「エール」(28話5月6日)川俣の教会で出会っていた音と裕一の運命

朝ドラ

朝ドラ「エール」第28話、裕一の留学取消を知った音は、いてもたってもいられず福島へ。川俣の教会で歌ったことを思い出した音は、それを裕一に告げると、裕一もまたそのことを思い出すのだが…。

裕一:あなたが期待するような人間じゃないんです。あなたにはもっとふさわしい人がいる。僕を忘れて… 一流の歌手になって下さい。

音:運命だよ! こんなちっちゃな時に出会って また出会って 今また出会って! 音楽だってそうだよ。きっと出会うよ。音楽が裕一さんをほっとくはずがない。

「エール」初回1話、オリンピック当日におじけづいた裕一の気弱さと音の力強さを思い出させる川俣の教会での2人の会話。

この凸凹加減が心地よく、コロンブスレコードの廿日市は「とと姉ちゃん」のアカバネ電器社長よりはいい人そうです。

エール(28話5月6日)セリフ

●東京・親戚の家の離れ

三郎からの手紙「あなたにこのような手紙を書くことは筋が違うのかもしれませんが 知らせずにはおれませんでした。裕一の留学が取り消しになりました。世界的な不況による経済状況の悪化が原因です。裕一は打ちのめされています。情けない話ですが私には見守ることしかできません」。

音:あたし 福島に行ってくる!

●福島「喜多一」

浩二:目が詰まってんです。

客:ほ~う。

浩二:ひとつき…。兄さん どこ行くの?

裕一:仕事。川俣に戻んなきゃ。

浩二:すいません。仕事はいいって。うちにいろよ。

裕一:ここにいてもやることねえし。喜多一はお前に懸かってる。頼むな。

浩二:ちょ…。兄ちゃん。つらいだろうけど…実際は賞もらう前に戻っただけだ。兄ちゃんは茂兵衛伯父さんの子どもになる、俺は古山家を継ぐ。これが家族にとって一番幸せなことなんだ。なっ 兄ちゃん?

裕一:お前の言うとおりだ。お前 子どもの頃からいつも間違ってない。

大河原:目がもう詰まってますからね ちゃんと…。

音:お父さん!

三郎:音さん…。家はまずい!息子をたぶらかす怪しい女と思われてる。

音:はあ?

三郎:待て待て…今はそれどころじゃねえだろう。

音:そうだ 裕一さんは?

●川俣銀行

音:すいません あの…。

鈴木:申し訳ありません。本日の営業は終了しました。

音:裕一さんはいますか?

鈴木:失礼ですけど どちら様ですか?

音:音です。関内音です。

鈴木:関内…音!?

昌子:えっ!? ちょっと…えっ えっ もしかして文通相手の人?

音:はい! こっちに向かうバスには乗っとったらしいんです。

落合:松坂 ちょっと問い合わせてみろ!

鈴木:行け行け行け。入って入って入って!

落合:なるほど。古山君はあなたの一本前のバスに乗った。とすっと 1時間前には…いてっ。

松坂:川俣で降りたそうです。

落合:降りたはずです。

鈴木:どこさ行ったんだべ?

昌子:松坂君 何か心当たりない?

松坂:何にも。バスの運転手は教会の方さ歩いていったと言っていました。いつもと違う方向に行くから変だなと…。

昌子:バカ! 何で早く言わねえの。

落合:鈴木君 地図描いてやって。

鈴木:はい。

●川俣の教会

(回想 歌声)

音:あたしも歌いたい。

安隆:よし 行っといで。

(回想閉じ)

(物音)

音:裕一さん。

裕一:音さん…。

音:裕一さん 私 ここに来たことある。子どもの頃 お父さんに連れられてきた。歌った…ここで。

裕一:あの時… あの時 出会ってたんだ。そこで…歌う君 見てた。はっきり覚えてる。
音:裕一さん…。きっと道はある。諦めないで。

裕一:僕はひどい男です。あなた捨てて留学すること選んだ。あなたに会う資格はありません。

音:勝手に決めんで。私のこと 嫌いですか?

裕一:あなたが期待するような人間じゃないんです。あなたにはもっとふさわしい人がいる。僕を忘れて… 一流の歌手になって下さい。

音:運命だよ! こんなちっちゃな時に出会って また出会って 今また出会って! 音楽だってそうだよ。きっと出会うよ。音楽が裕一さんをほっとくはずがない。

裕一:音さん…。何もかも忘れたいんです。もうほっといて下さい。すいません。

音:裕一さん! 私 絶対諦めんから。なんとかするから待っとって! 絶対絶対絶対 諦めんから!

●福島「喜多一」客間

茂兵衛:貴族院議員であられる渋谷さんの次女だ。もってえねえぐれえの女性だが どうだ? 裕一。

裕一:伯父さんがよければ いいです。

三郎:おい…嫁さんだぞ? 一生のことだぞ。そだにあっさり決めていいのか!?

裕一:父さん…家族の幸せが一番なんだ。進めて下さい。

茂兵衛:よし! 早速 先方に知らせる。

●東京・親戚の家の離れ

三郎から裕一の近況を伝える手紙が届きました。裕一の縁談が進んでいるようでした。結婚が決まれば養子として権藤家の跡を継ぐと書いてありました。一方 音は裕一が音楽の道に戻る手だてを考えていましたが 思いつくはずもなく時間だけが過ぎていきました。

吟:ねえ あさって 空けときんよ。覚えとる?

音:えっ?

●東京・お見合いの席

吟のお見合いは 東京に来て5回目でした。

鏑木:そうでしたか…。

吟:音は歌手志望なんです! ゆくゆくはレコードを出すのが夢なんです。

音:レコードじゃなくて 舞台に立つこと。間違わんでよ。

鏑木:あっ…そうですか。残念ですな~。興味があったらコロンブスレコードで働く叔父を紹介したのですが。

音:フフフフ…。

鏑木:うん?

音:それだ!

吟:音 失礼でしょ。

音:すいません その方 紹介して頂けますか?

●東京・コロンブスレコード

音:本当にすばらしい才能なんです。国際作曲コンクールで二等ですよ! 最新の楽譜もあります。どうです? すごいでしょう。

廿日市:すごいね~。

音:ありがとうございます。

廿日市:うちは要らないな。

音:はあ?

廿日市:金になんないもん。もっと分かりやすくないと。それにさっき雇っちゃったんだよね。新人の作曲家一人。

杉山:失礼します。木枯さん 来訪です。

木枯:遅くなりました。

廿日市:お~ちょうど今 君の話してたんだよ。彼ね 大学のマンドリン部を率いてた期待の新人。じゃあ 悪いけど…そんなこんなで今から彼と打ち合わせだから。もういい? じゃあ あっち。

木枯:あっ…はい。

●東京・親戚の家の離れ

(ため息)

その後も レコード会社を片っ端から回りましたが…。

音:甘くないな…。

そんな中 音の音楽学校の合格通知が届きました。

光子:お帰り。

音:また来とるの? うち 大丈夫?

光子:岩城さんも梅もしっかりしとるから。フフッ…それに吟がこの前 お見合いの…え~っと名前…。

音:鏑木さんね。

光子:あっ そう。フフフ。会ってほしいって。今度はいけるかもよ。えっ? しかし この雷おこし…かたいわね。諦めるの?

音:だって…もうレコード会社ないもん。

光子:ほかに手は?

音:思いつかん!

光子:だったらもう一回最初から回りなさい。裕一さんの人生を救えるのはあなたしかいないのよ。

音:でも どうせまた金にならんとか難しすぎるとか…。

光子:ぐだぐだ言っとらんで お願いするんじゃない 契約してやるくらいの勢いで行くの! 金の亡者に頭なんか下げるな! はあ~あなた このままじゃ一生後悔する! そんな音 見たくない! ねえ 音… いい? これだって…。くっ…。あっ…。

音:歯 折れちゃう!

光子:折れん! かっ…くっ…。うん? いや…。んっ! ねっ? 割れなきゃ何べんでも噛むの! 大事な人のためなら 向こうがあきれるほどやるの! 諦めちゃいかん 音!

音:黒蜜…。ありがとう。

光子:フフッ…。うん。

●東京・小山田耕三の執務室

ちょうどそのころ コロンブスレコードの廿日市を呼び寄せた人物がいました。

小山田:忙しいのを 悪かったね。

廿日市:うえ…。

日本作曲界の重鎮 小山田耕三。

小山田:どうした? 汗かいて。暑いか? うん? 君… 君 この男を知ってるか?

回想・音:国際作曲コンクールで二等ですよ! すごいでしょう。

小山田:知ってるのか?

廿日市:あっ いえ… あの この男が何か?

小山田:君のところでな 契約してほしいんだよ。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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