スカーレット(82話1月9日)才能のある人は無意識に人を傷つけます

NHK連続テレビ小説

朝ドラ「スカーレット」第82話、三津:私は駄目でしたねえ。私の横で何の迷いもなく どんどん新しい作品を作ってく。私はどんどん落ち込んで…。できない自分にも腹が立って。君も頑張れなんて言われたらますます腹が立って。才能のある人は無意識に人を傷つけます。耐えきれなくなって別れました。

大学同期のヒロシ。今は益子焼の師匠の下で学びながら自ら作品も発表。1年前の陶芸展で奨励賞を取っている、ひらめき型で天才肌の陶芸家。

三津曰く、このヒロシと喜美子は同じタイプの人間。この指摘に反駁する八郎だったが、三津の言葉に自分を重ねて共感し始めた、という感じでしょうか。

この流れだと、ドロドロ泥沼の別れというよりも、前向きな離婚が描かれそうで、少し安心した今朝の感想でした。

スカーレット(82話1月9日)セリフ

●「かわはら工房」

喜美子:もっとええの作るわ。決めた。これとは違う 新しい作品を作ってそれを応募させて頂きます。

八郎:締め切りまで2週間ちょっとしかないで。

喜美子:かまへん。ハチさんの横で新しい作品作りや。一緒に前に進もうな。

●川原家・離れ

2人が探しているのは 釉薬の調合を記した八郎のノートです。それがあれば 八郎がこれまで作った作品の色みを再現することができます。

稲葉:あった。

三津:何してんの? 誰 あんたたち! あっ! あっ!

稲葉:いやいや 違うんですよ これは…。

三津:ちょっと! 待ちなさ~い!

●居酒屋「あかまつ」

百合子:わ~ おっきいなあ。

一徹:当たり前や。

百合子:やっぱりなあ。秋安さんは?

秋安:おう。

赤松:いらっしゃい。

百合子:何か 冷たい。

秋安:冷たいは関係ないやろ。

百合子:ハハハ… おっきいなあ。

信作:何してん。

百合子:あっ 信にい。

信作:何やってん。

百合子:丸熊さんの商品開発室の…。

信作:知ってる知ってる。どうも。

一徹と秋安:どうも。

百合子:お二人とも車の免許持ってはるんやて。

信作:免許持ってたら 何で手ぇ握り合わなあかんのですか。

秋安:握ってないで。

信作:妹がお世話になりました。

一徹:いやいや 妹ちゃうやん。

信作:妹みたいなもんで。行くで ほら。おやじさん ツケといて。

赤松:おう。

信作:はよ ほら。

百合子:何で? 飲まへんの?

信作:飲んでる場合やない 喜美子のとこに泥棒入ってん。

百合子:ええ!

●川原家・離れ

喜美子:泥棒いうほどのもんでもないねんけどな。

百合子:何か とられたんちゃうの?

八郎:ああ ええよ ええよ。やるやる。ありがとう。

百合子:警察来てたんやて?

喜美子:お母ちゃんが呼んでん。大ごとになってしもた…。あっ 今 武志連れてサニー行ってもろてる。

百合子:うん 聞いた。今 信にいが連れてきてくれやるわ。

喜美子:信作と一緒にいたん?

百合子:あかまついたら 呼びに来やった。何 とられたん?

喜美子:ノートがな…。

百合子:ノート?

百合子:ノートが1冊ないねん。

八郎:僕のせいや…弟子2人がとりに入ったんやろ。

百合子:そうなん?

八郎:多分…分からんけど…お金はとられてないもんな?

喜美子:うん。

百合子:ほやけど 大事にしてたノートなんやろ?

喜美子:ここに置いてある思たんやろな。

八郎:急に辞めさせられて腹も立ったんやろな。僕が悪いんや…。

百合子:悪いのは お義兄さんやないわ。多数決せんでも とった人が悪いに決まってるやん。
八郎:ほな 百合ちゃん ここで多数決してもええ?

百合子:何?

八郎:ここな この離れの部屋な? お義父さんが元気やった時に「鍵なんかつけんでええ!」言うて。

百合子:言うてたなあ。「離れに鍵なんかいらん!」って。

八郎:何回言うても…。

百合子:「いらんいらん」言うてたわ。

八郎:もう つけてええよな?

百合子:ほな ええ人~? はい。

喜美子:はい。

八郎:はい。よし 鍵つけるで。

(笑い声)

●川原家・母屋

マツ:ごめんな お待たせ。ここ敷いたから。

信作:はい。おい。

マツ:重たいやろ 大丈夫?

信作:大丈夫です。

百合子:帰ってたん?

信作:おう。

マツ:うん 武志寝てしもた。

百合子:こっちで寝かすん?

マツ:うん。

百合子:信にい ありがとうな。よう寝てるな。

信作:ええか?はい。

百合子:よいしょ。

(回想)

陽子:百合ちゃんやったら大歓迎や。

大野:あんなもんでよかったら…。信作 結構その気やと思うんやわ。

マツ:し…信作君…。

陽子:もちろん 百合ちゃんがどう思ってるかやけど。

マツ:信作君と百合子?

陽子と大野:うん。

(回想閉じ)

信作:子ども 好き?

百合子:うん 好き。結婚はせんでも 子どもは欲しいなあ。

信作:そら 時代の最先端いく考えやな。

百合子:フフッ ええ人いやらへんもん。

信作:いやらへんからいうて 誰と手ぇ合わしてんねん。

信作:手?

信作:あかまつで。

百合子:ああ 手ぇの大きさ比べててん。車のハンドルを こう持つ話してたらな うちの手 ちっちゃいなあ いう話になってな。

信作:ほかの男に触らせんなや。俺の手ぇもちっちゃいで。ほら なっ?

百合子:フッ おっきいやん。

信作:ほうか…。行くわ おやすみ。

百合子:うん おやすみ。ありがとうな。

●「かわはら工房」

喜美子:警察が実家に連絡する言うてたやん?

八郎:ああ 弟子らのな。

喜美子:それ やめて下さい言うたやん?

八郎:うん。

喜美子:被害届も出すほどのことやない言うて。

八郎:うん。

喜美子:ほやから 何もないことになってしもたけど…。

八郎:あかんかった?

喜美子:あかんことないよ。ノート1冊だけやもん。ほやけど…あのノート もう戻ってこうへんな…。

八郎:う~ん…。今頃 ノート拡げて「何や これ!」言うてるんちゃう?

喜美子:そやな。「何や このノート」言うて。

(戸が開く音)

八郎:えっ?

三津:ハア ハア ハア…何や このノート! どういうことですか。

八郎:めおとノートいうて 昔な…。

喜美子:それ 今 説明すんの?

八郎:ああ… いや そっちこそ どういうこっちゃ。

三津:ああ とっていくところを見たんです。私 てっきり釉薬の調合が書いてあるノートだと思ったから そんな大事なもの とられたら大変だと思って追いかけて取り返してきたんです!

喜美子:誰から?

三津:誰から? 弟子だって言っていました。弟子だから とったんじゃなくてもらって当然とか言い張るんで 私も思わずひるんで その隙にまた逃げられて!また追いかけて!

喜美子:そんな危ないこと…。

八郎:ほんまや 危ないで。

喜美子:ケガせんかった?

八郎:大丈夫か?

三津:はい 大丈夫…。あ~ 大丈夫じゃないです…。ケガしました。弟子にしてくれたら治るでしょう。

八郎:どこ ケガした?

三津:心。

喜美子:フッ…。

八郎:もひとつやな。

三津:ええ~!

八郎:笑われへんやん。

三津:えっ 笑えたら弟子にしてくれるんですか?

喜美子:うちは笑たで?

三津:わあ! 笑った人がいます。

八郎:弟子にはせん言うたやろ。

三津:はい。

喜美子:ほんま 大丈夫か ケガせんかった?

三津:はい。相手の方が私の膝蹴りが命中して 倒れて鼻血出してました。

喜美子:ムチャするわあ。もう座り。

三津:あっ…。

喜美子:なっ?

三津:じゃあ 遠慮なく。

喜美子:お茶飲みぃ。

八郎:おっ! ちょ ちょ 僕のや。

喜美子:口つけてへんやん。

三津:頂きます。

八郎:もうあかん思たな…。

喜美子:うん…うれしいな…。

八郎:うん。

三津:釉薬の調合じゃなくて ご夫婦の調合ですかね。

八郎:うまいこと言うて。中 見たな?

三津:いえ! 悪いかと思って見てません。キスって書いてありました。

喜美子:えっ 書いてある?

三津:書いてありますよ キスって。

喜美子と八郎:フフフ…。

三津:ええ? 日記じゃないんですか?

喜美子:これな 結婚前にな こういう未来になったらええなあ言うて まあ将来設計やな。
三津:へえ~。

喜美子:5年先までしか書いてへんけどな。

三津:ご結婚何年ですか?

喜美子:50年。

八郎:何で そんなとこで うそつくん。

喜美子:50年先も一緒におるやろ。

八郎:ほな 100年言うとけ。

三津:仲よしなんですね。

喜美子と八郎:うん。

三津:うわ~! はあ~! いいなあ。

喜美子:このノートな ほんまに大事なノートやってん。ありがとう。あっ おなかすいてへん?おむすび作ったるわ 待っとき。

三津:おお では遠慮なく。

八郎:あちがとう。

八郎:それな…。

三津:はい 面白いですね。

八郎:次世代展に応募しよう思て。

三津:おっ 新設された新しい賞ですね。

八郎:せやけど 別のんを出品することになった。

三津:えっ どうしてですか?

八郎:新しい作品作りたい言いだした。

三津:せっかく こういうのが出来てるのに?

八郎:それは だいぶ前に作ったやつや言うて。

三津:ヒロシもそうでした。さそり座の。

八郎:ああ 別れた恋人な。

三津:はい。

八郎:えっ 陶芸やってん?

三津:はい。今 益子焼の師匠の下で学びながら自ら作品も発表しています。1年前の陶芸展で奨励賞を取ってます。

八郎:へえ~。

三津:同じ大学で彫刻科にいたのに 私が陶芸やってたら興味持って ひらめき型の天才肌っていうんですかね? あっという間に習得して。あっ 喜美子さんと同じです。せっかくいいものが出来ても完成した作品に執着しません。どんどん新しい作品を作っていきやがるんです!

八郎:作っていきやがるんか。

三津:作っていきやがるんです 軽々と。

八郎:喜美子はちゃうで? まあ ひらめき型かもしれんけど 新しい作品作りたい言いだしたんは僕のためや。一緒に前に進みたい言うてたからな…。僕の横で新しい作品作ることで 行き詰ってんのを励まそうとしてんねん。そういうやつや。

三津:よく分かってるんですね 喜美子さんのこと。

八郎:そら 好きやからな。

三津:あ~! 

八郎:ちょ ちょ ちょ…危ない危ない!

三津:よくそんな好きとか ペロッと言いますね?

八郎:ハハハハ。

三津:「ハハハハ」って そんなん 貫禄なくなるでえ。

八郎:もう その下手な大阪弁やめえ。

三津:私は駄目でしたねえ。私の横で何の迷いもなく どんどん新しい作品を作ってく。私はどんどん落ち込んで…。できない自分にも腹が立って。君も頑張れなんて言われたらますます腹が立って。才能のある人は無意識に人を傷つけます。耐えきれなくなって別れました。

八郎:好きや言うてたやん 今でも好きや言うて。

三津:そうなんですから それとこれとは別なんです~。今でも思い出すだけで胸がキュ~ッて苦しくなる… あ~会いたいよ~。

八郎:なかなか割り切れんもんやなあ。

三津:うう~。

八郎:名前 何て言うた?

三津:ヒロシ。

八郎:ヒロシやのうて。

三津:えっ! 私ですか!

八郎:うん。

三津:さっき自己紹介したじゃないですか!

八郎:すまん すまん。ハハッ。

三津:よっぽど眼中になかったんですね…。松永三津といいます!

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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