エール(55話6月12日)その夜、三郎は安らかに息を引き取りました。

朝ドラ

朝ドラ「エール」第55話、3日も寝たままだった三郎が目覚め、浩二と2人きりにさせてほしいと。

俺が死んだら…喪主は おめえだ。喜多一を継いだやつがこの家の主だ 家長だ。この家も土地の全部 おめえが引き継げ。ちゃんと承諾取ったから。母さんのこと…頼んだぞ。聞いてんのか?

泣く浩二にかけた「おめえ…いいやつだな」が、三郎の最期の言葉。

三郎の葬儀に花だけ出して参列しなかった茂兵衛もまた、今回で出番終了のはず。その最後のセリフは「見れば分かっぺ!」。

唐沢寿明さん風間杜夫さんに感謝して、次週はオムニバス3話です。

エール(55話6月12日)セリフ

三郎:おめえに承諾してもらいてえことがあんだ。

●養蚕農家・畠山家

畠山:何だ? 昨日の威勢はどうした?

浩二:畠山さんに言われてから改めて考えてみたんです。僕…本当は何でもいがった。見返すことができんなら。

畠山:見返すって誰を?

浩二:親父や兄貴。いや…世の中にですかね。音楽の才能がある兄貴と違って俺には何にもねがった。だから親父から店 任された時うれしかったんです。けど…結局 店 閉めることになって…。

畠山:どんな家族にも割を食うやつはいる。俺だって虫なんか大嫌いなのに お蚕様30年だぞ。

浩二:役場入って うちみたいな潰れた商売人や農家が大勢いることを知りました。福島出てった人も少なくねえ。だから 残された俺たちにできっことをと思って りんご栽培提案したんです。

畠山:ほい。なかなかよく調べてあるじゃねえか。

浩二:えっ…読んでくれたんですか?

畠山:いっちょ やってみっか。

浩二:えっ?

畠山:まだ隠居するのも早えしよ。これからの人生 何か新しいことに挑戦するんのも悪くねえ。

浩二:本当ですか?

畠山:ただし…補助金あ出るならだ。

浩二:必ず取り付けます。

畠山:…なら お前 しけた面してねえで さっさと上の者 連れてこ。

浩二:ありがとうございます。

●福島「喜多一」茶の間

音:裕一さん。

裕一:ありがとう。

音:これでよかった?

裕一:大丈夫。これで父さんに聴かせてあげられる。

音:うん。

裕一:ありがとう。父さん 入るよ。父さん? …父さん! 

(華の泣き声)

裕一:父さん! 音! お医者さん呼んで! 母さん…母さん!

●福島「喜多一」三郎の寝室

浩二:父さん? 父さん…?

まさ:今 お薬で眠ってる。

浩二:医者は何て?

まさ:このまま逝ってもおかしくないって。

浩二:無理ばっか しやがって…。こんなことなら もっとちゃんと病気のこと話しとけばよかった。

裕一:父さん 知ってたよ。自分が長くないこと。

浩二:えっ?

裕一:痛みが出るたんびにね…こうやって噛んで我慢してたんだって。

浩二:バカだ… バカだ 父さん。だったら…文句の一つぐらい言えよ。

裕一:浩二…。

浩二:俺 だます気だったのかって怒れよ。

まさ:浩二!

浩二:何かっこつけてんだよ…。

裕一:代わるよ。

裕一:父さん…。いつも僕の味方だったよね。周りに何言われても…かばってくれた。まだ…全然 恩返しできてない。お願いだからさ…。

三郎:だから…何だ?

裕一:えっ?

三郎:化けもんじゃねえぞ。

裕一:父さん… 父さん…。と…と…父さん 起きたよ! 父さん 起きた! 父さん…。
浩二:父さん? 父さん?

三郎:おめえ 帰ってたのか。

浩二:とっくだよ。

まさ:おとうさん 3日も寝たままだったのよ!?

音:私 お医者さん 呼んできます。

三郎:あ~あ~…。浩二と2人にしてくれねえか。

三郎:浩二。

浩二:うん?

三郎:おめえには さんざん迷惑かけて悪がったな。

浩二:何だよ…気持ち悪い。

三郎:店継いでくれた時は…腹の底からうれしかった。

浩二:本当は兄ちゃんの方がいがったろ?

三郎:ハッ…バカ言え。あいづは音楽しか能がねえんだから。

浩二:俺…2人が音楽の話するのがずっと嫌だった。全然 話題に入れねえしさ。

三郎:音楽があったから あいづと話ができたんだ。浩二とは何がなくても言いてえこと言い合ってきたべ。なっ? ハハッ。

浩二:うん。

三郎:いいか? 浩二。

浩二:うん?

三郎:俺が死んだら…喪主は おめえだ。喜多一を継いだやつがこの家の主だ 家長だ。この家も土地の全部 おめえが引き継げ。

(回想)

三郎:喜多一の土地と家 全部 浩二に譲らせてくれ! おめえは古山家の長男だ。けど俺は喜多一を継いでくれた浩二にやりてえ。それぐれえしか あいづにしてやれることがねえんだ!

裕一:いや…もちろんだよ 父さん。父さんの好きにして。

三郎:本当か!?

(回想閉じ)

三郎:ちゃんと承諾取ったから。母さんのこと…頼んだぞ。聞いてんのか?

浩二:聞いてるよ。何だよ…口約束ばっかし…。だから だまされんだよ。

三郎:おめえは だまさねえ。

浩二:分かんねえぞ。長生きしねえと 何すっか分かんねえぞ。

三郎:フフフフ…。

浩二:笑い事じゃねえって。俺のこと ちゃんと見張ってろよ。もっと… もっと長生きしてくれ。生きてくれ…。

三郎:おめえ…いいやつだな。

(泣き声)

(回想)

三郎:おめえらのおかげで…いい人生だった。ありがとな。

裕一:父さん…。

三郎:ありがとう。

(回想閉じ)

♪~(ハーモニカ)

その夜、三郎は安らかに息を引き取りました。

●福島「喜多一」玄関

裕一:世話になりました。

まさ:いつでも帰ってきてね。

音:はい。

まさ:華ちゃん また来てね。

(鳥の鳴き声)

浩二:兄ちゃん…。俺 りんご やんだ。うまいの出来たら送るよ。

裕一:ありがとう。浩二 元気でな。

浩二:うん。

裕一:母さんもね。

喜多一を出た裕一は あの人のところへやって来ました。

●川俣・権藤家

(せきばらい)

裕一:お…伯父さん あの… お…お花 ありがとうございました。

茂兵衛:行かなくて悪いな。どうせ あの世で会えっから。

裕一:ち…父の生前はご心配やご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。と…というより あの…僕が本当に身勝手で 叔父さんの期待に沿えなくて ご…ごめんなさい。

茂兵衛:いいだろう?この曲線。本当はずっとこれがやりたかったのよ。没頭できるってのは いいことだな~。ちっとも飽きねえ。好きなことだけで飯食えるやつなんざ 一握りだ。せいぜい気張って かみさんと子どもに苦労かけるんでねえぞ。

裕一:はい!

茂兵衛:うん。ほれ…夫婦茶わんだ。持ってけ。

裕一:あっ…。

音:ありがとうございます。

裕一:ありがとうございます。あれ? これ…。

音:あの これ どっちがどっちですか?

裕一:どっちですか? これ…。

茂兵衛:見れば分かっぺ!

音:ハハハハ…。

裕一:フフフ…。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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