スカーレット(73話12月23日)すい臓がやられて、ほんで肝臓にも転移

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第73話、昭和40年(1965)夏、八郎:今日 やっと担当の先生いうのに会えてな。一人で暮らしてる言うて うそついてたらしい。一人やから検査結果は本人に言うてくれいうて かたくなに言い張ったらしい。身内はおらん 家族はおらん 一人やて。ちゃんと聞き。すい臓がやられてんねん。ほんで肝臓にも転移してて 先生が診た時は もう…手の施しようがない状態やった。もうな…。そう長いことない。

すい臓がんが肝臓に転移して、もはや手遅れ状態…。

すい臓がんの原因として挙げられる要因は、喫煙や慢性膵炎、糖尿病、肥満とのこと。しかも周囲への浸潤やリンパ節への転移、遠隔転移を伴うことが多いなど、極めて悪性度が高いガンと言われています。

ということで、今からでも遅くはありません、禁煙いたしましょう。

スカーレット(73話12月23日)セリフ

●「かわはら工房」

喜美子と八郎は 自分たちの作業場を構えました。喜美子は食器作りの仕事を請け負って 家計を支えています。

武志:雨がな 降ったんや。

八郎:そうかあ。

武志:ここにな 雨がな! おう おねしょちゃうで? 雨が降ったんや!

八郎:いっぱい降ったなあ おねしょ。

武志:おねしょちゃうで!

●川原家

八郎:おはようございます。

マツ:おはようさん。

武志:おばあちゃん おはよう! ウ~! 

マツ:おはよう ウ~!

武志:上手やから 丸!

マツ:ありがとう。おねしょ? 洗うさなか 籠入れといてな。

八郎:いや 僕がやります。

マツ:ええよ ええよ。喜美子に朝ごはん どないするか 聞いてきてくれる?

八郎:はい。

百合子:武志 おはよう。

武志:おはよう!

常治:ううっ… うっ… 何や 武志か。よいしょ…。うん? 何や ヘヘヘヘッ。

武志:ウ~!

常治:ヘヘヘヘッ。

●「かわはら工房」

喜美子:おっ。

八郎:おはよう。

喜美子:おはよう。

八郎:うん? 何?

喜美子:武志の作った まるまるさんや。

八郎:ああ。

喜美子:名前付けてたで。まるまる子さんに まるまる太郎に まるまる次郎や。

八郎:へえ~。

喜美子:フフッ 題名も付けてたで?「夢見るまるまる」や。

八郎:すごいな もう すっかり陶芸家や。

喜美子:ここで個展開いてんねん。

八郎:おっ! 喜美子もあるやん。

喜美子:うん?

八郎:「きみこのさくひん」スペース。うん?

喜美子:前から貼ったったで?「きみこのさくひん」って紙。

八郎:あ…せやった?

喜美子:(小声で)興味ないねんな。

八郎:せやけど 作品が一個も置いてないからな。えっ 今 何て言うた? 今 何て言うた? 興味ないことないでえ?

喜美子:聞こえてたん。

八郎:喜美子に興味津々やで?

喜美子:うそつけ。

八郎:お義母さんが朝ごはん どないするか聞いてはってで。

喜美子:あ~ 時間ないからなあ。先 食べてて。これ もうすぐ取りに来る。

八郎:そうか。なあ それより お義父さん 今日も調子悪いわ。ここんとこ ずっとや。
喜美子:一回 ちゃんと診てもろた方がええやんな?

八郎:病院… 何回言うても 行かん言い張ってはるけど…。

喜美子:無理やりでも連れてくわ。

八郎:頼むわ。

●川原家

マツ:は~い お待たせ。

(子どもたちの歓声)

照子:さあ ごちそう頂くかあ。

常治:どこが ごちそうや もう。

照子:ハハッ まだまだ暑いですねえ。どうですか?

常治:何がや? ほろほら さっさと食え ほら。

武志:一本一本食う!

常治:一本一本って お前 せめて 3本ずつにせえ 難しいこと言わんと ほら。

武志:いっただっきま~す!

照子:はいはい あんたらも ほら。

常治:食べや。

真里子・芽ぐみ・雪子:いっただっきま~す!

常治:おう ほら こぼしたら あかんで…。

喜美子:お待たせ~。

照子:あ~ 頂いてるでえ。

喜美子:うん。

照子:いきなり押しかけて ごめんな。

喜美子:ほんまやで どないしたん。

照子:いや たまにはええやん 武志と遊びたい言うから。

芽ぐみ:食べ終わったらなあ 武志 いじめてええ?

照子:あかん。

武志:僕が いじめて遊んだるぅ。

喜美子:あかん。

照子:誰に似たんや。

喜美子:あんたや。

照子:あんたや!

喜美子:お父ちゃんや。

常治:何でやねん。

(笑い声)

照子:あっ 八郎さんは?

喜美子:今の この時間に釉薬の何やらやる言うて 作業場や。 武志 そんな食べ方やめなさい。

武志:嫌やあ!

常治:ほら 武志 負けるなあ。おう 武志 負けてるぞ おい。

●「かわはら工房」

八郎:おっ こんにちは。

照子:作業中悪い ちょっとええ?

八郎:ええよ 何?

照子:うち 見てのとおり もうすぐ8か月や。

八郎:男の子が産まれるまで頑張る言うてたね。あっ ここ座りぃ?

照子:血圧少し高いさけ 大事をとって 県立病院で診てもろてんねん。

八郎:そうなん? いや もう座って 座って。

照子:ああ うちは大丈夫。うちの話やない。おじさん 調子悪いやろ?

八郎:うん…?

照子:県立病院で会うたで。

八郎:えっ。

照子:検査したあと 泣いてはった。

八郎:どういうこと?

照子:うち 性格的に素通りできひん。おじさん こんなとこで 一人で何してんねんって突っ込んで聞いたった。ほしたら おじさん せき切ったように もうあかんねん言いだした。おじさん一人でな 一人で診てもろて…一人で医者の話聞いて…全部 一人で自分の病気のこと背負ってはる。長うない言うてた…。

八郎:うそや…。

照子:ほんまや。

八郎:うそや。

照子:ほんまや。

八郎:うそやろ。

照子:何で こんな うそつける。

(子どもたちの遊ぶ声)

八郎:いつの話?

照子:半月前。

八郎:何で そん時 すぐ言わん…!

照子:言うな言われた! ここんとこ ものすごぉ強うつかまれてな? ものすごぉ強うやで? 今も青あざなってんで? ものすごぉ強う つかまれて… 喜美子に言うな 言うてくれるな 絶対 言うなって…。

●川原家

喜美子:温泉?

マツ:うん…。

喜美子:お父ちゃんが お母ちゃんと?

マツ:2人でな…。

喜美子:2人で行きたい言いだしたん?

マツ:何や 急にな…。

喜美子:何で 温泉?

マツ:昔 行ったことあるんよ。喜美子が産まれる前には… 加賀温泉。

喜美子:寒うなってからにしたら? まだ夏終わりやないで。

マツ:今 行きたい言うんよ。

(子どもたちの遊ぶ声)

常治:ハッハッハッハ…。

喜美子:お父ちゃん お茶飲む? お父ちゃん! ここに置いとくでえ? お父ちゃん?

常治:やかまし もう聞こえとるわ もう…。置いといたらええねん。

喜美子:お茶なんかいらん 酒持ってこい言うか思うたわ。最近 言わへんな? 酒持ってこいって。

常治:なあ 喜美子。

喜美子:うん?

常治:覚えてるか あの… 昔 酒思て飲んだら 水入っとったこと あったやん。

喜美子:ハハハッ…。

常治:ええ? 酒の瓶にや。

喜美子:ああ。

常治:あれ 誰の仕業や もう。

喜美子:誰や。あんなこと よう考えるで 天才や。

常治:天才や。

喜美子:天才や!

常治:お前や! 聞いたか 温泉の話。

喜美子:うん 加賀温泉な。

常治:ああ ちょっと行きたいんや。

喜美子:わざわざ そんな遠出せんでも 川原温泉でええやん。

常治:おう 川原温泉な ええなあ…って うちの風呂や! 何の効用もあれへんわ。

喜美子:体のために行くん?

常治:せや 心身の疲れを落としに行くんや。

喜美子:どこが疲れてるん どこが悪い。

常治:まあ 顔はええから… 性格やな。

喜美子:顔? 悪い顔してんでえ?

常治:何を…。

喜美子:性格も きれいになったらええなあ。

常治:お前なあ 顔も性格もようなってみい お前 何の特徴もない しょうもない男なってまうわ ほんまに もう。

喜美子:お父ちゃんは特徴ありすぎんねん。

常治:おお~。

喜美子:何や 何や やめて… もう!

(笑い声)

常治:あ~あ…。なっ お前は 金だけ出しといたらええ 温泉行く金。

喜美子:温泉から帰ってきたら連れてくで。

常治:いや 警察だけは ご勘弁や。

喜美子:病院や!

常治:なにが病院…。元気や 元気 ほら!

父と母は 間もなく温泉に行きました。

(マツからの電話)

百合子:うん そっか 分かった。ほんで お父ちゃんは大丈夫なん? ごはん食べた?うん。ほんま 無理せんように言うといてや?

喜美子:お父ちゃんが病院に?

八郎:一人で診てもろてたんや…。今日 やっと担当の先生いうのに会えてな。一人で暮らしてる言うて うそついてたらしい。一人やから検査結果は本人に言うてくれいうて かたくなに言い張ったらしい。身内はおらん 家族はおらん 一人やて。

喜美子:何で そんな うそを…?

八郎:聞かせたくなかったんやろ。

喜美子:何で聞かせたくないん?

八郎:予感があったんちゃうか?

喜美子:予感? もうええ。

八郎:ええことないで。

喜美子:聞きたない。しゃあないわ 聞いたって。

八郎:喜美子。

喜美子:もう楽しいことやないやん 悲しいことや そんなん聞きたないわ!しんどい!

八郎:ちゃんと聞き。すい臓がやられてんねん。ほんで肝臓にも転移してて 先生が診た時は もう…手の施しようがない状態やった。もうな…。そう長いことない。

喜美子:うそや。八郎さん 何言うてんの? そんな話 信じられるわけないやん。長いことないて… 何や それ。何や それ!

八郎:喜美子。一番しんどいのは お義父さんや。喜美子がしっかりせんと。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ

「スカーレット」ネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り

スポンサーリンク



コメント