「エール」(33話5月13日)プリンスは佐藤久志。裕一と小学校以来の再会

朝ドラ

朝ドラ「エール」第33話、木枯に連れられてカフェー「パピヨン」に行った裕一。そこで女給エミ子(今野杏南)の口紅をYシャツにつけたまま帰宅し、それを見た音と大喧嘩。

仲直りできないまま、音はプリンスに声楽の相談を喫茶店「バンブー」でしていたところ、裕一が入ってきて

久志:ユウイチ…。古山…裕一? 古山? いや 僕だよ…。佐藤久志。

裕一:ああっ…久志! 久志! えっ!?

この再会がやがて 裕一の運命を大きく変えていくのです。つづく。

で、細かいのですが、裕一のYシャツに口紅が付いていたのは右腕の後ろ。カフェーでエミ子が裕一に抱きついていたのは左腕で、整合性がないぞと。

そしてクレジットで出てきた、小田和夫:桜木健一 はどこにいたのか? 明日以降の宿題が生まれたようです。

 

エール(33話5月13日)セリフ

●コロンブスレコード・文藝部

裕一:廿日市さんは?

杉山:本日は木枯さんの録音に立ち合っています。

裕一:えっ?

杉山:木枯さんの曲がレコードになるんです。

●コロンブスレコード・録音室

木枯:えっ? これ A面で採用してもらえるって話でしたよね?

廿日市:いや~ やっぱ B面でしょう。

木枯:いや 何でですか。話が違うじゃないですか。

廿日市:何か地味だし…Bでいこうよ。よろしく。

木枯:いや…。

(ドアの開閉音)

●コロンブスレコード・作曲家ルーム
(ため息)

裕一:あっ…。お…おめでとう。あの…曲 採用されたって?

木枯:あっ 悪い。言いそびれてた。

裕一:ううん…いや よかったね! いや~先 越されちったな…。

木枯:まあ でも…思うようにはいかないよ。

裕一:そうなの?

木枯:なあ…。

裕一:うん?

木枯:今夜 空いてる?

裕一:うん?

木枯:今夜。

裕一:うん…。

カフェー「パピヨン」

裕一:「カフェー」って書いてるよ?

木枯:大丈夫。

裕一:本当に? ちょっ…えっ? えっ?

ママ:あら 木枯さん。

木枯:あ~どうも。

ママ:今夜はお早いんですね。愛子ちゃん。

愛子:はい。

ママ:ご案内して。

愛子:はい。

裕一:帰った方がいい…。

愛子:あら 木枯さん。

木枯:こんばんは。

愛子:こちらでどうぞ。こんばんは。

裕一:こ…こんばんは…。

エミ子:はいはい。

愛子:こちらの方も作曲家さん?

裕一:えっ?

愛子:すごいですね~。

裕一:いやいや…僕は全然ですよ。

エミ子:あら?緊張してる? かわいい~。

愛子:ちょっと おやめなさいよ エミ子ちゃん。

裕一:ちょっと…。ねえ 木枯君さ こういうとこって高いんじゃないの?

木枯:いいんだよ 取材費だから。

裕一:しゅ…取材費?

木枯:大衆が求める歌を作るには まず大衆を知らなきゃ始まらない。

裕一:ああ…。

木枯:何か生々しいだろ? ここ。 見えると自然と音が浮かんで書きたい衝動が湧いてくる。

愛子:木枯さんのメロディーって 何か心の古傷にそっと寄り添ってくれるような気がするんですよね。

エミ子:そう それ! 分かる~!

ママ:木枯さん。

木枯:はう。

ママ:今日も一曲 歌って下さらない?

愛子:聴きた~い!

(拍手)

木枯:それじゃあ…。♪「まぼろしの陰を慕いて」「雨に日に」「月にやるせぬ わが想い」「つつめば燃ゆる 胸の火に」「身は焦れつつ しのびなく」

●古山家・玄関前

裕一:あんな単純なメロディーなのに…何で心打つんだろう? ただいま。

●古山家・居間

裕一:わっ!

音:お帰りなさい。遅かったわね。

裕一:あっ…起きてたんだ。

音:うん。

裕一:うん…そっかそっか…。

音:どしたの?

裕一:えっ? いやいや…寝てっと思ったから。

音:フフ…変なの。ごはんは?

裕一:ああ…食べてきた。

音:そっか。じゃあ 今 お茶いれるね。

裕一:うん。ありがとう。

音:うん? 何か…裕一さん 変なにおいする。

裕一:えっ? えっ えっ?

音:何か…何か…。

裕一:何?うん?うん?

音:甘い。何? これ。

裕一:こ…こ こ…香辛料。

音:香辛料?

裕一:そう。あのね 今日ね…木枯が連れてってくれた洋食屋でね 変わった香辛料使ったね 料理出てきたんだよ。それがね あの…甘いにおいのする…し…塩だって。

音:塩なのに甘いの?

裕一:そうなの! 何かね おいしいお魚と うまく こう…うまかったな~あれな。

音:へえ~面白いね。

裕一:うん!

音:へえ~。よいしょ…。あっ そうだ。りんごあるけど食べる?

裕一:うん?…あっ! こ…これ…これは…何でもない…何でもない! そうこれは何でもない!何でもないから…。

音:何でもないっちゅうことないだろ!?

裕一:お…落ち着こう 音。落ち着こう。あの…落ち着いて。あの 誤解 誤解を招くといけないから…。

音:落ち着いとらんのは あなたでしょ? 誤解って何?

裕一:いや あの…。

音:女!

裕一:ち…違う違う 違う違う…。音 音 落ち着いて。聞いて 聞いて 聞いて。ねっ?聞いて 聞いて。これはね 木枯がね カフェーに行くっていうから…。

音:カフェーでやる必要ないでしょ!?

裕一:あっ…ちゃんと話聞いてよ! 木枯がね…。

音:木枯さんの話はどうでもいいわ!人は人。あなたは自分のやり方でやればいいでしょう!?

裕一:ぐう~! そんなこと言われなくたって分かってる! 僕だって…ど…努力してんだから! 

音:だったらそれでいいじゃん。カフェーなんか ついていかんくたって!

裕一:だから…!

音:ああ!?

裕一:ん~… ん~…。あ~…うん もういい。

音:あっ 開き直った。

裕一:君がそんなわからず屋だったとは お…思わなかった!

音:はあ!? えっ 何? 私が悪いの!?

裕一:あ~疲れた! もう寝よう。はあ寝よう。

音:はあ~!?

裕一:ふい~。

音:あんたに布団はないわ!

(鶏の鳴き声)

音:頂きます。フッ。

(鼻歌)

裕一:あ~いいにおいだな~。納豆 いいにおいだな~。う~ん!

音:臭っ。

裕一:は~あ。♪「いいにおい 納豆はいいにおい」はあ~! 納豆~! う~ん! うわ~! ああ~! はあ…納豆から! 100回ネバネバしたら もっともっとうまくなんだよな~!

●喫茶店「バンブー」

恵:まだ仲直りしてないの?

裕一:もう強情で やんなりますよ。

保:でも楽しかったんでしょ? カフェー。

裕一:いやいや…そんなことはない。

保:しかし 納豆攻撃って なかなかやるね。

裕一:こっちはね 結婚以来 八丁みそ攻撃 食らってますからね。

保:嫌なら嫌って言えばいいのに。

裕一:いや…嫌ってことはないですけど。毎日っていうのは さすがにきついですよ。

恵:八丁みそか…はあ…。みそまんじゅう よく届けに行ったな…網走に。

保:あ あ…。

裕一:あ…網走?

恵:最後の面会なんて「俺のことはもう忘れてくれ」って 鉄格子の向こうで涙してたな~。
保:初めて聞いた。

裕一:へえ~。

恵:ねえ でも音さん やきもちなんて かわいいじゃない。裕一さんは音さんのこと 心配にならないの?

裕一:うん?

恵:べっぴんだし 言い寄ってくる男 いるかもよ。

裕一:いやいや…ないないない。あっ ごちそうさま。帰って仕事します。

保:そうそう 切り替えてね。頑張って。

裕一:どうも。

保:網走は寒いの?

恵:八丁みそか~。

保:うん?

●東京帝國音楽学校・レッスン室

音:♪「あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~」「あ~あ~あ~あ~あ~」「あ~あ~あ~あ~あ~あ~」「あ~あ~あ~あ~あ~」

(ため息)

久志:ため息なんて 似合わないな。姿勢を直したら声が通るようになったね。

音:プリンス…。

回想・久志:体を開いて視線を少し上げてごらん。

音:謎の男?

久志:はあ?

音:あっ…。

久志:伸びる人ほど 助言を素直に受け入れる。君は見込みがある。

音:ありがとうございます。

久志:僕でよければ相談に乗るよ。

●喫茶店「バンブー」

音:こんには。

保:いらっしゃい…。

音:私 ミルクティーで。

久志:僕も同じもので。

保:かしこまりました~。いいのか? 男と2人って。

恵:ああ…いいわ~。大した度胸だわ。

恵:ごゆっくり。

2人:ありがとうございます。

音:千鶴子さんの歌を聴いた時は衝撃を受けました。同い年にこんな人がいるなんて。

回想・千鶴子と久志の歌

久志:確かに彼女の技巧はとても優れてると思う。幼い頃から最高の環境で教育を受けてきた人だからね。

恵:「駄目よ 私には夫がある身」。

保:「分かってる。でも止められない。音さん 愛してる」。

恵:「もっと早くに出会いたかったわ。伝吉さん」。

保:伝吉さんって誰?

音:悔しいけど…私が千鶴子さんに追いつくなんて…。

久志:追いつかなくて いいんじゃないかな? それよりも 自分だけのサムシングを見つけるんだ。

音:サムシング?

久志:そう…サムシング。

恵:あ~あ あんな見つめ合っちゃって。

保:こんなことが裕一君に知れたら…。

(ドラが開く音)

2人:ええっ!?
 
恵:何で戻ってくるの? 早く行って。止めて。

裕一:あっ 忘れてた。

保:どうしたの?裕一君。

裕一:いや帽子忘れちゃって。

恵:えい!

裕一:えっ 何…。何…? ちょ…帰る…。

保:何でもない 何でもない…。

恵:ああっ!

裕一:帰るって! うん?

音:裕一さん…。

久志:ユウイチ…。古山…裕一?

裕一:うん?

久志:古山? いや 僕だよ…。佐藤久志。

回想・久志:存在感はあるのに気配を消すのは得意なんだ。

裕一:ああっ…久志! 久志! えっ!?

久志:アハハハ!

この再会がやがて 裕一の運命を大きく変えていくのです。

裕一:アハハハハ! うわ~ うれしいな!

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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