スカーレット(66話12月14日)コーヒー茶わんに逃げてるんちゃうん?

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第66話、八郎:僕は…自分の作品 あかんて言われたら 自分も全否定されたような気持ちになってしまう。今日…湯飲み茶わん 好きや言われて救われた。小さいことやけどな ものすごぉ大きく救われたんよ。コーヒー茶わん欲しい言われたんも作品作りに返せる力をもろた。大丈夫 やるで? 作品作りもコーヒー茶わんも。

大野夫婦から依頼されたコーヒー茶わん15個。陶芸展の締め切りと重なるので心配する喜美ちゃんですが…。

「逃げてんのんちゃうの?作品作り思うたようにならへんから コーヒー茶わんに逃げてるんちゃうん?」

八郎のような生真面目なタイプには、こんなストレートな言葉は逆効果で、後々、2人の相性は元々悪かったというエピローグの象徴として記憶しておきたい今朝の回です。

スカーレット(66話12月14日)セリフ

●丸熊陶業・商品開発室

仕事が始まる前の朝2時間 八郎は作品作りを 喜美子は陶芸の基本を。その後 ふだんどおりに それぞれの仕事をこなし…。

秋安:出来たや~ん。ようやった八郎。

一徹:ああ これやったら 反り返しもないし軽くてええな。

八郎:ほんまに勉強になりました。ほんのちょっと厚みを変えただけで こんなにうまくいくとは。

秋安:あとは売れそうなデザイン頼むで。

一徹:任しとき。

(笑い声)

一徹:ああ 庭園椅子はどないする?

八郎:はい。強度は変えずに もうちょっと軽くですね…。

一日の仕事が終わってからも再び2時間から3時間ほど 陶芸と向き合う日々が続きました。

一度 素焼きをしたあと 自分で配合した釉薬をかけ 高い温度で本焼きをします。

八郎:ありがとう。

想定したとおりの色に仕上がればよいのですが 焼き時間や温度によって微妙な違いが生まれます。納得できる作品に仕上がるかどうか 焼いてみないことには最後まで分からないのです。

年の瀬の押し迫る週末 八郎の作品が焼き上がりました。まずは若社長に見てもらうことになりました。

敏春:陶芸展締め切りは 年明け1月末やったか。

八郎:はい。

敏春:日曜もここ 使てええさかいな?

八郎:えっ。

敏春:正月休みもな。頑張りぃ。

八郎:あの… これやったら あかんいうことですか?出品しても賞は取れんいうことですか?

敏春:なに焦ってるんや。自分ではどう思う? この色でええんか? きれいに焼けてはいるけど それだけやろ。自分がよう分かってるんとちゃうんか?

八郎:お忙しいところ すいませんでした。ありがとうございました!

八郎の作品作りは一からやり直しとなりました。

喜美子:食べへんの? 十代田さん。

八郎:うん?

喜美子:食べな倒れるで?

八郎:あっ 食べる 食べる。ありがとう。

喜美子:休みの日まで こもりきりで…。なあ。

八郎:えっ くっつき過ぎや。

喜美子:くっつかんと聞いてくれへん。

八郎:聞く聞く。何?

喜美子:大阪行こう言うてたやん 映画 見に。

八郎:うん。

喜美子:絵画展とか美術展とか。

八郎:お父さんのお許しがもらえたらな。

喜美子:もらえたやん。

八郎:もらえてないやん 出品作品 受賞せんと。

喜美子:ごはん 食べぇ。

八郎:はい。頂きます。

喜美子:ほな 1人でもええし 行ってきぃ?

八郎:うまっ。

喜美子:今から大阪行くんがあれやったら 草津にも映画館あるしな。

八郎:時間もったいない。

喜美子:草津やったら すぐやん。

八郎:このまま年越したら 陶芸展締め切り日がすぐや…。

喜美子:ほやから! 一息入れて 頭やわらこうするんは 今日くらいしかないやん?

●大野雑貨店

陽子:その気がないのに 何で連れてくんねん!

信作:連れてきたわけやないて 暇や言うて 勝手に顔出したんや。

よし子:勝手に顔出しに来て すみません。

陽子:あ…。

信作:あ…。

よし子:また来ますぅ。あっ ゴミ。では。

陽子:ああ…。どないすんの!

信作:分からん もう…。

喜美子:こんにちは~!

八郎:こんにちは。

陽子:喜美ちゃん ハチさん ようお越し。あんた! 喜美ちゃんとハチさん 来てくれやったでえ! 聞いたでえ あんたら おつきあいしてるんやてなあ。入って入って。

八郎:ああ お邪魔します。

喜美子:大歓迎やな。

信作:久しぶりやな。

喜美子:さっきの人…。

信作:おう 見んでええ。

喜美子:誰や?

信作:お見合い大作戦で…。

喜美子:えっ?

信作:友達や 友達。何か よう分からんねや。

陽子:(高い声で)お待たせしました コーヒーでございますぅ。

信作:客 逃げるわ!

大野:かわいいやんか。お母ちゃん。

喜美子:また湯飲み? あっ 変わったな ええ湯飲みやん。

八郎:あっ ええ香りや。

大野:ほやろ うまいこと 煎れられるようになったでえ。

信作:ほやけど これでコーヒー出すの?

陽子:違うんよ まだ食器そろえてへんねん。ハチさん…。

信作:待てぇ! 待て待て。喜美子 何か気ぃ付いたことないか?

喜美子:えっ?

信作:気ぃ付いたことあるやろ。

喜美子:ええ?

信作::気付けや!何か変わったこと… なっ?

喜美子:おじさん…。

大野:うん?

喜美子:髪 減った?

大野:減ってない! 増えてないし減ってないよぉ。

喜美子:ほな 何や…。

信作:お前なあ これが分からんかったら お前のこれからの陶芸家としての…。

喜美子:分かった! これや!

信作:ああ よかった。

喜美子:十代田さんの作った湯飲みや。

信作:おっそいねん! おやじの髪の毛いった時 どうなるか思たな。

八郎:アッハハ…。

大野:まあ 減ってんのは正解やけどなあ。

(笑い声)

陽子:3回ぐらい ごちそうしたらな 作ってくれやったんよ。

八郎:3回どころやないですよ もう何べんもごちそうして頂いて…。

大野:ああ ああ…。

喜美子:いつ作ったん?

信作:お前らができた時 つい最近や。

喜美子:へえ~。

陽子:喜美ちゃんとハチさんて つい最近なん?

大野:ジョーさん言うてたがな 青天のへきれき事件いうて。

陽子:この前な ジョーさん うちに来やったんよ。で この湯飲みの話したらな 悪徳商人みたいな顔になって…。

(回想)

常治:大事に取っといた方がええんちゃうかあ? そのうち一個5万で売れるかもしらんわなあ。

陽子:ご…5万!? 一個5万。

(回想閉じ)

喜美子:お父ちゃん そんなことを…。

陽子:そやからってわけやないねんけど コーヒー茶わん お願いしたいんやわあ。

信作:えっ ハチ?

大野と陽子:うん。

大野:頼もう思てんねん。信楽で 地元で焼いたコーヒー茶わん。

信作:それ ええな? 店の特色にもなるやん。ほやろ?

陽子:うちら これ 気に入ってなあ こう 手ぇに持った感じとか…。

大野:色もなな わし 好っきゃわあ。

陽子:好っきゃわあ。こんな感じでコーヒー茶わん 作ってくれへんやろか。

信作:え~ いくつほど?

陽子:あ… 十は欲しいな。

大野:いや 15は要るやろ。

陽子:ちゃちゃっと 仕事の合間でええからな。

喜美子:ちゃちゃっと そんなん できるもんちゃうで。

八郎:やらせて下さい。開店はいつですか?

陽子:年明け 15日前後な?

大野:うんうん。正月気分が抜け切らんうちに 開けたろう思てんのや。

八郎:ほな 早速取りかかります。どんなんがええか デザイン考えて明日にでも持ってきます。

陽子:引き受けてくれるの!

大野と陽子:おおきに!

喜美子:ちょっと待って ちょっと待って。そんなん無理やん 時間なんし大変やで?

陽子:大変かのう? そんな大層なもんやのうてええんやけど?

大野:ほやで 一個5万とか そんなもん頼んでるんちゃうねん。

喜美子:そういうことやのうて…。

陽子:時間かかるんやったら もう少し延ばしてもええんよ?

大野:おお。もうそれに合わして 開店延ばしたたらええだけの話やから…。

八郎:もう そこまで言うて頂いて すみません。大丈夫です。

陽子:ほんま?

大野:ええんかの?

喜美子:ええの?

八郎:はい やらせて頂きます。

陽子:あ~よかったわあ!

大野と陽子:お願いします。

八郎:こちらこそありがとうございます。

信作:まあまあまあ ハチがやる言うてんやし。コーヒー全然飲んでへんやんけ。

陽子:ああ ほんまや。

大野:感想聞かして。

信作:砂糖入れたろ。

喜美子:ああ ああ ありがとうありがとう。

●丸熊陶業・商品開発室

八郎:コーヒー茶わんやったら これまでも何点も作ってるからな この中からどれがええか見てもろてもええし…。

喜美子:そんなんやってたら 作品作り どうすんのん? やっぱり断ろう。うち 断ってくる。

八郎:ええよ。

喜美子:ええことないよ 話せば分かってくれる人らや これ ほかの陶工さんに渡して 代わりにやってもらお?

八郎:ええ言うてるやろ。

喜美子:逃げてんのんちゃうの?作品作り 思うたようにならへんから コーヒー茶わんに逃げてるんちゃうん?

八郎:ここ 座り。座って はい。あんな 喜美子?

喜美子:はい。

八郎:絵付けやってる時に思たようにならんことある?

喜美子:ある。

八郎:あかん言われたことは?

喜美子:あかん言われたこともある。ほんで悔しいからもっと頑張ろう思う。

八郎:うん。僕は…自分の作品 あかんて言われたら 自分も全否定されたような気持ちになってしまう。今日…湯飲み茶わん 好きや言われて救われた。小さいことやけどな ものすごぉ大きく救われたんよ。コーヒー茶わん欲しい言われたんも作品作りに返せる力をもろた。大丈夫 やるで? 作品作りもコーヒー茶わんも。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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