朝ドラ「エール」第17話、音楽に別れを告げる儀式として国際作曲コンクールに応募することを決めた裕一。そして1か月の時間をかけて交響曲「竹取物語」を完成させて…。
イギリスから届いた手紙には、1位はイタリア人 3位がドイツ人で 2位のところに Yuuichi Koyama(Japan)と書かれていて、や…やった…やった!
それにしても、野島夏彦役の坂口涼太郎。「なつぞら」では新人アニメーターの中島を演じていましたが、昨晩も「スーツ」で弁護士役で出ており、今が稼ぎ時なのでもっと頑張れとエールです。
おはようございます????
「エール」ありがとうございました
素晴らしい…なんと素晴らしやぁやまとなでしこ????#朝ドラエール @asadora_nhk https://t.co/EbS8eRBaes— 坂口涼太郎 (@RyotaroSakaguTw) April 20, 2020
今夜9時からはドラマ「SUITS/スーツ2」第二話
アソシエイト八木田くんをどうぞよろしく
????????#ドラマスーツ #SUITS @drama_suitshttps://t.co/33eFyccvCk pic.twitter.com/5Ps0zIzc6S— 坂口涼太郎 (@RyotaroSakaguTw) April 20, 2020
エール(17話4月21日)セリフ
●関内家・居間
吟:お願い。見合いして!
音:これと!?
姉の吟はお見合い相手の兄とお近づきになるため 音に見合いをさせたのです。
●料亭
吟:私の印象も悪くなるじゃん。
音:何でお姉ちゃんのために見合いしなきゃういかんの?
吟:お兄さん 恋愛結婚を希望しとるの。
音:やり方が回りくどいよ。
吟:お願い。ねっ?
♪
春彦:今日はお忙しい中 お越し頂きありがとうございます。改めて紹介します。弟の夏彦です。
(せきばらい)
夏彦:お初にお目にかかります。私 野島~…夏彦と申します。以後 お見知りおきを。
●関内家・居間
(足音)
光子:お見合い どうだっ…。
吟:音 待ちんよ! あんた 子どもよ。
光子:どうしたの?
吟:音 相手の人の胸倉につかみかかったのよ!?
光子:ええっ?
(回想)
夏彦:この前 上海に行った時は領事館の接待を受けまして。料理はなかなかだが 向こうの女はいけません。気が強い! その点 日本の女は男に三歩下がってついてくる。すばらしい。なんとすばらしや 大和撫子! そう思いませんか? 音さん。女は男を支えていればいいのです。それが日本古来の…。
(茶わんを置く音)
音:違う! 違う違う違う違う!
吟:音 やめりん。
夏彦:えっ? えっ えっ…? うわっ!
音:私は男の後ろを歩くつもりはないから。結婚したとしても私は一緒に歩きたい! 一緒に歩いてお互い支え合って生きていく。それが私の信条。以上!
夏彦:うわ~! あっ あっ あっ…ああっ。
(回想閉じ)
光子:ハハハハ…。
吟:笑い事じゃないわよ!これで私の恋路もご破算だわ。
光子:私と一緒のことしとるわ 音。私とお父さんが出会ったきっかけ。
(回想)
光子:ちょっと待ちなさいよ! 触ったでしょ!? 正直に言いんよ。
男:女はおとなしくしとったらいいんだわ。
光子:女が男に黙って従う時代じゃないで!
男:お前 そんなんじゃ 一生もらい手つかんぞ。
安隆:もらい手 おるよ ここに。
(回想閉じ)
吟:んん~! お父さん すてき!
光子:食ってかかることがいいこととは思わんけど あそこで私が我慢しとったら お父さんとは出会わんかった。
梅:芥川先生の言葉にこんなのがある。運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は 決して等閑に生まれたものではない
3人:どういう意味?
梅:えっ…簡単に言えば う~ん…運命は偶然に見えるけど 実際は生き方から生まれるってこと。
(戸が開く音)
春彦:<<失礼します。
吟:は~い! あっ… 春彦さん。先ほどは妹が申し訳ありませんでした。
春彦:いやいや…あの…音さん いらっしゃいますか?
吟:はい。音~!
音:<は~い。は~い はい はいはいは~い。は~い…。
春彦:音さん。
音:はい。
春彦:私と おつきあいして頂けませんか?
吟:嫌~!
●川俣銀行・裕一の部屋
裕一:う~ん…。
●川俣銀行・職場
落合:全く書けねえらしい。
昌子:しかたないわよ。1年半は長いわ。
鈴木:締め切りはいつなんだべ?
落合:2か月後らしい。
松坂:何だ だったらまだ余裕が。
落合:バカ! おめえ 交響曲だぞ?
昌子:あんた 何にも知らねえのね! ベートーベンの「運命」とかドヴォルザークの「新世界」とか 聴いたことあんでしょ?
松坂:あっ ジャジャジャジャ~ンってやつなら。
昌子:そう それ! あれ作んのよ。楽器がいっぱいあんのよ。1曲30分以上あんのよ。歌を1曲とは わけが違うんだから。
松坂:やけに詳しいですね。
昌子:前の前の旦那が好きでね。
鈴木:俺でねえよ。
●川俣銀行・裕一の部屋
裕一:うわ~! 何でだ~!? 全然 降ってこな~い!
●川俣銀行・職場
裕一:<ああ~!
鈴木:これは どうにかしねえと。
♪
黒板:国際作曲コンクールについて古山裕一は何を主題に作曲すべきか」
落合:古山君が音楽復帰に向けて悩んでる。曲作りの主題が見つからねえそうだ。そこで我々も協力しようというのがこの会議の議題だ。だが 我々だけではちと…心もろねえ。そこで古山君の旧友 新聞記者の村野さんにもご参加頂いた。
鈴木:おっ!
(拍手)
それから3時間 取りとめのない発言ばかりの無為な時間が過ぎていきました。
鈴木:あ~! ううっ…んっ…。今日はお開きにしませんか?
落合:う~ん…そうだね~。ちなみに古山君 この中で何か書けそうなお題はありますか?
裕一:「富士山」は何かありそうなんですが…。
(ため息)
昌子:そういえば…今日は満月ね。
鈴木:うん…晴れてっかな?
♪
落合:あ~ これは これは…。
鈴木:あ~!
鉄男:「いまはとて 天の羽衣 着る折ぞ 君をあわれと おもひしりぬる」
●川俣銀行・裕一の部屋
鉄男:竹…取…。「竹取物語」?
裕一:そう! あの…オ…オ…オペラみたいな こ…交響…。
鉄男:落ち着け。
裕一:う う…歌のないオペラ! 日本古来のメロディーをふんだんに取り入れた交響曲にすんだよ。鉄男君 いげる! あ…ありがとう!
鉄男:おお…。お前が音楽に戻ってくれてよかったよ。安心した。
裕一:違う。これを区切りにする、音楽に別れ告げるための儀式なんだ。
♪
裕一:出来た…。
1か月後 初めての交響曲「竹取物語」が完成しました。裕一が久しぶりに深い眠りについた頃 豊橋の音は…。
●関内家・玄関先
春彦:音さん。
音:お断りしたはずです。帰って下さい。
春彦:あなたみたいな女性はほかにはいない。私の気持ちを受け入れて下さい。
音:私は結婚する気はありません。
春彦:歌手になる夢は存じています。最大限 応援します。
音:作業場は立ち入り禁止。
●関内馬具店
音:帰った?
光子:うん。いい人と思うけど? 年頃だし。
音:女はどうして「結婚結婚」って言われるの? そりゃ それはそれで幸せかもしれんけど 何か…男はいろんな可能性があって自由なのに 女はそれしか道がないっちゅうか それを求められて美化されとるっちゅうか…。そんな感じしない?
光子:フフフフ…ハハハハハ…!
音:何?
光子:若い頃 私もおんなじこと言っとったの。でもね 私はお父さんと結婚してあんたたちが生まれて幸せだった。
音:やりたいこと なかったの?
光子:あ~フフフ…。本当はね…歌劇団で踊りたかったの。あなたと一緒。
音:え~? 初めて聞いた! どうして今まで黙っとったの?
光子:夢をかなえる人は一握り。あとは人生に折り合いつけて生きていくの。それが今は不幸みたいに思えるかもしれんけど 私はあんたたちのおかげで幸せ。
音:お母さん…。
光子:うん?
音:私 幸せ捨てても夢を取る。
光子:うん…それも人生ね。春彦さんには 私から正式にお断りの連絡を入れておきます。私の分も頑張ってね。
音:うん。
●川俣銀行・裕一の部屋
それから しばらくして裕一のもとにイギリスから手紙が届きました。
裕一:や…やった…やった!
それは 国際作曲コンクール入賞の知らせでした。
裕一:やった…やった! やった やった やった やった やった!
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。