TBS日曜劇場「下町ロケット」1話のネタバレ感想を書いてみました。
佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)さんの実家は、新潟燕市の300年続く大農家。殿村の父ちゃんが過労で倒れ、急遽、実家に戻る殿村さん。
そして、その様子を見に来る山崎部長(安田顕)と佃航平社長(阿部寛)。夜、美味しそうなおにぎりを作ってもてなしてくれた、パンツ姿の美女は殿村さんの娘かと思っていたら…。
山崎部長曰く「きれいな奥さんですね~」に、視聴者一同、ウンウンと相槌を打ち、奥さんかよ!とノリツッコミしていた人も多いはず。
あの美女は一体誰?と気になり、番組公式サイトを観てみると、なんと、80年代のアイドルだった工藤夕貴さんじゃありませんか。
参考までに、1984年(昭和59年)頃のアイドルには、斉藤由貴ちゃん、中山美穂ちゃん、本田美奈子ちゃん、南野陽子ちゃん、浅香唯ちゃんなどがいて、まさにアイドル全盛の時代。
そんな中で、歌手の井沢八郎の娘として異彩を放っていた工藤夕貴ちゃんは、なかなかの美少女だった事を思い出し、工藤夕貴ちゃんは1971年1月17日生まれの47歳。
出典:所属事務所 ヒラタオフィス
素敵な年の取り方をされていて、やっぱりアラフィフ女性が一番美しいと叫んで、「下町ロケット」1話のネタバレ感想です。
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ドラマ「下町ロケット」1話ネタバレ感想(前半)
帝国重工の財前道生(吉川晃司)はかっこいいのである。白白交じりのパシッとした髪型が似合う大人の色気たっぷりの男。
そんな彼が部長を勤める宇宙航空部職員全員の前でのスピーチ。20年前に始まったスターダスト計画。それから10年を経て、現在は準天頂衛星ヤラガラス5号機の打ち上げまで成功し、残り2機の打ち上げを残すのみ。
我々のこの想いを未来へ運ぼうではないか!チョコモノカ ジャンボ!
とは言っていないが、メチャクチャかっこいいスピーチの後に、勝間社長(杉良太郎)がやってきて、財前部長の手を握り、その労をねぎらっていると、場違いな拍手をしながら、会場に入ってくるスーツ姿の男。
妙に黒々とした頭と、眉まで黒茶色に染めて、テレ朝「旅サラダ」で見せる顔とは全く違う、帝国重工取締役・的場俊一(神田正輝)。
ますますのご発展をお祈りしておりますので。
何十人もいる重役の中で、ただの平取締役が、社長にこんな物言いは有りえなく、会社組織を知らないのか?TBSと思いつつ、もしかしたら、的場取締役のバックには大物が付いていて、その力を背景にこんな不敵な笑みをしているのではと。
案の定、的場のバックには帝国重工の会長が付いており、豪華客船の納期遅れの損失、小型旅客機の開発遅れ、そしてこのロケット事業の赤字体質という経営責任を問う声が大きくなり、勝間社長退陣の流れが出来ていると。
これって、まるで実在の三●重工そっくり?
そして勝間社長の後任として、会長子飼いの的場が、20人越えの大抜擢が濃厚だという。そして、不採算部門を清算するとのことで、その標的にされる財前のスターダスト計画。
帝国重工の宇宙航空部に勤める娘の利菜(土屋太鳳)から、そんな社内事情を教えられて動揺する佃社長。実に虚しい表情。
でもそれ以上に耳障りだったのは、佃家の引き戸の音。バッタン!バッタン!と夜にあんな音を出していたら、都会では苦情がきますよと書いておきます。
マンションでは、あれ以上に響くので、良い子のみんなは真似しないようにしましょうね。
で、自社最大の取引先である帝国重工からのバルブ発注が無くなる可能性が高まり、緊張感が走る佃製作所。そのことを幹部たちで話しているのを、技術開発部の軽部(徳重聡)が立ち聞きしていて…。
殿村さんの実家で、トラクターのトランスミッションの不具合を発見した佃社長は、これからの佃製作所の目玉は、トランスミッションバルブ開発だ!と、全社員の前で発破。
その開発グループに、技術開発部の軽部と、立花洋介(竹内涼真)、加納アキ(朝倉あき)を指名するのだった。
ドラマ「下町ロケット」1話ネタバレ感想(中盤)
佃社長がトランスミッションメーカーになりたいという想いに至るには、伏線があった。佃製作所の大きな取引先である農機具メーカー・ヤマタニから、現在進めている新型エンジンの開発ストップと、既存エンジンの発注を大幅に削減するとの一方的な通告。
それはないんじゃないですか!と怒る佃社長であったが、発注されている身としては、それ以上のことはなにもできず、意気消沈。
ヤマタニでは、新社長の方針で徹底的なコストカットが実施されることになり、その矛先に上がったのが佃製作所で、佃製作所に変わってヤマタニにエンジンを収めることになったのが、“安さ一流 技術二流”で業界の話題になっているダイダロスという会社であった。
そのダイダロスの社長・重田登志行(古舘伊知郎)。佃社長と擦れ違う時に、耳元で「農機具のエンジンなんて動けばいいんですよ」のひと言が、佃社長のエンジニア魂に火をつけていたのである。
さて、トランスミッションバルブ開発といっても、そのノウハウが全くない佃製作所は、まずヤマタニにそれを納品しているギアゴーストという新進気鋭の会社を訪問することに。
そこにいたのは帝国重工出身の社長・伊丹大(尾上菊之助)と副社長の島津裕(イモトアヤコ)。それに陸王の時には、銀行員だった柏田宏樹(馬場徹)。転職してギアゴーストに入社したのか?(そんなはずはない)。
ギアゴースト社のCVT(無段階変速機)に感嘆の声を上げていると、島津が「ロケットのエンジンよりも難しいですよ」と言われ、この熊女!と心の中で叫ぶ佃社長。
島津と佃社長は、以前にボーリング場で出会っていたのだ。島津のくしゃみでガーターになり、熊の図柄のバックを抱えた島津を“熊野郎”と罵る佃社長は、少々言葉が荒い。
で、ギアゴーストにトランスミッション用のバルブを納品させて欲しいと言う佃社長だったが、すでに大手バルブメーカーである大森バルブが名乗りをあげていて、ではコンペということでいいですか?という伊丹社長の信念は、帝国重工への意趣返しか?
かくして、佃製作所では、立花と加納が懸命に開発に取りかかっているが、開発チームのリーダーである軽部が、立花が書いた設計図を見てひと言「野暮ったい」と言い残し、定時に退社。だって定時だも~ん、って、お前は子どもかと、視聴者ツッコミまくりの石原軍団。
煮詰まった立花と加納は、ロケット品質を思い出すため、かつて心臓病の子どもたちを救った“ガウディ”をつけた子どもたちに会うため、北陸へ。
そこで元気にサッカーボールを蹴る子どもたちを見た立花と加納、それにガウディ開発に関わった医師・市村(今田耕司)から電話で誘われた佃社長もその場に居合わし、
俺たちはまだ夢を見ていていいんだ。たとえ帝国重工がロケットを作らなくても俺たちが作ればいい!そのためにはまずは目の前の仕事だな!
佃社長の言葉に深く頷いた立花と加納は、その後、会社に戻って“佃製作所らしいバルブ”開発に励むのだった。
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ドラマ「下町ロケット」1話ネタバレ感想(後半)
そしてようやく完成した佃製作所オリジナルのトランスミッション用のバルブ設計図。何にもしなかった軽部からも「いいんじゃないの?」の声もあり、ようやく出来上がり、いざコンペの席へ。
大森バルブの評価は素晴らしかった。全ての項目で佃製作所を上回り、佃社長を嘲り笑う営業部長の西園寺、じゃなかった辰野(六角精児)。
ギアゴーストの伊丹社長も、佃製作所のバルブの評価数字を見て落胆。それじゃすぐに商談をと、辰野が伊丹社長に切り出した時、熊女の島津が
待ってください!このバルブ、いくつのパーツでできていますか?
の質問。175個ですと答える佃社長。これに対して大森バルブは300を超えているという。島津曰く、パーツの少ない方が圧倒的に強度が凄いと。
我々は高速道路を走る車のために作っているんじゃない。トラクターに必要なのはスペックではなく、壊れないこと。それが佃製作所のバルブです。
島津と伊丹は顔を見合わせて、これこそが我が社が求めるバルブです。ぜひ使わせてくださいと。それを聞いた大森バルブの辰野は、顔を赤らめて「それで本当にいいんですね?フン!」と鼻息荒く出て行くのだった。
アメリカに親会社を持つ大手トランスミッションメーカー「ケーマシナリー」。そこにやってきた辰野は、「ケーマシナリー」の知財部長・神田川部長(内場勝則)に、ギアゴーストのコンペに負けたことを報告。
すると神田川部長は、早くギアゴーストと手を切れと言い、「ケーマシナリー」の顧問弁護士の中川(池畑慎之介)は、佃製作所の名前を聞いて、いやらしい目をギョロリとさせたのだった。
一方、帝国重工にバルブを持ち込んだ佃社長だったが、本部長の水原(木下ほうか)から、次のヤタガラスには佃社のバルブは使われないかもしれないと言われ、またもや茫然とする佃社長だった。
こんな感じだったでしょうか。
いや、みんなよかったんですが、でもピーター弁護士のキャスティングはどうかなあと。この「下町ロケット」、最終的には佃製作所の努力が報われてハッピーハッピーになるのが前提で、悪役はみんな倒れることもぜ~んぶ想定内。
でも、ギリギリのところまで追い込んでくれるのが悪役というもので、でもピーター弁護士は前回、こてんぱんにやっつけられているので、なんだかなあと。
この人が佃社長や神谷弁護士(恵 俊彰)にまた負けて、ヒィー!という顔が浮かんでしまい、残念無念の池畑慎之介さんは、2018年5月に「ピーター」の名前を卒業すると発表していますので、ここでピーターと書くのも今回で止めます&次回もよろしくお願いします。
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