エール(47話6月2日)藤丸が歌う「船頭可愛いや」は全く売れなかった

朝ドラ

朝ドラ「エール」第47話、木枯が自身のヒット曲「酒は涙か溜息か」を作詞した高梨一太郎を裕一(窪田正孝)に紹介。高梨は裕一の「福島行進曲」を聞いて、自分の詞の「船頭可愛いや」に曲をつけて欲しいと頼みに来たのだ。

出来上がった歌を歌うのは、下駄屋の娘・沼田松子で、芸名は「藤丸」。演じた井上希美さんと、藤丸のモデルとされる音丸については、こちらで書いておりますのでご参照ください。

「エール」藤丸の井上希美さんプロフィールとモデルの音丸について
朝ドラ「エール」で主人公・古山裕一が作曲した「船頭可愛いや」を歌う歌手の藤丸(ふじまる)。演じるのは井上希美(いのうえ のぞみ)さんで、そのプロフィールを調べてみました。そして、藤丸の実在モデルと言われる歌手の音丸(おとまる)さんについても調査してみました。

それにしてもセリフが増えていく一方。やはり週6から週5の放送ということで、中身を詰め込む必要があるんだろうなと思いつつ、「まんぷく」以来の多さで、さあ大変。

「エール」始まって以来、最大量のセリフが本日ありましたと明記しておきます。

エール(47話6月2日)セリフ

●カフェー「パピオン」

裕一:失礼します。

高梨:早速ですが 古山さん。

裕一:あっ はい。

高梨:私の詩に曲をつけてもらいませんか?

裕一:えっ…ぼ ぼ…えっ 僕がですか?

高梨:最初は木枯君に頼むつもりだったんだけど ほら この間 発売した「福島行進曲」すごくいい曲じゃないですか!それで木枯君に聞いたら あれを作曲したのは海外での受賞歴もある天才だって教えてもらいましてね。

裕一:いや そんな…。

高梨:「紺碧の空」も書かれたそうですね! いや~すごい方がいたもんです。どうですか? やって頂けませんか?

裕一:いや…えっ…いや うれしいですけど あの…。

木枯:俺のことは気にしなくていい。俺だって高梨先生と君が作った曲を聴いてみたいんだよ。

裕一:ほ…本当?

木枯:うん。

裕一:あっ…。じゃ…じゃあ 是非 お願いします!

高梨:よかった~! …で 実はもう書いてきちゃいまして。こちらになります。

裕一:ああ! 失礼します。「船頭可愛や」。ああ…。

●古山家・書斎

(ノックとドアが開く音)

音:お疲れさま。

裕一:うん。

音:一息入れたら?

裕一:ありがとう。

音:どう? 進んどる?

裕一:うん…もう少しかな?

音:「船頭可愛や」。

裕一:うん…本当にいい歌詞なんだよ。さすが高梨先生。せっかく木枯君がつないでくれた縁だし 頑張んないと。

音:うん! 楽しみにしとる。

裕一:うん…音は? 稽古 どう?

音:う~ん…難しい。正確に歌うことと 表現することって両立させるの なかなか大変。
裕一:う~ん…どっちかに気を取られっと どっちかがおろそかになる。

音:そう! どうすればいいんだろう?

裕一:う~ん 技術に関しては意識しなくても自然とできるようになるまで繰り返し努力するしかないかもね。

音:う~ん…そうね。

裕一:音 頑張って。

音:そうね…そうだよね。うん。裕一さんもね!

裕一:うん!

音:うん。

(鼻歌)

●東京帝國音楽学校・レッスン室

(久志と音の歌声)

黒崎:その姿勢でもちゃんと歌えなちゃ駄目だろ。

(ため息)

音:すいません。

黒崎:ヴィオレッタは病気だけど…。

井上:全然 先に進まないな。

豊子:やっぱり古山さんには荷が重かったのかも。

西田:本来ならヴィオレッタは千鶴子さんだもんな。

黒崎:弱さの中にも力強さが欲しんだよ。その気になって歌が乱れるようじゃオペラじゃない。もう一回!

久志:大丈夫。落ち着いていこう。

(ピアノ)

音:あっ…う~ん どうして うまくいかないんだろう。

環:息を吸うタイミングがそもそも違うのよ。

音:環先生!

環:え~…ここ このタイミングで。

音:はい。

環:あとは…ここの高音は つむじを意識して。

音:つむじ…。

環:天井から引っ張られる感じで。同時に喉を開いて。

音:♪「ラ~」

環:そう! それ。

音:はい。つむじ…つむじ…。

環:ねえ ちょっと来て。

音:はい。

●東京帝國音楽学校・講師室

環:私がパリで「椿姫」をやった時のレコード 参考にして。

音:ありがとうございます。

環:日本では発売してないの 悲しいことに。

音:そんな貴重なもの いいんですか?

環:どうぞ。お役に立てればいいけど。

音:ありがとうございます。

環:本場の舞台を直接見るのが一番勉強になるんだけどね。できれば海外で。

音:本場のオペラ…見てみたいな。本当は夫の留学についていきたかったんですけど 留学自体がなくなってしまって。

環:確か ご主人は国際作曲コンクールで賞を取られたとか。

音:はい。今はコロンブスレコードの赤レーベルで専属作曲家をしています。

環:へえ~。

音:環先生は流行歌なんてお聴きにならないですよね?

環:そんなことないわ。いい音楽なら何でも好きよ。子どもの頃は長唄を歌ってたし。

音:えっ そうなんですか? 意外。

環:ご主人はどんな曲を出されているの?

音:それがまだ一枚しか出せてなくて。実力は確かなので あとはきっかけさえあればと思ってるんですけど。

環:そうね…きっかけは大事。あなたはそれをつかんだんだから 無駄にしないようにね。
音:はい!

●コロンブスレコード・作曲家サロン
廿日市:「船頭可愛や」。

裕一:はい!

廿日市:何? これ 歌詞 高梨一太郎なの!?

裕一:あっ はい。

廿日市:採用。

裕一:えっ?

杉山:すばらしいと思います。

裕一:は…はあ。

廿日市:今さ 芸者に歌わせるの はやってるじゃない? これも芸者でいこう。

裕一:芸者さん?

廿日市:いいなと思う人 こっちで探しとくから。

裕一:お…お願いします。はい。

杉山:録音の日程など決まりましたら またご連絡いたします。

裕一:はい。

廿日市:古山君。

裕一:はい。

廿日市:これ 最後のチャンスだから。

裕一:うん?

廿日市:もし売れなかったら 君もう要らないから。

裕一:えっ?

廿日市:契約金も返済してね 一括で。

裕一:一括… 一括? 一括!? ちっと…ちっと待って下さい!

廿日市:待ったから。待ちくたびれたから。この2年間 君 全く利益上げてないの。「仏の顔も何とやら」だよ。

杉山:「三度まで」です。

裕一:わ わ…分かりました。はい はい。

廿日市:今度は脅しじゃねえぞ。本気だからな。

裕一:運命…運命~!

●おでん屋台

裕一:はあ~…。

久志:どうして ため息なんかつくんだよ。採用されたんだろ?

裕一:うん…。

久志:めでたいことだろう。

裕一:もし売れなかったら 今度こそ本当におしまいなんだよ。

久志:だから 何で売れなかった時のこと考えんだ。それよりも売れた時の幸せを想像してみたらどうだい?

裕一:本当に君は前向きだね~羨ましいな。

久志:お褒めの言葉 ありがとう。鉄男クンだって上京して早々に仕事決まったみたいだし。何事も気の持ちよう。

裕一:何の仕事なの?

久志:飲食業って言ってた。

裕一:ふ~ん

久志:この辺のはずなんだが…。

裕一:あれ? 前 ここ来たことあんな。

鉄男:はい…。

久志:うん? えっ?

裕一:あれ?

久志:あっ!

裕一:えっ!? た…大将?

久志:えっ?

裕一:前髪が変わってる?

久志:ああ 鉄男?

裕一:あっ…爽やかになってる!

久志:鉄男!

鉄男:早く来いよ。

久志:まさか 鉄男君がおでん屋とはね。

裕一:うん。

鉄男:おやっさんが故郷に帰ることになって この屋台を誰かに譲りたかったんだってよ。
裕一:おでんってさ そんな簡単に仕込めるもんなの?

鉄男:まっ 基本 煮込むだけだ。

裕一:ざっくりだね~。

鉄男:好きな時 詞も書けるし時間の融通もきくから。

裕一:詞の売り込みにも行ける?

鉄男:うん。

久志:おまけに酒も飲み放題。

鉄男:おい! 金はもらうからな。こっちも生活懸かってんだ。

久志:分かった。じゃあ 乾杯しよう。

裕一:うん。

久志:鉄男君の再出発と…。

裕一:よっ!

久志:裕一のレコード発売 第2弾を祝って…。

裕一:ありがとう。

久志:乾杯!

鉄男:また出すのか?

裕一:うん? うん…なんとか。

久志:じゃあ…。

鉄男:どんな曲なんだ!?

裕一:えっ…「船頭可愛や」って曲。高梨一太郎さんの詞で 芸者さんに歌ってもらうことになった。

2人:芸者!?

裕一:何?

久志:どこの芸者だ? 向島か?

裕一:向島?

久志:新橋か?

裕一:知らないよ。

鉄男:裕一はもう会ったのか?

裕一:会ってないよ!

久志:まさか赤坂!?

裕一:赤坂?

久志:あの伝説の萬龍を生んだ…赤坂なのか?

裕一:ど…どこ見てんの? か…乾杯しようよ!

久志:あ~そうだな。よし じゃあ 2人の成功に。

裕一:ありがとう!

久志:乾杯。

裕一:乾杯!

鉄男:乾杯!

裕一:乾杯!

●コロンブスレコード・第三スタヂオそして レコーディング当日。

裕一:あっ どうも。え~作曲しました古山です。今日はよろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします。

裕一:えっ? ちょ…えっ? あっ どうも。な…何でいんの!?

久志:取材だよ。流行歌の今について知っておきたいからね。

裕一:いや…。

鉄男:ああ 何事も勉強だ。

裕一:べ…勉強? 今日は大事な人だから…ちょっと…。

鉄男:すげえ いい…。

裕一:いい歌なんだけどさ 仕事…。

杉山:歌い手さん いらっしゃいました。

藤丸:どうも 沼田松子です。…じゃなかった。

杉山:藤丸さんです。

藤丸:藤丸です。よろしく どうぞ。

裕一:あっ 作曲の古山裕一です。よろしくお願いします。

藤丸:よろしくお願いします。

廿日市:お疲れ~。あ~松子さん よろしくね。

藤丸:よろしくお願いしま~す。

廿日市:今日 お店は? 大丈夫なの?

藤丸:はい 弟に店番頼みましたんで。

久志:弟?

鉄男:店番?

廿日市:じゃあ 準備しようか。

藤丸:はい。

杉山:ご案内します。

藤丸:はい。

裕一:廿日市さん あの 藤丸さんって芸者さんですよね?

廿日市:いや 下駄屋の娘。

裕一:げ げ…下駄屋!?

廿日市:本当の芸者さんはお金が高くてさ~。どうせ顔見えないんだし いいでしょ? 芸者ってことで。

裕一:よくないですよ!

鉄男:あんた 失礼な男だな!

廿日市:何だ? 何でトランプ君がいるんだ?

裕一:いや あの…。

鉄男:あんまし 人なめてっと そのうち痛い目 見っぞ。

久志:そうだよ! 本物の芸者 連れてこいよ。

廿日市:誰だ このひらひらシャツ。

裕一:あの…同級生の佐藤久志君といって…。

廿日市:何で人の仕事場で旧友あっためてんのよ。

裕一:いや 僕も来るなんて知らなかったんですよ!

鉄男:友達裏切んのか?

裕一:裏切ってないよ!

久志:芸者見れるから わざわざ来たんだよ。

廿日市:頼んでないし。ほら やるぞ。指揮して。

裕一:えっ? いや…。

廿日市:早く。

鉄男:待て!

廿日市:だから 本物は高いっつってんだろ。

鉄男:違う!「下駄屋の娘でいいか」って それ何だよ 下駄屋さん バカにしてんのか!
久志:そっち?

小田:ねえ どうすんのよ? やんの? やらないの?

杉山:歌を聴いてから判断したらどうですか?

裕一:廿日市さん 本当に僕 この曲だけは これられないので あの…どうか もし駄目だったら あの…本当に駄目だったら替えてもらっても…。

藤丸:♪「夢もぬれましょ」「潮風夜風」

裕一:えっ? すごいよね!・

久志:うん!

鉄男:すげえ…。

藤丸:♪「船頭可愛や エー」

下駄屋の娘の歌声は想像を超えるうまさでした…が。

●コロンブスレコード・文藝部

廿日市:いけなかったか~。これ どっか やっといて。

社員:はい。

●古山家・書斎

裕一:まずい! 本気で… 本気でまずい!

●コロンブスレコード・文藝部

廿日市:あいつとの契約は終わり。借金も全部返してもらう。

●古山家・書斎

裕一:うっ… あっ…。

こうして裕一…いや 古山家は上京以来 最大の危機を迎えたのです。

裕一:ああ~!

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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