エール(57話6月16日)父、帰る後編「梅…ごめんな。頑張りん」

朝ドラ

朝ドラ「エール」第57話、10年ぶりにこの世に戻ってきた安隆は豊橋の関内家へ。光子から話もろくにしない梅のことを聞き、恨めしや~と梅の前へ。

負けを認めるってことは大切なことだ。負けを受け入れるから人は成長したり違うことに挑戦できるんだ。

娘に温かい言葉を残して、あの世に帰る安隆だった…。

それにしても、最後に娘たちに「ごめんな」と詫びる安隆の気持ちが切ないです。早死が本人にとっても悔いが残るという意味合いかもしれず、交通事故には注意いたしましょう。

エール(57話6月16日)セリフ

あの世では、年に二回 今でいうジャンボ宝くじがある 一等はもちろんお金ではない 一泊二日地上に帰る権利である

●関内家・居間

光子:学校はどう?

梅:何が?

光子:何かあったかな~って。

梅:何もないよ。

光子:そう。

<<(戸が開く音)

光子:岩城さんだ。

梅:いっつもこの時間だよ。

光子:岩城さんって 歌がうまいのよ。意外でしょ?

梅:ううん。昔 聴いたことあるから。

光子:へえ~ そうなの 初耳。どこで?

梅:忘れた。

光子:ふ~ん。

安隆:いや…出づらいな~。

●関内馬具店

安隆:はあ…いい匂いだのん。おっ! あ~さすがだわ~。

<<♪(鼻歌)

安隆:見えとらんはずだが? すごいな~ こいつ!

光子:ええ~っ!?

安隆:だ…黙って。静かに!

岩城:おかみさん ご無事ですかね?

光子:そこ…そこ! あっ 危ない!

岩城:えっ?

光子:いや…よく分からん。

安隆:中で話そまい みつ。

光子:あっ はい そうしましょう。

岩城:おかみさん 誰としゃべっとるんですかね?

光子:安隆さん。

岩城:えっ?

光子:あっ…そ…掃除 掃除。

●関内家・光子の部屋

安隆:いい写真を選んでくいれたな~ヘヘッ。

光子:そんな話じゃないでしょ。どうしたの? 何があったの?

安隆:くじで地上への旅が当たったんで来れたんだわ。

光子:はあ…何がなんだか…。

安隆:あっ…音は割とすぐに受け入れてくれたんだが。

光子:ああ…あの子らしいわ。

安隆:あっ 裕一君 いい男だ! 安心した。

光子:少し頼りないけどね。

安隆:それそれ。

光子:何?

安隆:みつの毒舌 黒蜜 フフッ。何か楽しいわ。

光子:フフッ…。あなただわ。間違いない! フフフ…。

安隆:いざとなったら 何を話していいのか分からんくなる。フッフフ…。

光子:踊る?

安隆:えっ? あっ…。

(笑い声)

●関内家・居間

安隆:新人賞を取った子は 梅の昔の友達だってことか?

光子:うん。ペンネーム使っとったから最初は分からんかったんだけど 手紙が来たの。

安隆:ふ~ん。

十日前のこと

●梅の通う学校の教室

末吉 結(幸 文子)からの手紙「拝啓 関内梅様 私はあれから小説家を目指し 日々精進しておりました。その甲斐あり 16歳の時に初めて応募した「文藝ノ友」という雑誌で新人賞を頂き 幸 文子という名前で作家活動を始めました」。

梅:何で? どうして彼女が?

●関内家・居間

光子:小さい頃 唯一の友達だった結ちゃんだったの。

安隆:あ~結ちゃん! うん。

(回想:教室)

結:「悪い人という一種の人間が世の中にあると 君は思ってるんですか? そんな そんな」…。

梅:貸しん。「そんな鋳型に入れたような悪人は 世の中にあるはずがありませんよ。平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それがいざという間際に急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです」。どう? すばらしい 人への考察でしょう。

結:う…うん! ちいと難しい。

梅:やめる?

結:ううん…やる!

(回想閉じ)

光子:手紙には梅への感謝とか励ましとか 編集者さん紹介してあげるよとか書いてあったんだけど。

安隆:ふ~ん よかったじゃんか~。持つべきものは友だな!

光子:幸せな人ね…。

安隆:えっ?

光子:フフッ。こ~んな形の頭につけてる人に「幸せ」って言うのもなんだけど。同い年よ?梅が文学を教えてあげとった子よ?

安隆:うん。

光子:その子が日本で一番すごい新人賞を取ったの。

安隆:うん。

光子:どう思う?

安隆:友達だろ? うれしい!

光子:私…安隆さんのそういうところが好き!

(笑い声)

光子:最近は小説も書いとらんし 話もろくにせんし 正直お手上げ。

安隆:俺 話してみるよ。

光子:本当?

安隆:うん。

●関内家・玄関

梅:ただいま~。

<<光子:お帰り~!

●関内家・梅の部屋

安隆:恨めしや…。

梅:お父さん?

安隆:恨めしや…。

梅:お父さんでしょう?

安隆:怖くないんか?

梅:怖くないよ。

安隆:お前 動じんな…。

梅:幽霊なんて 文学じゃありふれとるよ。

安隆:アハハ…久しぶり。

梅:お帰り。

安隆:フッフフ…。ああ…。

梅:どうしたの? いつまでいるの?

安隆:今日帰る。閻魔様に怒られるからな。

梅:そう…。

安隆:結ちゃんの受賞作 読んだか?

梅:読んだ。

安隆:どうだ?

梅:すごかった…すばらしかった。まあ ただ…。

安隆:ただ?

梅:ううん 何でもない。

安隆:梅… 自分の弱さを見せたくないんか?幸い お父さんはあの世の人だ。明日にはこの世におらん。お父さんに自分の正直な気持ち教えてくれんか?

梅:悔しい。

安隆:どうして最初に褒めた?

梅:だって新人賞だよ?

安隆:賞とか関係ない。心の底から結ちゃんの作品 認めとるんか? 負けを認めるってことは大切なことだ。負けを受け入れるから人は成長したり違うことに挑戦できるんだ。

梅:お父さんは そういう経験あるん?

安隆:ハハッ 岩城だ。あいつには勝てんから 父さんは職人をやめて経営に専念した。

梅:ええ…そっか。そんな すごいんだ。

安隆:ず~っと うちに仕事があるのは あいつのおかげだ。

梅:岩城さん…お母さんのこと 好きだよ。再婚するって言ったら つらい?

安隆:う~ん…。お父さんはうれしい。2人とも大好きだから フフッ。

梅:フッ。

安隆:フフッ。

梅:ハハハハハ…!

安隆:えっ?

梅:お父さんって…何だろう…いいな。

安隆:あっ…何だよ~真面目な話をそらすな。

梅:違うの。分かったの。分かったような気がした。私 今まで全てのことを斜めから見過ぎとったかもしれん。これからはまっすぐ生きてみる。自分とか小説 まっすぐ表現してみる。お父さん 見習って。

安隆:俺? あっ…そうか? あ~まあ…それならそれで。

(笑い声)

梅:お父さん ありがとう。

安隆:梅…ごめんな。頑張りん。

梅:うん! お父さん あったかい。

●関内家・台所

光子:ごはん 一緒に食べてったらいいのに!

安隆:食べとったら あの世に戻れんくなる。仕事も子どもも…大変だったろうな。

光子:ううん…ううん…。あっという間だった。

安隆:ありがとう。もっと…お前たちといたいけど…。みんな それぞれ幸せを見つけとって安心した。じゃあな。

光子:ありがとう…。また あの世で。フフッ。

●関内馬具店

安隆のメモ「再婚を許す」

岩城の返事「おれは安隆さんといる おかみさんが好きなんです。」

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

「エール」ネタバレあらすじとセリフを最終回まで!キャスト紹介も。

朝ドラ年表(更新中)年度別に歴代ドラマの主な出来事をまとめています

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ

コメント