エール(58話6月17日)梶取保と二宮恵の恋のキューピッドは佐藤久志

朝ドラ

朝ドラ「エール」第58話、十年ほど前に神田にあった古本屋の名前は天岩堂書店。その店主・梶取保が店にやってきた二宮恵に恋心を抱いて三か月。

店の常連客である木下の親戚の子である久志が、冷静かつ熱い言葉を保に投げかけ…。

全ては行動です。結果は変わらないかもしれない。恵さんは得られないかもしれない。しかし あなたは変わります。人生の分かれ道は突然やってきます。そこで行動すれば全てが変わります。

ずっと一人で生きてるつもりだったけど 間違ってました。木下さん 久志君 ありがとう。月からかぐや姫を奪ってきます。

という流れで、明日からは双浦環 若き日の物語です。

ちなみにですが、久志の両親は離婚していて小学生の頃の久志の母親は継母。その辺りの話は、来週放送されるはずです。

エール(58話6月17日)セリフ

●喫茶店「バンブー」

裕一:あの…今更なんですけど…。

保:うん?何?

裕一:バンブーって店の名前 どっから付けたんですか?

保:あ~それね…。

恵:この人 昔 古本屋の店主だったの。

裕一と音:えっ?

今日はバンブーの2人 保と恵の物語です。

十年ほど前 神田

●神田・天岩堂書店

保:62銭。

木下:今年はご両親の七回忌だろう。親戚とか集まんのかい?

保:みんな疎遠だから僕だけでやります。中 汚れてたから2銭引いときます。

木下:いいよ いいよ。読めりゃ一緒なんだから。なあ 余計なことかもしれないが もうちっと外に出たらどうだい?

保:外は嫌いです。

木下:ここにずっと座ってるのは体にも心にもよくねえよ。前みたいに うちの店にコーヒーでも飲みに来いよ。

保:木下さんにコーヒーのいれ方を教わったんです。同じものが飲めるのに 何でお店に行かなきゃいけないんですか?

木下:コーヒーを楽しむってのは場所とか空間とか雰囲気とかもあるわけで。

保:まっ 僕のは更に進化してますけどね。

木下:あっ…。おっ…若いお嬢さんなんて珍しいな。じゃあ また来るわ。

保:は~い。

(物音と悲鳴)

恵:あっ…ご…ごめんなさい!

保:気を付けて。

恵:ありがとう。

保:いや 本が傷みます。

恵:うん?「吾輩は猫である」の初版かな?

保:奥付を見ないで どうして分かったの?

(時報)

(回想)

恵:夏目漱石の「吾輩は猫である」は 上・中・下巻に分かれています。でも上巻に「上」の表記がないのは そもそも一話完結のつもりで発刊したから。

保:だから表紙だけで…。

恵:処女作が「「吾輩は猫である」なんて もうすばらしいですよね! 漱石の中では何がお好きで?

保:やはり…。「こころ」かな。

恵:それじゃあ 最初の見返し裏にあるラテン語が書いてあるの知ってます?

保:見逃してた…。何て書いてあるんだ?

恵:「学は長く人生は短い」。ヒポクラテスの格言。

(回想閉じ)

保:「学は長く人生は短い」。二宮…恵。

それから毎週木曜日 恵はお店に来るようになりました。

一度 来ない木曜日がありました。

(戸が開く音)

木下:ヘヘヘヘヘ…。はあ~こんな時間まで開けてやがって。

保:本の整理をしてただけです。

木下:お~怖っ。恋する男はけなげだねえ。

そうして 3か月が過ぎたある日。

恵:保さん あの…。

保:はい?

恵:あっ…ここにいると 気持ちが落ち着きます。では。

木下:いい子だな。どうなの?

保:どうって何が?

木下:またまた~分かってるくせに。ずっと一人でいいの?

保:僕は一人で十分満足…うん?

木下:親戚の子。遊びに来たの。無類の本好き。

久志:こんにちは。佐藤久志です。保さんの状況はおじさんから聞きました。楽しいのに進展しない時間が続くと 女性は男性を恋愛対象から友達へと認識を変えてしまいます。早く勝負をかけた方がいいと思います。

●喫茶店「バンブー」

裕一:た…保さん…その子 あの 蝶ネクタイしてなかった?

保:あ~してた してた。

裕一:ほら 佐藤久志だよ! 音の友達のほら。そこで劇やったでしょ?一緒に。「ヴィオレッタ~!」って。

(回想)

保:ヴィオレッタ~!

久志:カ~ット!

(回想閉じ)

保:あ~!

音:すごい! 保さんと久志さんが昔 出会ってただなんて。

裕一:ねえ!

保:そう…しかも 彼が恋のキューピッドなんだ。

裕一と音:えっ? えっ?

●神田・天岩堂書店

久志:なぜ行動に出ないのですか?彼女のこと 好きでしょ?

保:はい。

木下:えっ?

保:子どもにはうそはつけない。

久志:あなたはずっと自分をごまかして生きてきた。

保:ちょっと はっきり言い過ぎだぞ~。

久志:一人でいるのは好きだが 彼女のことも好きだ。自分の中でどちらも欲しい。

保:この子 何者?

木下:議員の息子。

久志:これまでの関係が気まずくなるのも嫌。自分が傷つくのも嫌。

保:ああ…この子としゃべってると自分が愚かでどうしようもない存在に思えてくる。

久志:ある本に書いてありました。人は行動することで自分を変えられると。言いかえれば 人は考えてても自分を変えることはできないということです。全ては行動です。まずは食事に誘ってみましょう。

そして数日後。

恵:こんにちは。

保:はい。い…いらっしゃいませ。

恵:どうしたんですか?

保:いえ 何も。

恵:今日…ちょっと変ですよ。

保:あっ…そうだ! コーヒー飲みます?

恵:あっ…ありがとうございます。

保:大丈夫。やれる…やれる。

保:め…恵さん どうぞ。

恵:ありがとうございます。保さんのコーヒー おいしい。

保:ありがとう。あ…あの~…。

恵:はい。

保:あの…今度よかったら…。ご…ご…碁でもやりませんか?

恵:碁?

保:碁。

恵:教えて下さい!

保:はい。

木下:「ご…ご…碁」って。

保:そんな簡単に人は変われませんよ。

木下:いいの? このままで。一生 ここで一人で本だけが友達でいいの?

保:ああっ…何で彼女 この店に来たんだろう。あ~まあ ともかく今は碁だ。碁を習得せねば。

木下:おい…今日はおとなしいな。どうした?

久志:お二人は鈍いな。僕は彼女が帰る時に気付いたんですよ。左の薬指。

当時 日本では婚約指輪の慣習はまだありませんでした…が。

久志:外国では婚約の時に男性から女性に指輪を贈る習慣があります。恐らく恵さんは外国人の男性から求婚されてるかと。

保:あっ…そういえば話の端々で外国人の…。

回想・恵:「竹取物語」を外国の人に読んでもらったら「これは宇宙人の話?」って。1000年以上も昔にこんな話考えるなんてアメージングだって。

久志:彼女 このまま月に行ってしまいますよ。行動するなら今しかない。

保:でももう…婚約者がいるわけだし。

木下:駄目もとでも やってみればいいじゃない。

保:駄目だと分かってて やる必要ないでしょう?

久志:あります。

保:どうして?

久志:あなたがこの店を一歩出れば 全てが変わります。

保:変わらないよ。

久志:変わります! 言ったでしょ? 全ては行動です。結果は変わらないかもしれない。恵さんは得られないかもしれない。しかし あなたは変わります。人生の分かれ道は突然やってきます。そこで行動すれば全てが変わります。

保:久志…君は何者だ?

木下:議員の息子とはいえ…。

久志:僕もいろいろありました。僕は行動しました。あなたにも行動してほしい。

木下:保君 行け。店の外には君の未来がある!

保:ずっと一人で生きてるつもりだったけど 間違ってました。木下さん 久志君 ありがとう。月からかぐや姫を奪ってきます。

●喫茶店「バンブー」

裕一:それで どうなったの?

恵:はい! 私 やってみるね。彼と2人で歩いてたら突然目の前にやって来て…。ぼ…ぼ…僕はあなたのことが全身全霊で好きです!僕は今まで過去に生きてきました。でもあなたと出会って初めて未来を見ることができたんです!失礼ですが彼より僕はあなたのことを幸せにできます!ぼ…ぼ…僕と結婚して下さ~い! アハッ…って叫んだの いきなり。

音:かっこいい!

裕一:えっ それで…恵さん 何て言ったの?

恵:それがね 左手の薬指にそういう意味があるなんて 私知らなかったの。ただのファッションでつけてただけ。

裕一:久志 ミラクルだな~。

恵:外国人の彼も学生時代のただの友達。その彼がもう感動して。「これが日本の武士道か」って。

音:バンブーって名前もそこから?

保:そう。2人でお店やろうってなった時に彼女が考えたんだ。

恵:ほら 竹って根がすごいでしょ? 私 もうずっとこうやってふわふわして生きてきたから しっかり地に足をつけなきゃって思って そういう意味も含めてね。

音:へえ~久志さんって すご~い。

♪~(口笛)

恵:あっ!

裕一:うわっ!

明日からは双浦環 若き日の物語です。

久志:えっ? 何 何? どうしたの?

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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