スカーレット(81話1月8日)松永三津といいます。初めまして。

朝ドラ

朝ドラ「スカーレット」第81話、三津:失礼します。松永三津といいます。初めまして。私は大学で釉薬の研究をしていました。例えば こういうのを砕いて粉末にして釉薬に加えます。

三津:こっちは土です。これも ふだん先生がお使いの粘土にこういう よその土地で採れた異なる土を混ぜることで独自の素地が生まれます。どうでしょう? もし弟子にして頂けるのなら 先生の今後の新しい作品作りに是非生かして下さい!

八郎:よそもんはいりません。使いません。僕のこだわりです。弟子も取る気はありません。どうぞお引き取り下さい。

三津:頑固やなあ。はあ…頑固オヤジちゃんや。新しいもん取り入れんで 新しい作品が生まれるわけないやん。そんなん 舌打ちの数 増えるだけやで。

池ノ内&磯貝と10年ぶりの再会で、二人が連れてきた若い女性の名前は松永三津。この子が八郎の3年目の浮気の相手になるのかどうか…。

ちなみに、3年目というのは、八郎が金賞受賞してから3年目ということです。

スカーレット(81話1月8日)セリフ

●川原家・母屋

去年の秋から預かっていた弟子2人に 辞めてもらうことを告げました。

畑山:ほやけど まだ何も教えてもうてないですよ!?

稲葉:ああ。

畑山:釉薬の調合のやり方! 一個も教わってへん!教わったんは 掃除のしかたや!

稲葉:雑用や!

喜美子:ほんまに申し訳ない。このとおりや すんません!

武志:ただいま!

喜美子:お帰り。

武志:買うてきたで!

喜美子:ありがとう。手ぇ洗いや。

武志:え~面倒くさい。

喜美子:面倒くさいちゃうわ。

マツ:ただいま~。

喜美子:お帰り。

マツ:お客さんやでえ。さあ どうぞ入って入って。

喜美子:えっ!?

池ノ内:キュウちゃん。

喜美子:ええ…!

磯貝:じゃ~ん!

喜美子:え~! ちょっと! 何で!? いや~!

池ノ内:えらいご無沙汰や。

マツ:買いもんしてたら ばったり会うたんよ。

喜美子:え~。

池ノ内:いや もう電話しよ思てんけど お母さんが直接行って驚かせてやって下さい言わはって。

喜美子:いや~。

磯貝:ご無沙汰やなあ。

喜美子:もう ご無沙汰しております。

磯貝:10年? 10年?

喜美子:10年! いやもう!

磯貝:ちょっと 先 紹介させてや。

喜美子:はい。

磯貝:こっち おいで。

三津:失礼します。松永三津といいます。初めまして。

●「かわはら工房」

柴田:これな 次世代展に応募する言うてやんねや。

佐久間:はあ…それが どないかしはりました?

柴田:奥さんの作品やで? 万が一 賞なんか取ってみぃ どないする。

佐久間:あきませんのか。

柴田:銀座の個展の前に 奥さんの方が目立ってどうすんねんちゅうことや。

佐久間:ああ…。

八郎:僕は評価されると思てますから。独自の発想による造形力。才能あると思てます。

佐久間:そない甘い世界やないこと ハチさんが誰よりも分かってるやろ。

柴田:まあ ほな 黒川も応募する言うてたから一緒に持ってったるわ。締め切りは来月頭や。そん時 また取りに来るし。ああ それまでにタイトル付けときよ。

八郎:はい。

柴田:ほな 行くわ。会合あるさけ お先。

八郎:ありがとうございました。

柴田:またな。

佐久間:ああ 俺も行こか。

八郎:はい。

佐久間:こういうな ひらめきと感覚だけでパッパッとやってるうちは大したことないんや。怖いんは これに知識がついた時や。豊富な知識に裏付けされた自由奔放な作品ほど怖いもんはないで。ハチさんもなあ この受賞した作品なあ 見た目の美しさもそやけど 造形もなかなか前衛的や。ハチさん そっから進化していけばよかったのになあ。何や 落ち着いてしもうたなあ。

八郎:あかんのですか?

佐久間:奥さんに才能あるなんて言うてる暇あったら もっと気張りぃ。

八郎:ありがとうございました。

(戸が開く音)

喜美子:ハチさん。

八郎:何かあったん? ああ!

磯貝:じゃ~ん!

八郎:え~! ご無沙汰してます!

池ノ内:ご無沙汰やなあ。いや えらいご活躍で。

磯貝:大阪まで評判 届いてますでえ。いや 懐かしいなあ。

池ノ内:ああ 懐かしいな。

八郎:弟子?

磯貝:女の子なんよ。東京の美術大学を去年卒業して これからは実践の場ぁで経験積みたい言うて。修業さしてもらえる所 探したんやけど若い女の子いうだけで どこも軒並み断られてしもて…。

池ノ内:まあ いうても まだまだ陶芸は男の世界やしねえ。

磯貝:ほんで諦めきれんと僕が今教えてる生徒のツテを頼って僕のところまで来たと。で どないしましょって言うたら…。

池ノ内:で キュウちゃんがおるやんて 僕が言うたんよ。同じ女性やし キュウちゃんなら引き受けてくれる 川原喜美子さんとこやったら大丈夫や言うて まあ ちょっと勝手なあれやけど 連れてきたんよ。そしたら…。

喜美子:うちの一存で決めることやない…。

八郎:今 そういう余裕がないんです。個展のことで頭がいっぱいで…。すみません 申し訳ないですわ。

●川原家・母屋

三津:う~ とりゃあ!

(武志と遊ぶ三津)

三津:とりゃあ!

武志:お母ちゃん! このおねえさん お弟子さんになったんやろ?

三津:よろしくお願いします!

●「かわはら工房」

(戸が開く音)

喜美子:ごめんな。さっき言うてた 松永さん。

三津:失礼します。お仕事中 すみません。松永三津といいます。

八郎:お断りしたはずやけど…。

喜美子:ほやけど どうしても話だけでも言わはってな。

三津:お願いします!

喜美子:松永さんな 去年大学を卒業したあと 日本のあちこちを回ってきたんやて。北海道から鹿児島まで焼き物の産地をたった一人で。女の子たった一人やで?

三津:あの! 私 ここなら大丈夫と言われて てっきり弟子にして頂けると思って実家にも一人前になるまで戻らないと宣言してきました。あの… 私… 3年前でしたか 金賞受賞された…。

喜美子:あっ そこに飾ってあるんよ。

三津:ああ! これです これ!

喜美子:見たことあるん?

三津:いえ 初めてです。あっ でも別の作家が これをまねて作った これと似た色みの作品をいくつも見てます あちこちで。一旦 世に出すと後からどんどんまねされてしまいます。
八郎:まあ…そういうもんやさかいな。

三津:それで あの これ! どうでしょう?

八郎:あっ ちょっと…。ちょ ちょ ちょ ちょ…。

喜美子:何?

三津:焼き物の産地だけでなく 原材料に使いそうなものがある所へも訪ね歩きました。

喜美子:原材料…。

三津:許可を得て 手に入れることができものは手に入れてきました。

喜美子:へえ~。

三津:こっちは 鹿児島の桜島という所の火山灰です。こっちは北海道の黒浜砂鉄です。それに…貝殻に…石もあります。高知の桂浜で拾ってきました。

喜美子:桂浜…。

三津:私は大学で釉薬の研究をしていました。例えば こういうのを砕いて粉末にして釉薬に加えます。

喜美子:釉薬に使うのん?

三津:はい。誰にもまねできない色みが生まれます。こっちは土です。これも ふだん先生がお使いの粘土にこういう よその土地で採れた異なる土を混ぜることで独自の素地が生まれます。これもまた 誰にもまねできない。貝殻なんかは これで模様をつけても面白いと思います。どうでしょう? もし弟子にして頂けるのなら 先生の今後の新しい作品作りに是非生かして下さい!

八郎:悪いけど…僕はここらの地域で採れたもんで作ろう と決めてます。

三津:でも ベースは信楽の土ですよ。そこに よその土地のものを ほんの少し…。

八郎:よそもんはいりません。使いません。僕のこだわりです。弟子も取る気はありません。どうぞお引き取り下さい。

三津:いや あの でも これ 全部…!

八郎:喜美子。しまうの手伝うたげ。

三津:頑固やなあ。はあ…頑固オヤジちゃんや。新しいもん取り入れんで 新しい作品が生まれるわけないやん。そんなん 舌打ちの数 増えるだけやで。

喜美子と八郎:何で大阪弁?

三津:大学の時 つきあってた男が大阪出身です。顔はよかったんですけどねえ。別れて1年になります。ヒロシいいます。さそり座でした。

八郎:何や この子…。

三津:すみません。

喜美子:何で別れたん?

八郎:聞くんか!?

三津:今でも好きです。今でも好きで 好きで好きで…会いたくてたまらん。うう~ うう…。
八郎:何で別れたん?

三津:弟子にしてくれたら教えます。

喜美子:フッ…。

八郎:ほなええ 教えんでええ。

三津:教えますよ! 別れた理由 弟子にしてくれたら!

八郎:ええ言うてるやろ。もう いじり方 間違えた…。

三津:ほんの少しでも 新しいものを取り入れることで 先生の作品は変わります!

八郎:その話するんやったら ほんまに怒るで。

喜美子:ごめんな 堪忍な 諦めてくれる?

三津:私の方こそ すみませんでした。ぶしつけなことを言ってしまいました。お話聞いて頂いて お話しできて うれしかったです。あの わがまま言って すみませんでした。すいません。

喜美子:うん。

三津:ありがとうございます。では! 失礼します!

喜美子:あっ 今日は うち泊まってったらええよ。

三津:ああ 本当に大丈夫です。もうこれ以上 喜美子さんに甘えられません。

喜美子:もう 日ぃ暮れてるで?

三津:日本全国 一人で回った人間ですよ。心配ご無用!お邪魔しました!失礼します。

八郎:喜美子のことは ちゃんと名前で呼んだな…。奥さんやのうて 喜美子さん…。

(物音)

八郎:次世代展に喜美子の作品応募する話 柴田さんにしといたで。来月頭に取りに来るから それまでにタイトル付けとき。

喜美子:ほやけど…どうせ応募するんやったら 新しいの作りたいなあ。

八郎:何で?

喜美子:あれ作ったん だいぶ前や。

八郎:せやけど ええ作品や。

喜美子:もっとええの作るわ。決めた。これとは違う 新しい作品を作ってそれを応募させて頂きます。

八郎:締め切りまで2週間ちょっとしかないで。

喜美子:かまへん。ハチさんの横で 新しい作品作りや。一緒に前に進もうな。なっ?

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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