エール(42話5月26日)カフェーで臨時雇いの女給「音江」として働く

朝ドラ

朝ドラ「エール」第42話、環から指摘されて自分には才能がないとやけになる音。まずは「椿姫」の世界を理解することが先だと久志から助言されて、保と恵がアルフレードとヴィオレッタの悲恋を再現。

しかし、ヴィオレッタの気持ちが理解できない音は、実際の社交場であるカフェーで臨時雇いの女給をして男女の機微を勉強を、という展開でした。

それにしても鉄男はモテモテのようで、勤めている新聞社の社長令嬢が鉄男に好意を持っていることが一目で分かり、堂林仁美を演じたのは春花さんです。

エール(42話5月26日)セリフ

●東京帝國音楽学校・廊下

環:正直言うと あなたの歌には惹かれるものがなかった。自分だけが楽しんでるようではプロとしては通用しない。あなたは何を伝えたいの? どこまで役を理解している? 何も伝わらなかったの…あなたの歌からは。

●喫茶店「バンブー」

音:すいません ソーダ水 お代わり下さい。

保:はい。

裕一:ち…ちっと た…食べすぎじゃない? 

音:あ~最悪だ~もう!

久志:まるでこの世の終わりみたいだ。

裕一:ほら…本当に駄目なら二次審査で落とされてるって。

音:千鶴子さんの技術には絶対かなわないって分かっとったから せめて表現力でって思っとったけど…何にも伝わってないって…。

久志:だったら まずは伝えたいことを明確にするといいんじゃない?

音:伝えたいこと?

久志:手始めに「椿姫」の世界をしっかりと理解すること。

保:ねえねえ 「椿姫」ってどんな話なの?

音:えっと…。

保:「なぜ? なぜなの? あの人の言葉が私の心に焼き付いて離れない。真に人を愛してしまうと傷つくということ? どうしたらいいの? この乱れる心」。

恵:どういうこと?

音:だから つまり その…つまり その…。

久志:全く。ちょっと待ってて。

●椿姫 la traviata

久志:♪「タンタンタン タンタタン」「タンタンタン タンタタン」♪「タララ ランララン タンタンタン」

(拍手)

久志:舞台はパリ。田舎の御曹司アルフレードは 社交場の華であるヴィオレッタに恋をします。

保:ヴィオレッタ 僕以上にあなたを愛する男はいない!

恵:アルフレード あなたはただの友人。ほかを当たって。

保:ヴィオレッタ!

久志:いや もっと情熱的に。パッションをぶつけて。パッション。

保:はい。ヴィオレッタ~!

久志:しかし ヴィオレッタもまた本当はアルフレードを愛していたのです。こうして愛を確認し合った2人。しかし ある時 アルフレードの父親がヴィオレッタのところへやって来て…。はい。早く 早く…。

(手をたたく音)

久志:はい! 

保:はい。うちの息子と別れてくれ。

恵:そんな!

保:君と一緒にいる限り 息子は幸せになれない。

久志:はい。え~細かい事情は割愛します。

裕一:えっ?

恵:分かりました…。

久志:そしてヴィオレッタは 心にもない言葉をつづった手紙を残し アルフレードのもとを去ったのです。

恵:あなたのことなど愛してないわ!

久志:もっと感情を殺して…。強がって 強がって 強がって。

恵:私…ほかに好きな人がいるの。

久志:そう。

恵:さようなら!

保:なぜ こんな…。もういい! あんな女 最低だ!

恵:ああっ アルフレード! 愛してるわ…。

(せきこみ)

久志:胸を患っていたヴィオレッタの余命は僅か。間もなく 命の灯火が消えようとした その時 再びアルフレードがやって来て… はい!

保:僕が愚かだった。許してくれ…愛してる! 

久志:しかし時遅く ヴィオレッタは天に召されたのでした。

恵:アル… フレード…。

保:ヴィオレッタ~!

久志:カ~ット!

(拍手)

恵:はあ…思い出すな~。旅芸人の一座にいた時のこと。

保:旅芸人?

久志:まあ 省略し過ぎたが おおよそ こういうストーリーだ。

裕一:悲しいお話だね。

音:全然分からん。

保:ごめん。やっぱり僕らの演技力が…。

音:そういうことじゃなくて 分からんのはヴィオレッタの気持ち。好きなら好きって言うべきよ! 

久志 保 恵:あ~…。

音:な…何?

久志:彼女の気持ちを理解するには もっとたくさんの恋愛を経験しないと…駄目かもしれない。

裕一:えっ…いやいや…ちょっと ちょっと あの 待って…。

音:無理だわ 人妻だし。

裕一:そう 人妻だよ。この人 人妻だからね 人妻。

恵:なら 恋愛小説を片っ端から読んでみるって…どうかしら?

音:恋愛小説?

●東京帝國音楽学校・教室

潔子:あっ いた。音さん 次の授業…。

音:(真珠夫人を読みながら)憎い男に嫁ぐって…意味分からん。う~ん?

●福島日民新聞・編集部

編集長:また東京か。何しに行ってるんだ?

鉄男:ええ…ちっと…。

編集長:まあ いいけど。テツ いつも頑張ってくれてるしな。社長! おはようございます。

一同:おはようございます。

堂林:おはよう。

編集長:お嬢様もご一緒でしたか。

仁美:おはようございます。

鉄男:どうも。

堂林:村野君に会いたいと言って聞かないもんだから。

仁美:お父様 やめて下さい。

堂林:また近いうちに遊びに来なさい。

鉄男:あの…。

堂林:じゃあ 頑張ってな。

編集長:はい!

堂林:うん。

●古山家・居間

(回想)

廿日市:曲つけてよ。

裕一:えっ? ぼ…僕でいいんですか!?

廿日市:こ~れ 大抜擢だよ~! 社長もこれに社運賭けてるっつってんだから。

(回想閉じ)

音:何? これ。

裕一:うん? 地方小唄の歌詞。

音:「横浜囃子」。そぞろ歩けば山下公園 食べて美味しい南京町 楽しく踊ろう伊勢佐木町で 明るく映える赤い靴 スッチョイ スッチョイ スッチョイナ 気持ちいいくらい中身がないね。

裕一:うん…何を使えるのかってのは本当に大事だ。これにどんな気持ちで曲つけていいのか分かんない。

音:裕一さんも大変だね。

裕一:音は?どう?

音:頑張って読んどるけど 役に立っとるかどうか…。

裕一:大変だね…。

音:そうか 分かった!

裕一:えっ 何?

音:裕一さん この前 またカフェーに行ったでしょう?

裕一:はあ!?

音:お願いがあるんだけど。

裕一:いや…えっ?

●カフェー「パピオン」

音:初めまして。新人の音江です。お願いしま~す。

ママ:音江ちゃん こちらのテーブルをお願い。

音:はい! 失礼いたします。

客:よろしく。

音:よろしくお願いします。

●喫茶店「バンブー」

保:カフェーの女給? 音さんが?

裕一:ああ 僕はなんてバカなことを…。

恵:どうして? 何があったの?

(回想)

音:本を読むより 実践で学ばんと。

裕一:じ…実践?

音:男女の社交場といえばカフェーでしょう。「椿姫」のヴィオレッタも社交場の華だった。ねえ 裕一さん。裕一さんから木枯さんに頼んでもらえん? あの人 顔が利くんでしょう?

裕一:た た… えっ? 頼むって…な な…何を? うん? な…何を?

(回想閉じ)

恵:なるほど…。

保:なんという行動力…。

恵:しかも発想が独特。

裕一:いや…カフェー行った旦那さんを怒る奥さんの気持ちもよく分かりました。

恵:心配いらないわよ。だって一週間の臨時雇いでしょ?

保:裕一君も行ったことある店なんだろ?

裕一:いや~音の夢に協力したくて つい協力して許しちったけど…。ああ 僕はバカだ~。大バカだ~。あ~やっぱ止めるべきだったな~!う~ん…。バカだな~…。

●カフェー「パピオン」

愛子:岡崎社長はいつもおしゃれですよね。

岡崎:うん?

エミ子:このネクタイ すてきです。

岡崎:そうか? ハハッ 本当に?

希穂子:ええ とってもお似合いです。

岡崎:希穂子ちゃんもそう思うかい。ハハハハハ…!

ママ:音江ちゃん。

音:あっ はい。とてもすてきです…毛虫みたいで。

岡崎:け…毛虫?

ママ:ちょ…ちょっと!

音:あっ…実家の庭によくいたんです。焦げ茶の上に赤い線が入ってて 葉っぱの上をモソモソ~って。

ママ:音江ちゃん。すみません。まだこの子 慣れてないものですから。

岡崎:ハハハハハ…! 君 面白いね~。新人さんだよね? ハハッ。これ 取っておきなさい。

音:ありがとうございます。

岡崎:ちょっと厠へ。

ママ:岡崎さんにお酒をお願い。

愛子:はい。

ママ:何なの? 毛虫って。失礼じゃない! 

音:あっ いえ…逆に でもそれ 毛虫に失礼じゃ…。

ママ:口答えしない。

音:すいませんでした。

ママ:あのね 思ったことを口にしているようじゃ この世界は勤まらないの。もう少し頭を使ってちょうだい。

客:<<ママ! ちょっと。

ママ:は~い。ただいま。

客:<<ママ。

ママ:はい。

音:お客様には常に笑顔で。

希穂子:ここは夢を売る場所だからね。

音:勉強になります。

希穂子:フフッ…音江さんってユニークね。

音:えっ ユニーク? ユニーク… フフフ。

●古山家・玄関先

裕一:あっ 音! 音… えっえっえっえっ!

音:裕一さん ただいま。フフフフ…。

裕一:臭っ。えっ? 酒飲んだの? ちょ…立って 音。立って せ~の。そう そのまま! そのまま…。

音:お~。

●古山家・居間

裕一:ねえ? 大丈夫? そ…そんなに飲んだの?座って座って。

音:まあ…少しはね。少しわね…。

裕一:上着お脱ごう。

音:だって…。

裕一:えっ 何で立つの?

音:何てったって夢を売る場所だから。

裕一:音…音…お酒なんて喉に悪いからさ あそこはね もう辞めた方がいいと思うんだよ。それより歌の練習した方がいいよ。

音:私 決めた。

裕一:えっ?

音:私…社交場に咲く花になる。

裕一:えっ? えっ あの…駄目だよ? いや あの…ううん 音 音…。ねっ 音…分かったから 分かったら…。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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