょ?

マツ:ええな これ。

●丸熊陶業・商品開発室

喜美子:聞いてもええ?

八郎:うん。

喜美子:十代田さんは 何でこの道を選んだん?

八郎:う~ん…。

喜美子:ご実家に絵ぇ飾ってあった 言うてたやないですか フカ先生の。

八郎:うん。絵ぇ描くんも好きやで。絵描きになろうか思たこともあります。

喜美子:へえ~ そうなん?

八郎:中学 高校 美術部やった。

喜美子:へえ~。

八郎:せやけど 僕くらいの絵は誰でも描ける。

喜美子:あ~下手やったんか。

(苦笑)

八郎:端的に言うとな。

(笑い声)

八郎:絵ぇ描くことより 好きなこと見つけたんです。

喜美子:それが陶芸?

八郎:うん。

喜美子:きっかけは何?

八郎:美術部の先生がやってて 面白そうやから やらしてもらって… あの… つまらん話や… 運命的な出会いをしたわけでも劇的な瞬間があったわけでも何でもない。気ぃ付いたら 自然と好きになってた。

喜美子:つまらん話やないわ ええ話や。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

「スカーレット」ネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)第101作「スカーレット」のネタバレとあらすじ、その感想を最終回まで書き続けています。ヒロインのモデルやキャスト紹介、他の朝ドラとの時代的な関わりなど、「スカーレット」を存分に楽しむ内容になっています。ヒロイン川原喜美子は昭和12年生まれで「なつぞら」の奥原なつと同い年。方や陶芸の道へ、

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