エール(59話6月18日)環のパリの物語前編、画家の今村嗣人と同棲

朝ドラ

朝ドラ「エール」第59話、世界的なオペラ歌手となる双浦環がまだ駆け出しだったころの物語。

環は、スカラ座やオペラ座の舞台に立つことを夢見てパリに留学に来ていた。ホームパーティーで、画家を目指す今村嗣人(金子ノブアキ)と出会い、恋に落ちて同棲生活。

外交官の娘で環の友人の里子(近衛はな)から、日本人が世界的舞台に立てる最大のチャンスのオペラ「蝶々夫人」の話を聞いた環はイタリアに飛んでオーデションを受けて一次審査合格。

でも…、ということで、長いセリフを語った里子役の近衛はなさんは昭和55年生まれの40歳。お父さんは目黒祐樹さんということで、あの松方弘樹さんの姪っ子ということになります。

エール(59話6月18日)セリフ

●東京帝國音楽学校・講師室

音:夢も子どもも夫婦2人で育てていきます。彼がいてくれたから選べた道です。お世話になりました。

「環のパリの物語 前編」

●パリ・嗣人のアパート部屋

フランス女性:里子!

里子:あ~ボンソワール。

(フランス語での会話)

嗣人:どう思う?

環:あっ…はい。あの すばらしいと思います。

嗣人:そう?

環:はい。

嗣人:この絵を描いた人…どんな人だと思う?

環:う~ん…分かりません。

嗣人:うそ。今 心に浮かんだこと言って。

環:中途半端…とも。

嗣人:アハハ…うん。同感だ。名前は?

環:双浦環です。

嗣人:フランスへは?

環:オペラ歌手になるため 2か月前に来ました。

嗣人:そっか。僕はこのアパートの住人。今村嗣人 中途半端な画家を目指す男です。アハハハ…。

環:ごめんなさい!

里子:あっ もう自己紹介しちゃった?

嗣人:うん。では またね。

里子:彼 すごいんだよ。サロン・ドートンヌ展で賞を取った天才画家。今最も期待される男よ。しかも男前で家は大金持ち。どうしたの?

環:中途半端な絵だって言っちゃった。

里子:えっ? 気にしてないみたいよ。

●パリ・カフェ

嗣人:やあ。

環:あっ…先日はすみません!

(フランス語)

嗣人:初めてつかんだ役は何だったの?

環:何だと思う?

嗣人:何?

環:枯れ木の役だったの。

嗣人:枯れ木?

環:そう。

環:占い?

嗣人:すごいよ。

環:えっ何?

嗣人:君は今年 運命の人に出会う。

(笑い声)

環:私はただ オペラが好きだから。

嗣人:本当にそう? 君も僕と同じはずだ。世界を目指してるんだろ? 

環:私はスカラ座やオペラ座の舞台に立ちたい。

嗣人:一緒に行こう。

フィリップ:(フランス語で)そして恋は始まったか…若いっていいな。

●パリ・嗣人と環のアパート部屋

嗣人:王女様。

環:うん?

嗣人:朝食の用意ができました。

環:フフフ こちらへ持ってまいれ。

嗣人:ハハハ…お嬢様 わがままがすぎますぞ!

環:アハハハハハ! やめて。

嗣人:ちょっと待って…。

(笑い声)

環:今日の予定は?

嗣人:僕の絵を気に入ってくれた画商が現れたんだ。話を聞いてくる。

環:え~すごいじゃない!

嗣人:個展を開けるかもしれない。

環:わ~すごい! すごいわよ!

嗣人:君の予定は?

環:う~ん いつもどおり。学校行って発声練習。来て半年 ず~っとよ。飽きてきた。

嗣人:基本は大事だから。頑張って。

環:うん。

●パリ・カフェ

環:ん~!

里子:ねっ? 初めて食べた時は衝撃のおいしさでしょ。

環:何ていうお菓子なの?

里子:タルトタタン。

環:ふ~ん かわいい名前。

里子:知ってる? このお菓子って 失敗から生まれたの。タタンっていうホテルを経営してた姉妹が りんごタルト作るのに 生地を敷かずにりんごだけ焼いちゃったの。

環:あら。

里子:でも もったいないからお姉さんが上から「えいやっ!」ってタルト生地をのせて焼いちゃったんだって。…で 焼き上がったものを諦め半分でひっくり返してみると とっても香ばしくておいしそうなお菓子になってて…。

環:う~ん おいしい!

里子:ホテルの看板お菓子になって 今ではフランスを代表するお菓子ってわけ。

環:失敗も無駄ではないってことか。そう思いたいけど…。

フィリップ:(フランス語で)おかわりは?

環:(フランス語で)ください。

里子:自信なくなった? ずっと海外生活をしてきた外交官の娘としてはっきり言うわ。ふだんの生活でもアジア人は差別されるけど 欧米がつくり出した芸術の中でアジア人が成功するのは万に一つもない。

環:甘かった…私。

里子:たた…プッチーニって知ってる?

●パリ・嗣人と環のアパート部屋

♪~(発声練習)

(回想)

環:えっ!? 日本が舞台のオペラ?

里子:うん…信じがたいけど この前 大使館の晩餐会で聞いたの。タイトルは「蝶々夫人」。日本人の女性とアメリカ人の海軍士官の恋物語なんだって。

環:日本の女性…誰がやるんだろう?

里子:今の予定では 日本髪のカツラかぶって こっちの人がやるみたいだけど似合わないよね。

環:う~ん…。

(回想閉じ)

プッチーニ作曲 歌劇「トスカ」から -歌に生き、愛に生き-

♪~(レコード)

(回想)

里子:環 日本人が世界的舞台に立てる唯一にして最大のチャンスよ。

(回想閉じ)

環:決まったの?

嗣人は大きなチャンスを得ました。

嗣人:あ~。

環:うん!

(絵を描く音)

環:おはよう。ごはん どうする?

嗣人:起きてたの? おはよう。

環:気合い入ってるね。

嗣人:眠れなくてね。

環:頑張ってね。応援してる。

嗣人:うん。

環:よし。

環は「蝶々夫人」の公演が行われるイタリアに向かいました。オーデションには世界各国から歌手が集まっていました。

●イタリア・オーデション会場

エマ:(外国語で)何? 清掃員が並んでるわ。

スーザン:(外国語で)やめなさいよ 失礼よ!

(ドアが開く音)

ネクスト。ジュリア。プリーズ カム イン。

(ドアが閉まる音)

<<♪~(歌声)

●パリ・カフェ

里子:えっ?「蝶々夫人」のオーデションに押しかけた?

環:出ていけって追い出されそうになったんだけどね その中の一人の人が一曲だけいいじゃないですかって言ってくれて歌ってきた。

里子:へえ…。環ちゃんって 意外と大胆ね。

環:嗣人さんに刺激を受けたの。気付いたらイタリアにいた。

里子:それで結果は?

環:まだ。ただ…私は受ける資格もない人だから。それに…廊下で待つ間 ほかの人の歌が聞こえてくるじゃない。

里子:うん。やっぱり違う?

環:声量がまるで違う。もっとしっかり勉強しないと駄目だ。

里子:勉強で埋まるかな? ほら 日本人って繊細なことは得意だけど パワーって面ではどうにもならないところ あるから。

環:そんなことない! 頑張ればなんとかなるよ。

里子:嗣人さん 個展いつだっけ?

環:一か月後。彼 頑張ってる。

里子:今は自分のことは置いといて 嗣人さんを応援してあげた方がいいんじゃない? 大事な時よ。

フィリップ:(フランス語で)ご注文は?

里子:(フランス語で)コーヒー2つ! ちょっとお手洗い。

環:うん。

フィリップ:(フランス語で)君はオペラ歌手を目指してるの?

環:(フランス語で)はい。

フィリップ:(フランス語で)芸術の道を究めるなら 他人に惑わされないことだ。

環:(フランス語で)恋人は力にもなります。

フィリップ:(フランス語で)時にはね… 

●パリ・嗣人と環のアパート部屋

(ドアの開閉音)

環:やった~! ごめんなさい!

嗣人:どうしたの?

環:わ…私 一次審査 通ったの「蝶々夫人」の! あっ ごめん…一次に通っただけなのに。あなたと比べ物にならないけど…うれしかったの!

嗣人:僕もうれしいよ!

環:アハハ! ああ…!

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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