「エール」ネタバレあらすじとセリフを最終回まで!キャスト紹介も。

朝ドラ

NHK連続テレビ小説第102作「エール」のネタバレあらすじ、そしてそのセリフとキャスト紹介を最終回まで書き続けています。

朝ドラ「エール」は、昭和の大作曲家・古関裕而さんと、妻で歌手としても活躍した金子さんを実在モデルにした夫婦と音楽の物語。

主人公・古山裕一を窪田正孝さん、ヒロインで妻の音を二階堂ふみさん、ナレーションは津田健次郎さん、主題歌はGReeeeNの「星影のエール」でお届けする視聴者への応援歌(エール)、それが朝ドラ「エール」。

当時の世相も合わせて、そのネタバレあらすじを、2020年3月30日の初回1話から、最終回まで書き続けていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

尚、紙面の関係上、感想は日別のセリフ書き出し記事に書いておりますので予めご了承願います。

尚、ここから先はネタバレになりますので、お読みになる際はくれぐれもご注意ください。

またネタバレに関しましては、事前情報に基いて推測で書き足している部分もありますので、予めご了承お願いいたします。

朝ドラ「エール」の福島三羽ガラスとは?その意味と実在モデルを紹介

古関裕而(作曲家)野村俊夫(作詞家)伊藤久男(歌手)
出身地福島県福島市福島県福島市福島県本宮市
行年明治42年~平成元年 80歳没明治37年~昭和41年 62歳没明治43年~昭和58年 72歳没
ドラマの配役名古山裕一村野鉄男佐藤久志

「エール」ネタバレあらすじ(新生活編)

古山裕一と音が東京で新婚生活を始めるところからスタートする「エール」の新章。新しい登場人物もたくさん出てくるのですが、その中でも注目したいのが、木枯正人(こがらし まさと)。

 

裕一が専属契約した「コロンブスレコード」で、裕一と同期の作曲家という設定ですが、その実在モデルと言われているのが、あの大御所・古賀政男さん。

 

裕一のモデルとされる古関裕而さんとの関係については、別途書いておりますので、ご参照いただければ幸いです。

「エール」の作曲家・木枯正人の実在モデル古賀政男と古関裕而の関係

古賀政男古関裕而
生年月日明治37年(1904)明治42年(1909)
出身地福岡県大川市福島県福島市

そして、いよいよ「福島三羽ガラス」と呼ばれる裕一たち三人の活躍の発端が垣間見れる章なので、山崎育三郎さん中村蒼さんのファンの方々は必見です。

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第14週「弟子の恋」

「いばらき」です。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」です。

 

弟子志望の田ノ上五郎は茨城出身。茨城といえば2017年「ひよっこ」の名場面を思い出す方も多いことでしょう。

 

矢田部美代子が警察署で夫の実を捜して下さいと涙するシーン。あのセリフも書き出していました。

 

「いばらき」です。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」です。谷田部実といいます。私は 私は出稼ぎ労働者を一人探してくれと頼んでいるんではありません。ちゃんと名前があります。茨城の奥茨城村で生まれて育った谷田部実という人間を探してくださいとお願いしてます。ちゃんと ちゃんと名前があります。お願いします。あの人は絶対に自分でいなくなったりするような人ではありません。お願いします。お願いします。探してください。お願いします。

田ノ上五郎は茨城出身。13歳から水戸の雑穀問屋で奉公生活をしながら、独学で音楽を勉強してきたという。

弟子にしてくれと頭を下げ続ける五郎だったが、弟子を取るような立場ではないと断る裕一。

しかし、奉公先を逃げ出し、家族もちりじりになった自分には、ほかに行くあてもない…、お願いします!

五郎君、君を弟子にします。

根負けした裕一が、ついに五郎の弟子入りを許したその日、豊橋から梅が古山家にやってきた。

ようやく文芸誌の新人賞を取った梅は、古山家に居候して執筆活動を行うと宣言。こうして一気に同居人が2人も増えた古山家であったが…。

張り切る梅は、早速、二作目の執筆に取りかかるが、五郎の率直な物言いや立ち振る舞いが気になって、その筆が一向に進まない様子。

出版社で梅の新人賞受賞式

数日後、出版社で梅の新人賞受賞式が開かれた。そして受賞を祝う花束を持って現れたのが、梅の幼なじみで先に新人賞を取った幸文子。

文子は梅に花束を手渡しながら、対抗心むき出し。

2014年「花子とアン」でもありましたね、こんな場面。宇田川満代先生が、はなと一緒に「児童の友賞」を受賞した時のシーンを思い出した方は朝ドラ通です。
そして、ひぞっこさんは細かいです&さすがです。

そんな2人にカメラマンが写真を撮らせてほしいと声をかけてきた。ためらう梅に出版社の役員が釘を刺した。

写真を嫌がっては困ります。あなたはかわいいことも売りなんですから。

自分が目指した世界はこんなものなのか…、梅は少し失望すると同時に、世間知らずな自分を恥じていた。

一方、五郎も悩んでいた。どんな曲を作っても誰かの曲と同じようになってしまう。自分には才能がないのか…、その悩みは深かった。

梅もまた、一向に筆が進まず…。

ある夜、書斎で五線紙と格闘する五郎にお茶を出してあげる梅。そこでお互いに書けない悩みを語るのだったが…。

人づきあいが苦手だから文学さえあればいいと言う梅に、自分の鎧の中に閉じこもっていると言ってしまう五郎。

怒り心頭の梅、そして口から出た言葉で更に落ち込んだ五郎は翌日も深酒を。みかねた梅が水を持ってくると、やおら立ち上がり…

ぼ…僕…梅さんの書いた小説、好きです。梅さんには才能と人を慈しむ心があるから鎧なんて要らない…。

そう言うやいなや、また眠りこけてしまったのである。そして梅の顔に笑みが広がり…。

次の日の夕方。

梅が神社の前を通りかかると、思案顔の五郎が石段に座っていた。才能がない自分は努力しても駄目なんだと肩を落とす五郎。

五郎さんはダメなんかじゃない。ただのダメな人を好きにならんもん。

突然の梅の告白だった。しかし、その日以来、梅の筆はどんどん進み、まるで何かから解き放たれたかのようだった。

その一方で、五郎は裕一に弟子を止めたいと申し出て、古山家から出て行ったのである。もちろん、梅には内緒で。それを聞いた梅の瞳に涙が光った。

出版社での対談。

音や関係者が見守る中、梅は幸文子との対談に臨んでいた。記者から今後の展望を聞かれた梅は、豊橋に帰って作家活動をすると言い、皆を驚かせた。

自分にはかけがえのない人が見つかった。彼の居場所になりたいという梅。

それから梅は、路地裏で寝起きしていた五郎を捜し出した。しかし、自分は梅にはふさわしくないと後ずさりする五郎。

私、五郎ちゃんの居場所見つけたから。豊橋、私と行こう、ね。

一か月後。

梅の二冊目の小説が出版された。その傍らには、岩城の下で馬具職人の見習いとして汗を流す五郎の姿があった。

一人前の馬具職人になった暁には、梅と結婚して幸せな家庭を築く。五郎の新たな夢だった。

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第13週「スター発掘オーディション!」

ボンボン息子・寅田熊次郎を演じるのは坪根悠仁(つぼね ゆうと)さん。2018年ジュノンスーパーボーイでフォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞をW受賞した二十歳の青年です。

 

しかもこの「エール」が俳優デビューということで、所属事務所エイベックス期待の星と言っていいでしょう。

 

でも演じる寅田熊次郎がワンパク過ぎて、山崎育三郎&古川雄大ファンから総スカンの予感(?)


新人なので大目に見てねと願いつつ、第13週のネタバレあらすじです。

昭和11年(1936)。

裕一がコロンブスレコードと専属契約して5年が過ぎていた。この頃の裕一は、ご当地ソングやプロ野球の応援歌などを数多くてがけ、安定した作曲家生活を送っていた。

しかし、残念なこともあった。福島三羽ガラスとして活躍を誓い合った幼なじみが、いまだ日の目を見ないでいたのだ。

鉄男は相変わらずおでん屋のおやじ、久志は4年前に音楽学校を卒業したものの、オペラ歌手としてデビューする機会を得られずにいたのだ。

そんな久志に、コロンブスレコードの新人歌手募集に応募することを勧める裕一。合格者はレコードデビューが約束され、その曲を作曲するのは自分だと。

その言葉に励まされた久志は応募することを決意。そして歌を始めたきっかけを裕一と鉄男に語り始めるのだった。

昔、久志が10歳の時に父親が再婚した。新しい母親になじめない久志は、家を出て行った生母に会いにいくが、生母には新しい家族がいて、とても幸せそうだった。

雨の中、無我夢中で走り、気が付けば教室の中で突っ伏して泣いていた。そこに見回りで来た藤堂先生が声をかけてくれた。

なぜ泣いているのかを聞かず、藤堂先生は唐突に歌を歌い出した。促されて自分も一緒に歌ったら…

やっぱり君、いい声してるよ!

藤堂先生が絶賛してくれた。先生は前々から自分の才能に気付いていたとも言ってくれた。

それがきっかけで何かが自分の中で変わった。新しい母親にも心を開くことができたし、この出来事が歌の道に進むきっかけだったと。

福島三羽ガラス、それぞれに大きな影響を及ぼした藤堂先生の優しさに感謝する3人だった。

数日後、バンブーで音と華がプリンを食べていると、あの豊橋のミュージックティーチャー御手洗が突然、姿を現した。

コロンブスレコードの新人歌手募集を新聞で知り、歌手になる最後のチャンスだと思って上京してきたと。

そこに、コロンブスレコードに応募書類を届けにいった帰りの裕一と久志がやってきて…。

…どうも、スター御手洗です。

プリンス佐藤久志、そう呼ばれています。

どちらも新人歌手募集に応募すると知り、ライバル心むき出しの2人だった。

新人歌手募集オーディション当日。

久志が歌ったのは「丘を越えて」。御手洗は「船頭可愛や」。廿日市もノリノリでリズムを刻むほど全ての応募者のレベルが高く、目を見張る裕一。

そして合格したのは、久志でも御手洗でもなく、帝都ラジオの会長を父に持つ寅田熊次郎という青年だった。

この結果に納得がいかなく久志と御手洗は、コロンブスレコードに押しかけて猛抗議。その時、寅田熊次郎が姿を見せて2人を負け犬と口汚く罵り…。

さらに御手洗を侮辱する言葉を口にする熊次郎。それを久志が咎めると、今度は久志に頭突きを食らわせるという蛮行に及ぶ熊次郎。

倒れた久志を抱き起こす御手洗、そして騒ぎを聞きつけて駆けつけた裕一と廿日市。

君、ちょっと残って。研究生として契約してやっから。

廿日市の口から意外な言葉が発せられた。実は、コネで選ばれた熊次郎だけでは荷が重いと判断した廿日市が、久志を残すように上層部にかけあっていたのだ。

しかし、研究生の最初の仕事が熊次郎のカバン持ちだと聞いて、すぐに断ろうとする久志であったが…。

あなたは選ばれたの。選ばれた以上、輝かなきゃ!

御手洗の言葉に背中を押された久志は、必ず歌手デビューすることを御手洗に約束。久志と熱く固い握手を交わした御手洗は、豊橋へと帰っていったのである。

数日後、古山家の食事中に久志がやってきた。熊次郎のデビュー曲の新譜を見ると、いい曲だから僕がもらうよと裕一と押し問答していると、玄関から男の声が。

僕を、弟子にしてくれねぇでしょうか!

よれよれの服を着た青年・田ノ上五郎の姿がそこにあった。

(65話6月26日)久志は研究生に、御手洗は豊橋に帰っていった。
(64話6月25日)ココロンブス新人歌手最終オーデション開催。
(63話6月24日)スター御手洗にプリンス久志の熱い戦い
(62話6月23日)大正八年、久志が藤堂先生から歌声を褒められる
(61話6月22日)昭和11年、低め安定の作曲家生活を送る裕一

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第12週「アナザーストーリー3話」

双浦環の実在モデル・三浦環について

三浦環がヨーロッパに渡ったのは大正3年(1914)のドイツ留学。しかし、第一次世界大戦があったためにイギリスに移動し、同国でオペラデビュー。

三浦環

大正4年(1915)に渡米してボストンで初めて「蝶々さん」を演じたというのが史実です。

 

そして恋多き女性だったことも事実で、この週に描かれるオムニバス3話の中で、最大の見せ場は双浦環の悲恋だと言い切って、第12週のネタバレあらすじです。

父、帰る(古山家)

ある日の昼下がり、古山家に珍客が訪れていた。それは白装束に三角頭巾をかぶった亡き父の安隆だった。

安隆曰く、あの世で宝くじに当たって一泊二日の現世への旅を閻魔様に許されたとのことで、まずは長女の吟を訪ねたが…。

驚いた吟は逃げてしまい、やむなく音がいる古山家にやってきたと言う安隆。そこに裕一が帰ってきて、初めて婿である裕一と対面する安隆。

しかし、裕一は安隆の姿と声を見ることはなく…。音が安隆の命日が近いと言うと、裕一は豊橋の方を向いて手を合わせるのだった。

真面目そうな裕一の人柄を知って心から安堵した安隆は、音にまた必ず歌を歌ってほしいと言い残し、豊橋へ向かったのである。

父、帰る(関内家)

梅が文学を教えた幼なじみの子が、梅よりも先に文芸誌の新人賞を受賞したことに大きなショックを受け、梅は塞ぎ込んでいた。

そんな梅に、負けを認めることで人は成長できるのだと諭す安隆。そして子育ても仕事もよく頑張ってくれたと光子をねぎらい、永遠の別れを告げる安隆。

現世旅行の最後に、馬具店の作業場を顔を出すと…。安隆の気配を感じた職人頭の岩城が机の上を見ると、一枚の紙が。

再婚を許す

密かに光子を慕っている岩城の気持ちを察した安隆からのメッセージだった。

それを見た岩城はその紙に返事を書いた。

俺は、安隆さんといるおかみさんが好きなんです

それを見て、安隆は二コリと笑い、あの世に戻っていったのである。

古本屋の恋

喫茶店「バンブー」で、保と恵が2人のなれ初めを裕一と音に語り始めた。

十年ほど前、保は神田で古書店を営んでいた。しかし自分の殻に閉じこもる保を心配する常連客がいるほど、保は口数が少ない大人しい人間だった。

そこへ、古書店には珍しく若い女性がやってきた。それが恵だった。ひょんなことから2人は言葉を交わすようになり、やがて恵は毎週のように店を訪ねるようになるのだったが…。

保が恵に好意を持っているのは誰の目にも明白。しかし出会って三か月が過ぎても2人の関係に進展が見られず、ヤキモキする保の周囲の人たち。

ところが、常連客の木下一が連れてきた親戚の男の子のひと言で、事態が急変。

なぜ行動に出ないのですか?彼女のこと好きでしょう?

大人顔負けのアドバイスをする男の子に影響を受けた保は、少しずつ変わり始めて、ついには恵のハートをゲット!

保を変えた男の子の名は、佐藤久志。裕一の幼なじみのあの人。

運命の不思議に驚く裕一と音だった。

環のパリの物語(前編後編)

若き日の双浦環がフランス・パリに舞い降りた。歌手として本場の舞台に立つことを夢見て。

そして環は、今村嗣人という男性と恋に落ちて一緒に暮らすことに。今村は、15歳で大きな賞を取り、天才と称される新進気鋭の画家だった。

季節は巡り、環はその美貌と歌唱力で、パリでも注目を集めるようになっていた。一方、今村は個展を開くものの、新聞で凡庸と酷評される有り様。

やがて環は、イタリア人の作曲家プッチーニに見いだされ、オペラハウスで上演される「蝶々夫人」のヒロインの座を射止めるのだが…。

そんな環を素直に祝福できない今村だった。そこには同じ芸術家としての嫉妬と僻みが存在し、あらぬ言葉を口走る今村。

俺は、君という光の影でいるのは、耐えられない。環…歌を諦めてくれ。

…環は、光でいることを選んだ。

(60話6月19日)双浦環「私は光でいたい。傲慢ですか?」
(59話6月18日)環のパリの物語前編、画家の今村嗣人と同棲
(58話6月17日)梶取保と二宮恵の恋のキューピッドは佐藤久志
(57話6月16日)父、帰る後編「梅…ごめんな。頑張りん」
(56話6月15日)父、帰る前編「音の歌が大好きだ。また歌いんよ」

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第11週「家族のうた」

昭和10年(1935年)頃の朝ドラ史と史実

実際の史実では、音丸が歌った「船頭可愛や」が発売されてヒットした年は昭和10年(1935年)。そして古関裕而・金子の間の長女・雅子が生まれたのは昭和7年(1932年)。

音丸「船頭可愛や」

しかし、ドラマでは「船頭可愛や」が先にヒットし、それから長女の華が生まれると言う流れで、ここが事実をベースにしたフィクションドラマですと強調して、第11週「家族のうた」ネタバレです。三郎がまるで「スカーレット」の常治のように見えるのは僕だけでしょうか?

娘の華が生まれて4か月。音は炊事洗濯や育児に追われるが、裕一は作曲そっちのけで娘に夢中の毎日。

仕事のために出かけた喫茶バンブーでも、マスターや恵、お客さん相手に娘のかわいさを自慢する親バカぶり。

そんなある日、恩師の藤堂先生から福島の小学校の校歌を作曲して欲しいという手紙が届いた。

裕一は曲を作り藤堂先生にそれを送ると、数日して先生からまた手紙が来た。校歌の完成披露会を開催するからぜひ参加してほしいという文面だった。

そして時を同じくして、久しく音信不通であった母親のまさからも手紙が届くのだった。それは家族三人で帰省することを促す内容だった…。

福島を捨てた自分がどんな顔で実家に帰ればいいのか? 戸惑う裕一であったが、娘の華に故郷のことを堂々と話したいという想いもあり、福島に行くことを決意する裕一。

福島の旅館で開かれた校歌完成披露会。

子どもたちが元気に校歌を歌う姿を見て、裕一は作曲のお願いを引き受けてよかったと喜び、藤堂先生に得意なものを教えてもらったからこそ今の自分があるとあらためて感謝するのだった。

その日の夕方、裕一は音と華を伴って喜多一に帰ってきた。しかし、喜多一は1年前に商売を止めていたため、ガランとしていて寂しい限り。

弟の浩二は役場の農業推進係で働いていて、あの川俣銀行は人手に渡ってしまい、伯父の茂兵衛にすでに隠居の身。まさと三郎から近況を知らさせる裕一たち。

その夜、そんな寂しい喜多一に、かつての仲間たちが集まって大宴会が行われた。川俣銀行4人組はもちろん、ハーモニカ倶楽部の友人や喜多一で働いていた人たちも集まっていた。

今夜は裕一の凱旋祝い!

三郎は上機嫌で皆に酒をふるまっていたのだが…。そこに帰ってきた浩二は、相変わらず裕一に冷たい視線。

よぐヘラヘラして帰ってこれだな。

一方、音は三郎が胃の辺りを押さえて痛そうにしている姿を目にして不安になっていた…。

父さんは胃がん。もう手の施しようながない…。

浩二の言葉に茫然とする裕一だった。

次の日、三郎を診察した医者は、裕一やまさに覚悟しておくようにと言った。夕方、裕一はいてもたってもいられず、まさにお金を渡そうとしていた。

なんとしてでも三郎を助けたいという裕一の思いからだったが、浩二から全否定されてしまう。

自分も母さんも何もしてこなかったわけじゃない。福島一と言われる有名な先生にも診てもらったが、駄目だったんだ…。

何にも分がっちゃいないんだ!

浩二が裕一を突き飛ばした時、三郎が姿を見せた。裕一に大事な話があるからと外に連れ出す三郎。

そして、喜多一を継いだ浩二に家や土地、全てを相続させることを承諾してほしい、そう言って頭を下げる三郎だった。

三郎の容態が急変した。意識を失い眠り続ける三郎は、三日目に目を覚ますと、浩二と2人だけにしてほしいと言い出し…。

浩二、俺が死んだら喪主はお前だ。喜多一を継いだやつが、この家の当主だ。

裕一もこのことを承諾していると、涙をこらえる浩二の頭をなでながら言葉をかける三郎。

その夜、三郎は家族に見守られらながらあの世に旅立った。

三郎の死を見届けた裕一は、改めて浩二に向き合った。これまでのことを詫び、そしてこの家と母をよろしくお願いしますと。

数日後、帰り支度をしていた裕一に浩二が声をかけた。

兄さん、俺、リンゴやるんだ。うめえリンゴ出来たら送るよ。

三郎があの世で喜んでいるに違いない、兄弟の雪解けの瞬間だった。

(55話6月12日)その夜、三郎は安らかに息を引き取りました。
(54話6月11日)三郎の深刻な病状「覚悟はしておいて下さい」
(53話6月10日)浩二「父さんもう長くねえんだ。胃がんだって」
(52話6月9日)藤堂先生と昌子の結婚と裕一の凱旋祝の宴会
(51話6月8日)福島の小学校の校歌を作曲した裕一は凱旋帰省

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第10週「響きあう夢」

オペラ「椿姫」とは?

「椿姫」はジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表したオペラです。参考までに1853年は日本では嘉永6年で、 ペリーが浦賀に来航したのがこの年になります(黒船来航)。

 

「椿姫」のヒロイン・ヴィオレッタは高級娼婦。彼女を取り巻く純情な青年や貴族のパトロン父子たちとの愛憎が描かれています。

音がヒロイン・ヴィオレッタ役を演じる「椿姫」、その稽古が始まった。双浦環から足りない技術を死ぬ気で磨くように激励される音。

そんなある日、鉄男が古山家を訪ねてきた。作詞家になる夢をかなえるために、思い切って新聞社の仕事を辞めて福島から上京してきたのだ。

早速、鉄男をコロンブスレコードの廿日市に紹介する裕一であったが…、鉄男が作詞した「福島行進曲」が全く売れなかったこともあり、けんもほろろの塩対応。

しかし、裕一には吉報が届いていた。木枯の大ヒット曲「酒は涙か溜息か」の作詞をした高梨一太郎が、次に書く詞に曲をつけて欲しいと裕一を指名してきたのだ。

それは「福島行進曲」を聴いた高梨からの、たっての希望だった。

裕一が作曲して提出した譜面「船頭可愛や」の作詞家が、あの「酒は涙か溜息か」を書いたた高梨一太郎だと知った廿日市は、即座にレコード化を決定。

しかし、同時にこれが最後のチャンスだと引導を渡す廿日市であったが、果たしてその結果は…。

裕一の二枚目のレコード「船頭可愛や」は、「福島行進曲」に続いて全く売れず、廿日市は契約終了を言い渡すのであった。そして、これまでの契約金の全ての返済を要求。

こうして、古山家は上京以来最大のピンチを迎えるのであったが…。

音から古山家の事情を聞いた双浦環は、改めて「船頭可愛や」のレコードに耳を澄ませると、

ねえ、これ…私、歌ってもいいかしら。この曲を私が歌ってもう一度レコードを出すの

双浦環からの提案に驚く音であったが、このことを知った廿日市は大乗り気。世界的歌手の双浦環が歌うなら世間が注目してヒットするはずだと。

しかし、これに異を唱える人物がいた。西洋音楽の重鎮・小山田耕三だった。双浦環がレコードを出すなら西洋音楽の青レーベルから出すのが筋で、流行歌専門の赤レーベルではおかしいと。

小山田は、自分の立場を脅かす才能ある若者への恐れがある…、そう見抜いた双浦環は、反対されても私は歌いますと小山田に宣言。

かくして、「船頭可愛や」は発売されるやいなや大ヒットとなったのである。そして、裕一のコロンブスレコードとの契約も継続されることになり一件落着。

一方、音は記念公演に向けた地道な特訓を重ねていたが、ある日、妊娠しているが発覚。

それでも舞台に立ちたいと主張する音に対して困惑の色を隠せない周囲の人たち。しかも二言目にはおなかの子に障ると言われ、苛立ちを募らせていく音。

妊娠していても舞台に立ってプロの歌手になりたい、そう熱く語る音に対して

プロってね、たとえ子どもが死にそうになってても、舞台に立つ人間のことを言うの。あなた、当然その覚悟はあるのよね?

双浦環の言葉に絶句する音だった。

二週間後。

久志から音の声量が落ちて息も続かなくなっていると聞いた裕一は、音に向き合った。舞台に立つべきではないと伝えるために。

このままでは迷惑をみんなにかける、でも歌を諦めたくない、赤ちゃんにも会いたい、

そう言いながら自分がどうすべきか分からない音。

音、提案があるんだ。音の夢を僕に預けてくれないが?

音が夢に全力で向き合える日が来るまで、その夢を僕が預かって育てる。その代わり、音にはいつか僕の夢をかなえてほしい。僕が作った曲を音が大きな舞台で歌うという夢を…。

裕一の言葉にうなずいた音は、「椿姫」ヴィオレッタ役の降板を申し入れ、そして学校に退学届を提出した。

半年後。

古山家に元気な赤ちゃんが誕生した。華と名付けられた女の子だった。

(50話6月5日)音の舞台降板と学校退学、そして女の子を出産
(49話6月4日)音が妊娠、でも「椿姫」だけは成し遂げたい
(48話6月3日)双浦環が「船頭可愛いや」を歌って大ヒット。
(47話6月2日)藤丸が歌う「船頭可愛いや」は全く売れなかった
(46話6月1日)椿姫の稽古が始まり、鉄男が新聞社を辞めて上京

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第9週「東京恋物語」

福島三羽ガラスとは?

いよいよ幼なじみ三人組が顔を揃える朝ドラ「エール」。作曲家・古山裕一、作詞家・村野鉄男、そして歌手・佐藤久志が日本の歌謡界を席捲したことで庶民から呼ばれた“福島三羽ガラス”という称号。

 

ドラマの実在モデルとなっている古関裕而さん、野村俊夫さん、伊藤久男さんがそのように称えられた事実をベースに描かれますが、この週はまだ三人ともブレークする前の段階。

 

裕一がプロの作曲家としてデビューできたのは、鉄男が書いた「福島行進曲」の歌詞があったからで、果たして久志はその歌を歌うことが出来るのか? そんな視点で愛でたい第9週です。

早稲田の応援歌を作ったことで自信を取り戻した裕一は、福島で記者をしている鉄男を東京のバンブーに呼び出した。

鉄男君、僕と曲作んないが? 君もそろそろ夢に向がって進む時期だ!

裕一が雄弁に語っていると、久志も顔出して未来の福島三羽鴉が勢ぞろい。今すぐというわけにはいかないが、鉄男が詩を書き、裕一が曲を作り、久志が歌う。三人は固く誓い合った。

一方、音は鷹ノ塚記念公演「椿姫」の二次審査に臨んでいた。審査員席には、あの憧れの双浦環の姿があった。特別講師として招待されていたのだ。

審査の結果、音は千鶴子とともに最終選考に選ばれるのだったが…。

あなたは何を伝えたいの? どこまで役を理解してるの? 何も伝わってこなかったの、あなたの歌からは…。

審査終了後、双浦環から厳しい言葉を投げかけられ、大きなショックを受ける音。

そんな音に「椿姫」の世界を理解することが大切だとアドバイスする久志であったが、音には男女の機微がどうしても理解できず…。

男女の機微を知るためにカフェーで勉強しようと思いつく音。早速、木枯の紹介でカフェー「パピヨン」を紹介してもらい、1週間だけ働かせてもらうことになった。

ある夜、音が指名を受けて席に向かうと、そこにいたのは鉄男だった。裕一に頼まれて音の様子を見に来ていたのだ。

そして音の後に現れた女給の姿を見て、鉄男を思わず声を上げた。

希穂子…どして こごに…。

福島の料亭で中居をしていた希穂子は、鉄男と知り合って付き合っていた仲だった。しかし、鉄男に新聞社の社長令嬢との見合い話があることを知ると、突然、その姿を消したのだ。

それ以来、東京にいるらしいとの噂を聞いて、休暇を取っては東京で希穂子を捜していた鉄男。

なぜ急にいなくなったのか? 問い詰める鉄男に対して、田舎が嫌になっただけと愛想なく答える希穂子だった。

音のカフェー「パピヨン」での仕事も最終日。この日も鉄男が福島からやって来たが…冷たくあしらう希穂子。

その夜、古山家では裕一と久志が傷心の鉄男を慰めていた。酒を酌み交わしながら、鉄男はおもむろに歌詞が書かれた手帳を差し出した。

これが、村野鉄男(野村俊夫)が書いた「福島行進曲」の歌詞です。

 

胸の火燃ゆる宵闇に
恋し福ビル引き眉毛
サラリと投げたトランプに
心にゃ金の虹愛の影

 

月の出潮の宵闇に
そぞろ歩こうよ紅葉山
真赤に咲いた花さえも
明けりゃ冷たい露の下

 

唇燃ゆる宵闇に
いとし福島恋の街
柳並木に灯がともりゃ
泣いて別れる人もある

流行りの地方小唄であり、男女の機微を歌った哀しい恋歌でもあった。この歌詞の奥深さに感動した裕一は、一晩で曲を書き上げるのだった。

そして、この歌詞と楽譜を見た廿日市はこの歌のレコード化を決定。ついに裕一のプロの作曲家としてのデビューが決まったのである。

ただ一つ、残念だったのは、まだ無名の学生である久志が、この歌を歌うことはかなわなかったのである。

バンブーでレコード発売のお祝いパーティーが行われることになり、音は希穂子を誘っていた。

カフェーで働くうちに、言葉とは裏腹な希穂子の気持ちを察することが出来るようになっていたのだ。

パーティー当日

希穂子は遅れてやって来た。そして鉄男は「福島行進曲」が流れる中…、

この詩が書げだのは君のおかげだ。自分と一緒に生きてほしい…。

まっすぐ見つめる鉄男に対して希穂子は…、

私、結婚が決まったんです。彼は頼りがいがあって経済力もあって…。

言葉をつなぐ希穂子の瞳には涙があふれていた。そして作り笑顔をしながら店を後にしたのである。

鷹ノ塚記念公演「椿姫」最終選考会

椿姫の悲恋が、鉄男と希穂子のそれと重なって感じた音は、涙をこらえながら必死で歌っていた。それを優しい目で見守る双浦環。

夕方、裕一が急いで家に帰って来て、音に審査結果を尋ねると…。音は満面の笑みで頭の上に丸を作った。

音は「椿姫」の主役に抜擢されたのだ。

(45話5月29日)東京を離れる希穂子と椿姫主役に抜擢された音
(44話5月28日)「福島行進曲」でプロの作曲家デビューを果たす
(43話5月27日)福島で付き合っていた鉄男と希穂子が東京で再会
(42話5月26日)カフェーで臨時雇いの女給「音江」として働く
(41話5月25日)音に最終選考で勝つのは難しいと言う双浦環

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第8週「紺碧の空」

早稲田大学応援歌「紺碧の空」

紺碧の空仰ぐ日輪
光輝あまねき伝統のもと
すぐりし精鋭闘志は燃えて
理想の王座を占むる者われ等
早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田

青春の時 望む栄光
威力敵無き精華の誇
見よこの陣頭歓喜あふれて
理想の王座を占むる者われ等
早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田

作詞:住 治男
作曲:古関裕而

応援歌「紺碧の空」が出来たのが昭和6年(1931年)。この年の9月には柳条湖事件が起き、満州事変勃発。時代がきな臭くなる中、若者たちの群像劇が描かれる第8週です。

ある日、早稲田大学の応援団長・田中隆が突然、裕一を訪ねてきた。久志のいとこが早稲田の応援団に入ってて、その縁を頼っての訪問だった。

田中曰く、野球の早慶戦は空前絶後の大人気であるが、慶應義塾に新しい応援歌ができて以来、早稲田は連敗続きである。

そこで、早稲田にも新しい応援歌を作って慶應を見返したい、ぜひ応援歌「紺碧の空」の作曲をしてほしい、そういう頼みだったのだが…。

実は、重圧に苦しむ裕一を助けたいという久志の配慮が、その依頼の裏に隠されていたのだ。
これを一度は断る裕一であったが、早稲田大学の第一応援歌を作ったのが、あの小山田先生だと知り、心が揺れ動く裕一。

先生と同じ土俵に立つってことじゃん!名誉なことだよ!

久志の言葉が裕一の背中を大きく押し、作曲の依頼を受ける裕一だった。

しかし、応援歌の締め切りは10日後で、2週間後には早慶戦が始まるという厳しい日程。遅々として進まない様子を見かねて、バンブーのマスターが助言。

自分の音楽を作ろうとしているから書けないんじゃないの?

この指摘に猛反発する裕一。自分が作るのに、どうして自分の音楽を作ってはいけないのか? こうまくし立てる裕一に対して、音もこだわりの強さをやんわりと諭すが、全く聞く耳を持たない裕一。

そして、コロンブスの仕事も応援歌の作曲も放り出して、オリジナルの交響曲を書き上げた裕一は、小山田先生を訪ねるのだった。

自分史上、最高傑作が出来たかもしれない、そう思いながら楽譜を小山田先生に見てもらうのだったが…、先生から見向きもされない散々な結果だった。

僕は駄目だ。何もない人間だ…。

深夜遅く帰ってきた裕一は、音の前で泣き崩れた。

早慶戦まであと三日。

しびれを切らした応援団員たちが古山家に押しかけて来た。自信を無くしていた裕一は、他の人に頼んでほしいと言うと…。

団長の田中が、慶應に勝つためにはこの歌が必要なんだと力説。それを聞いて、応援歌が勝ち負けに関係あるのかとぽつり漏らす裕一。

早稲田が負けるのはただ弱いから。自分と同じだ。自分も実力がないから曲が採用されない。そう言って自室に閉じ困ってしまう裕一。

翌日、音は裕一を奮起させるため、敢えて家を飛び出た。帰る先は実家の関内家。久しぶりの実家には、吟と見合い相手の鏑木の姿があった。

鏑木が、光子と梅に交際の挨拶に来ていたのだ。そこで、音は裕一の状況を皆に説明し、助言を求めると…。

軍人が命を懸けて戦えるのは誰かのためだからです。祖国、両親、友人、戦友のために戦うのです。裕一さんはどうですか?

軍人である鏑木の重い言葉をしっかりと胸に刻んだ音は、東京に戻って応援団長の田中に会うのだった。

早慶戦まであと1日。

裕一の心を動かせるのはあなたしかいない、そう音に口説かれた田中は、古山家にやってきて、応援団に入った理由を裕一に語るのだった。

幼い頃からの親友を励ましたくて応援団に入った。

それを聞いて、昔、小学校の運動会で転んだ時、ハーモニカの音色で癒されたことを思い出す裕一。

僕は…忘れでだ。自分ばっかし見で、周り人がいるごどを忘れでました…。

田中の思いを受け止めた裕一は、あっという間に応援歌を書き上げるのだった。

早慶戦開始。

戦いは一勝一敗の五分で、決戦の三戦目がやってきた。裕一は試合前に合唱の指導をし、試合では応援団と一緒になって声援を送った。

その結果、早稲田が見事勝利して連敗を阻止。礼を言う応援団員たちに、裕一は言った。

救われだのは僕のほうです。おかげで目が覚めました!

(36話5月18日)「紺碧の空」の詩に曲をつけてほしい

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第7週「夢の新婚生活」

昭和6年の3500円は、今の金額で換算すると約1000万円

 

裕一が弱冠21歳で、年間3500円という大金でコロンブスレコードと契約。今の金額で換算すると約1000万円。

 

令和の時代、大卒1年目の年収は額面で約250万円くらいなので、その凄さが分かるかと。

 

逆にこの金額が大きな重圧となって裕一を苦しめるという側面もあり、裕一、頑張れとエールを送り「エール」第7週の先行ネタバレです。

東京で音と新婚生活を始めた裕一。新居は、音が通う東京帝国音楽学校近くの喫茶店「バンブー」の裏にある借家。

結婚式も挙げてない2人だったが、一緒に居られるだけで幸せだったのである。

裕一がコロンブスレコードと交わした契約金は三千五百円という大金だった。その分、ヒット曲を生み出して還元しなくてはならず責任重大な裕一。

ちなみに、コロンブスレコードには二つのレーベルがあり、西洋音楽を扱うのが青レーベル

裕一が契約したのは、流行歌を扱う赤レーベルであった。
月に最低、二曲を作曲する約束だったので、裕一は出来上がった譜面をディレクターの廿日市誉に持っていくのだが、これがダメ出しの連続。

半年後にはついに、21週連続で不採用となって落ち込む裕一。裕一と同時期にコロンブスレコードの専属作曲家となった木枯正人も19週連続で不採用という厳しい状況だった。

季節は春に移り、音の帝国音楽学校での学生生活が始まった。

ある日、オペラの授業中に三年生の男子生徒が教室に現れた。女子生徒が“プリンス”と呼んで憧れる学校一の大スター。

“プリンス”は、僕が特別授業をすると言い始め、歌の相手に夏目千鶴子を指名した。千鶴子は音と同期の一年生ながら、最年少で帝国コンクールで金賞を受賞した実力の持ち主。

2人の圧倒的な歌唱力を目の当たりにし、学校の創立記念日に行われる記念公演「椿姫」の主役はこの2人に決まったようなもの、そう囁く生徒たちだった。

曲作りに悩む裕一。そんな中、木枯の曲が採用されてレコード化されると知った裕一は、複雑な思いを抱えるが、それでも木枯を祝福すると…。

大衆が求める歌を作るには、大衆を知らなきゃ始まらない。

こう言いながら、華やかな女給たちが待ち構えるカフェーに裕一を誘う木枯。そのきらびやかな店内の雰囲気に目が泳ぐ裕一。

ここでの人間模様を見ていると音楽が自然と浮かんでくるんだ、そう言いながらカフェーを満喫する木枯だった。

その夜、カフェーに行ったことを秘密にしておきたい裕一であったが、すぐに音にバレて大ゲンカする2人。

そのケンカは次の日までひきづり、音は朝の発生練習に身が入らない様子だった。それをたまたま見かけた、あの“プリンス”が、音を誘って喫茶店「バンブー」へ。

そこに「バンブー」に忘れ物をした裕一が慌てて戻ってきた。その瞬間、“プリンス”の表情が変わったのだ。

古山かぁ! 僕だよ、佐藤久志!

“プリンス”は、福島信夫小学校での同級生、佐藤久志だったのだ。

互いの近況を語り合いながら、裕一が曲作りに悩んでいることを知った久志は、

焦ることないさ。君は選ばれし者なんだ。いつか必ず道は開ける。

こう言って裕一を励ますのであった。

しかし、そのから半年が過ぎようとしても、裕一の曲は採用されなかった。業を煮やした廿日市は、二年目の契約金は半分にすると冷酷な物言い。

これに怒り心頭だったのが音。裕一の音楽家としての価値を守る義務が私にはあると言い出して、廿日市と直談判。

かくして、前年どおりの契約金を獲得した音と裕一夫婦であった。

(35話5月15日)「椿姫」ヴィオレッタ役の一次審査に合格した音
(34話5月14日)昭和六年夏、来期契約金も3500円で交渉成立
(33話5月13日)プリンスは佐藤久志。裕一と小学校以来の再会
(32話5月12日)音の東京帝國音楽学校の授業にプリンス登場
(31話5月11日)昭和六年、裕一は21曲連続で不採用の駄目出し

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「エール」ネタバレあらすじ(出会い編)

福島の古山裕一、愛知・豊橋の関内音、2人の幼少時代から時が移り、二十歳前後になった物語が描かれる「エール」。

 

時代的には、大正末期から昭和初期。史実では大正12年(1923年)に発生した関東大震災の影響で世の中は不況に陥り、さらに昭和2年(1927年)には昭和金融恐慌が起こり、世情は不安定という状況。

 

こんな中、「喜多一」への融資の条件として、母親の実家である権藤家の養子になるべく、川俣銀行に就職した裕一。

 

プロの音楽家になるという夢を諦め、生きる目標を失った裕一。しかし、偶然にも再会した乃木大将こと鉄男の言葉で大きく運命が変わる裕一、そして音。

 

2人の未来に幸多かれとエールを送り、出会い編をどうぞ。

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第6週「ふたりの決意」

昭和4年(1929年)から世界大恐慌始まる

史実的には昭和4年(1929年)9月、アメリカの株価の大暴落から始まったのが世界大恐慌。

この影響は、第二次世界大戦が始まる昭和14年(1939年)まで続いたとのことで、まさに世界中は不景気&魑魅魍魎の世界だったようです。

イギリスへの留学が駄目になった理由は、ここにあるという理解の元で「エール」の世界をお楽しみくださいませ。

福島では、茂兵衛はもちろんのこと、母親のまさも怒っていた。これから留学だというのに結婚するなんておかしいと。

しかし一番怒っていたのは弟の浩二だった。自分は傾いた喜多一のため奮闘しているのに、兄である裕一は留学するだの結婚するだと、自分勝手すぎる!

要は、三郎の説得工作は失敗していたのだ。豊橋に電報を送ったのは、裕一をひとまず福島に呼び戻すため。

裕一は、音がいないと曲作りができないと、まさに結婚の許しを請うのだったが、まさはその首を縦に振ることなく…。

裕一は恩師である藤堂先生に相談するが、何かを得たいなら何かを捨てねばならないと諭されるのだった。

音楽の道と、音との結婚、そして家族の想い。それらを裕一なりに必死に考えて出した答えは、音との別れだった

音に別れの手紙を書いた後は、音からの沢山の返信の手紙を一切読むことはなかった裕一であったが、全く予想だにしなかった悲劇が裕一を襲うのだった。

世界的は不況により、イギリス留学を取り消す…、イギリスから届いた手紙は、裕一を絶望の淵に追い込んだのである。

落ち込む裕一を励ますことができるのが音しかいない…、そう思った三郎は音にこの事実を知らせたのである。

音はその頃、東京にいた。帝国音楽学校の受験のために豊橋から上京していたのだ。音はすぐに汽車に飛び乗り、福島に向かうのだが…。

福島にやって来た音に背を向けながら、裕一は言葉を絞り出した。今更、音に会う資格もないし、音楽の神様にも見捨てられたと。

これからは、また銀行に戻って働くつもり…。そう力なく口にする裕一に対して、何もできない自分が悔しい音であった。

東京に戻った音は、東京帝国音楽学校に合格するのだったが、裕一のことが気になり素直に喜べず…。

どうしたら、また裕一が音楽へ情熱を注ぐことができるか? そのことで頭がいっぱいの音。

ある日、姉・吟の見合い相手である鏑木智彦の叔父が「コロンブスレコード」で働いていることを知った音は閃いた。

裕一さんを売り込もう。

早速、鏑木智彦の叔父である廿日市誉を訪ねるが、まるで相手にされない音。国際作曲コンクール2位だと言っても、けんもほろろの対応。

それはどこのレコード会社を訪ねて行っても同じであったのだが…。

川俣の教会

ぼんやりいる裕一の前に、音が現れた。実は、一度は断られた廿日市誉から、裕一との専属契約をしたいとの申し出があったのだ。

それを知らせに川俣にやってきた音。そこにイギリス留学が駄目になったことを知った鉄男もやってきて…。

東京に行げ! 俺も行ぐ! 作詞する!お前は曲つぐる! なっ!

2人から説得された裕一であったが…。

裕一は、音楽への道と、家族のために権藤家を継ぐ道との間で深く悩んでいた。そんな中、権藤家に立ち寄った裕一は、衝撃的な会話を立ち聞きしてしまうのだった。

会話の主は、茂兵衛と祖母の八重。裕一は権藤家の跡取りさえ作ってくれればいい
裕一は、その会話を聞くやいなや、喜多一に戻って東京に向かう準備を始めたのである。

それを、あなたには無理だと言いながら引き留める母親のまさ。

母さんは、僕の幸せを願って無理だって言ってくれるんだよね。でも音さんはね、僕の幸せを願って、大丈夫って言ってくれる。幸せを願ってくれる思いは一緒だ。ならば僕は…音さんに賭けます。

そう言って裕一は、喜多一を飛び出して東京に向かったのである。

(30話5月8日)喫茶店「バンブー」の裏の家で結婚生活が始まる
(29話5月7日)コロンブスレコードとの契約条件は1年で3500円
(28話5月6日)川俣の教会で出会っていた音と裕一の運命
(27話5月5日)音と別れた裕一に留学取り消しの手紙が届く
(26話5月4日)裕一の結婚に大反対する浩二とまさ、茂兵衛。

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第5週「愛の狂騒曲」

狂騒曲とは、クラシック音楽で自由形式の曲を指す言葉です。これにかけて社会的な騒乱という意味で用いられることもある表現ですが、果たして今週の裕一と音の狂騒曲はいかに?

 

ということで、一足先に「エール」第5週のネタバレあらすじで、いきなり裕一が豊橋の関内家を訪問するところからスタートです。

豊橋市~福島市の距離543km

福島と豊橋の距離は約543km。当時は汽車で二日がかりで行ったんじゃないかと推測です。

豊橋・関内家

お…お食事中に、申し訳ありません、古山裕一と申します。

福島に居た裕一が、豊橋の関内家に突然やってきた。音からの別れの手紙を読んで、いてもたってもいられず、衝動的に来てしまったと。

そして音の顔を見た瞬間、裕一の頭の中にはたくさんのメロディーが溢れて、音への想いをますます強くする裕一。

しばらぐ、ここに置いで欲しい。

唐突に申し出る裕一。光子はそれを受け入れるが、音に深入りするなと釘を刺すのだった。

翌日、音は豊橋の思い出の地を裕一に案内した。そして亡くなった父親のことや歌手を目指すきっかけとなった出来事を話す音。

やがて家に戻る2人だったが、来客がいた。あの新聞に載っていた古山裕一が豊橋にいる、そのことを人づてに聞いたという鶴亀寅吉という興行師だった。

鶴亀の要件は、豊橋で裕一の演奏会をしないかという提案だった。三か所で演奏会を開き、演奏会の最後は音との共演で締めくくるという内容。

光子は、胡散臭い鶴亀を怪しむのだったが、音は俄然乗り気で、裕一ともども鶴亀と契約書を交わすのだった。

ある晩、裕一と音は神社のお祭りに一緒に出かけた。楽しそうな裕一の顔を見る音の表情が時折、曇った。

身を引くことを裕一さんに伝えなさい。

光子からきつく言われていた音であったが…、祭りの興奮に沸き立つ観客の中で、2人の距離はますます近づくばかりであった。

関内家に三郎が現れる。

祭りの後、家に戻った2人の前には三郎の姿があった。福島では裕一が失踪したことで大騒ぎになっていたが…。

文通相手の家にいるに違いない、そう直感した三郎は豊橋の関内家を訪ねてきたのだ。しかも、音と裕一がいない間に、2人を別れさせることで合意していた三郎と光子。

それを聞いた裕一が突然、音と結婚したいと言い出した。

僕の音楽には、貴女が必要なんです。ど…どうが、僕の申し出を受け入れで下さい!

予想外の展開に驚き、言い争う三郎と光子。音も突然の求婚に言葉を失うが、しかし喜びのほうが大きく…。

結婚と音楽への道、どちらも諦めないと力強く宣言する裕一と音。

2人の決意は固く、結局、光子は2人の味方に回り、三郎も権藤家や古山家のことは俺が説得するから任せとけと言って福島に帰っていったのである。

翌日から、豊橋での演奏会の準備が始まり、裕一は御手洗のレッスン室を借りて曲を作り上げていった。

その出来栄えに目を丸くする御手洗。本当に独学なのか?と尋ねる御手洗に、尊敬する小山田耕三先生の本で学んだと答える裕一。

御手洗は、裕一の天賦の才に驚きを隠せなかったのである。

そんな中、福島の三郎から電報が届いた。

「バンジヨシ スグカエレ チチ」

それを見た関内家一家と裕一は、大喜び。演奏会終了後、すぐに福島に帰ることを決めた裕一だった。

演奏会当日。

裕一が作った曲は大勢の観客を魅了し大好評。やがて演奏会を締めくくる音との共演だったのだが…。

練習のし過ぎで、喉を傷めていた音は途中で声が出なくなってしまうハプニング。しかし、裕一の機転でどうにか最後まで歌い切ることができた音。

こうして、大成功を収めた裕一と音の演奏会は、新聞にも取り上げられ、裕一の知らないところで、あの小山田耕三の耳にも届いていた。

しかし、ここで光子の直感が当たってしまうである。演奏会の収益を興行師の鶴亀寅吉が全部、持ち逃げしたのである。

これを知った音と吟はカンカンに怒りまくり。

音は東京帝国音楽学校を受験するための旅費に、吟は東京でお見合いするたの旅費に、それぞれ、演奏会の収益を当てにしていたのだ。

しかし、裕一は一人、のんき顔。楽しかったからかまわないと言いながら、イギリス留学と音との結婚準備のため、福島に帰っていったのである。

(25話5月1日)志村けんさんは3月にお亡くなりになりました。
(24話4月30日)ミュージックティーチャーと呼ばせる理由は…。
(23話4月29日)裕一「もう一度言います。僕と結婚して下さい」
(22話4月28日)豊橋、岡崎、豊川で演奏会を行う契約を交わす
(21話4月27日)福島から愛知・豊橋の関口家にやってきた裕一

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第4週「君はるか」

昭和4年(1929年)生まれの著名人

昭和4年生まれの人は、2020年で91歳。この年に生まれた主な著名人の方々は以下の通りです。

 

草間彌生さん(芸術家)
犬塚弘さん(クレージーキャッツ)
鈴木健二さん(元NHKアナウンサー)
わたなべまさこさん(漫画家)
磯村尚徳さん(元ニュースキャスター)
奈良岡朋子さん(女優)

 

既にお亡くなりになった方の中には、女優のオードリー・ヘップバーン(63歳没)、アメリカのキング牧師、そしてアンネ・フランクの名前もあり、すごい年だなあと感嘆です。

1929年5月4日生まれのオードリー・ヘプバーン

その中でも驚いたのが、つい最近「おしん」の再放送が終わりましたが、そのナレーション(語り)を担当されていた奈良岡朋子さん。ドラマ最終回では犬の散歩シーンで出演もされていました。

 

ご長寿素晴らしいと尊敬の拍手を送り、朝ドラ「エール」の世界では、昭和4年(1929年)、20歳になった裕一の前に、どんな“愛しい君”が現れるのか? 一足先にネタバレあらすじです。

 

ちなみにですが、朝ドラ史の昭和4年には、東京・蒲田の下村家で次女の梅子が生まれています。あの「梅ちゃん先生」のヒロインです。

昭和4年(1929年)古山裕一 20歳。

志津に振られて一年後、裕一は黙々と仕事に励んでいた。しかし、その覇気のなさを行員たちは心配するが、茂兵衛は裕一が心を入れ替えたとご満悦の様子。

そんなある日、鉄男が裕一を訪ねてきた。イギリスの国際作曲コンクールの募集広告が載った雑誌を裕一に見せて、これに挑戦してみないかと。

しかし、人生の目標を失い、すっかり気落ちしている裕一は、その募集広告をちゃんと見ることはなく、ただ首を横に振るだけ。

そんな裕一を見かねた行員の松坂が、夕方、ハーモニカを吹き始めると…。支店長の落合も、鈴木も昌子も現れて、口々に裕一を励ましたのである。

古山君の仕事は、俺だぢがやっがら、挑戦してみぃ。

支店長・落合の言葉に素直に頷く裕一だった。

しかし、長いこと音楽に関わっていなかったせいで、メロディーが全く浮かばない裕一。

仕事が暇な川俣銀行の行員たちも、曲作りに参加してきて、あ~だこうだと無駄な会議。

そんな中、鉄男がふと口ずさんだ「竹取物語」の一節がヒントとなり、裕一の頭の中で湧き出るメロディーの数々。

お前が音楽に戻ってくれで、よがったよ。

鉄男はそう言って素直に喜ぶのだったが…、裕一はこのコンクール応募を区切りに、もう音楽とは関わらない、そう心に決めていた。

昭和5年(1930年)3月

一通の海外からの手紙が裕一の人生を大きく変えた。裕一が作曲した交響曲「竹取物語」が、コンクールで二等になった知らせだった。

しかも史上最年少での受賞ということで、新聞にも大きく取り上げられていたのだ。

裕一に届いた手紙には、二等受賞のほかに、イギリス留学の誘いとその費用も負担する旨が書かれていた。

本当はこの応募で音楽を辞めるはずだった裕一は、受賞したことでその将来に明るい希望が灯り、喜びで胸一杯になるのだった。

その頃、豊橋では音が海外から帰国した音楽教師から声楽を学んでいた。教師の名前は御手洗清太郎。

裕一の快挙を新聞で知った音は、自分と2歳しか違わない若者の偉業に興奮を抑えることができなかった。しかも受賞曲は「竹取物語」。

小学校でかぐや姫を演じて、そして亡き父・安隆に誓った歌手になるという夢…。

音はいてもたってもいられず、裕一にファンレターを書くのだった。

裕一の元には、新聞報道以来、全国から数多くの手紙が送られていた。その中でも、歌手を目指しているという音の手紙に心惹かれる裕一。

君のために曲を作りたい…。

まだ見ぬ相手である音に妄想する裕一。こうして2人は数え切れないほどの手紙を交わし、その仲を深めていったのである。

しかし、裕一の前途を快く思わぬ人もいて…。

川俣の権藤家では、祖父の源蔵が急死し、養子縁組を急ごうとしていた茂兵衛が、裕一の受賞を知って大激怒。

裕一が権藤家の養子になることが、「喜多一」への資金援助の条件だったため、家業復活に汗を流す弟の浩二もカンカンに怒っていた。

三郎は、裕一を留学させてやりたいが、その策が浮かばず、まさは浩二の心境を思いやり、どうすることもできない夫婦であった。

そんなある日、茂兵衛が一転して裕一のイギリス留学を認めると言い出した。

絶対にうまくいかず泣いて帰ってくるはずだ、そうしたら完全に音楽を諦めるだろう…、茂兵衛らしい考えだったが、そんなことは露知らず、大喜びの裕一。

留学が決まったことを音に知らせる裕一。しかし、その返事が全く来ない…。

音は世界に羽ばたこうとする裕一と自分の間に大きな隔たりを感じ、身を引こうとしていたのだ。

しかし、そんな音の心情が分からず思い悩む裕一。その姿を見た支店長の落合や昌子たちに励まされ、改めて音に手紙を書く裕一。

差出名は「古山裕子」。女性の名前なら警戒されないからという昌子からのアドバイスだった。

その手紙を読んだ音は、勉学の足かせになりたくないから返信しなかった、自分のことは忘れてほしい、そう書いた手紙を裕一に送るのだった。

(20話4月24日)音「私のことは忘れ作曲にいそしんで下さい」
(19話4月23日)数え切れない手紙を交わす福島の裕一と豊橋の音
(18話4月22日)音のファンレター「あなたの魂を私は歌で伝える」
(17話4月21日)交響曲「竹取物語」が国際作曲コンクール入賞
(16話4月20日)作曲に取り組む裕一と、御手洗清太郎に学ぶ音

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第3週「いばらの道」

大正15年(1926年)の朝ドラ史
史実的には、この年の12月25日に大正天皇が崩御され、裕仁親王が天皇に即位。あの昭和天皇です。そしてこの日から12月31日までが昭和元年とされました。

 

この年に朝ドラでは何が起きたかというと…。

まず「べっぴんさん」ヒロインの坂東すみれが、神戸で生まれています。

 

そして東京では「花子とアン」で、花子と村岡英治の長男・歩が疫痢にかかり5歳で亡くなったのもこの年です。

 

この時、花子(吉高由里子)は33歳なので、幼なじみの朝市も33歳ということになりますが、同じ窪田正孝さんが演じる「エール」の世界では、古山裕一は17歳。そして高校卒業は川俣町が舞台に。

 

※この写真は現在の川俣町の風声です。

福島県川俣町

裕一に一体、どんないばらの道が待っているのか、一足先にネタバレあらすじです。

大正15年(1926年) 古山裕一 17歳。

福島商業高校に通いながら、独学で音楽を勉強する裕一。所属するハーモニカ部では、プロを目指すという会長の館林信雄を尊敬していたのだが…。

実家の料亭を継ぐために音楽を辞めると聞かされ落胆する裕一。裕一もまた、プロの音楽家を本気で目指していたのだ。

館林に問いただす裕一だったが、ちゃんとした音楽理論も学べていないのにと、逆にその本気度を茶化されて気色ばむ裕一。

ハーモニカ倶楽部の次の公演では、メンバーが作った曲の中から、投票で選ばれた作品を演奏することになっていた。

館林への憤りを隠せない裕一は、絶対に館林に負けない見返してやると鼻息を荒くするが…、全くメロディーが浮かばない裕一。

そんな時、同期の楠田史郎に、怒りを力にして作曲するのは裕一らしくないと指摘され、我に返ると…。

結果、裕一が作った曲は、圧倒的な投票を得て館林に完勝するのだった。

その夜、家に帰った裕一を待ちかねたように、三郎が口を開いた。

喜多一は浩二に継がせる。学費も出してやる。夢を追いかげろ。

裕一の夢を応援することに決めた三郎。そして権藤家に電話をするのだった。裕一と浩二、どちらも権藤家に養子には出さないと。

権藤家はいくつもの会社を経営する福島有数の資産家。しかし、跡取りがいなくて困った果てに、嫁に出た妹のまさの2人の息子のどちらかを養子に出せと…。

その申し出をきっぱりと断った三郎。権藤家の後ろ盾がなくても「喜多一」はやっていける、そう踏んだ三郎であったが…。

事態が一変する悲劇が古山家を襲うのだった。

三郎が連帯保証人になっていた京都の仕入れ先が、多額の借金を踏み倒して夜逃げしたのだ。

ハーモニカ倶楽部の定期演奏会当日

裕一が作曲した曲は多くの観衆を魅了した。演奏が終わるやいなや、総立ちの拍手と歓声に包まれる裕一たちハーモニカ倶楽部の面々。

しかし、三郎だけが立ち上がれずに、その場でむせび泣きしていた。権藤茂兵衛から借金返済のための融資を受ける代わりに、裕一を権藤家に養子に出す…。

その条件をのむしかなかったのである。むろん、そのことは裕一も承知のことだった。

公演終了後、裕一はハーモニカ倶楽部を辞めるとメンバーに伝え、音楽の道も断念するのだった。

昭和3年(1928年)春。

音楽に夢中になっていたせいで留年していた裕一だったが、ようやく学校を卒業。

これから茂兵衛が経営する川俣銀行に住み込みで働くことになるのだが、権藤家の養子になるのは、仕事を覚えて一人前と認められてから。

川俣銀行は支店長含めて4人の小さな支店、しかも前年の恐慌で仕事が減って暇を持て余し気味。

そんな状況の中、入行してきた裕一に皆は興味津々。そしてある日、行員の鈴木廉平に連れていかれたダンスホールで、志津という踊り子に出会う裕一。

群がる男どもには目もくれない志津だったが、なぜか裕一には自分からダンスを申し込む志津。

裕一はあっという間に恋に落ちてしまったのである。

裕一の恋を知った行員たちは、2人を交際させようと、とあるレストランで“接吻大作戦”を企むが…。

物の見事に失敗に終わり、悲しげに志津を見送る裕一。その時、声をかけてきた若者がいた。

あの乃木大将こと、村野鉄男だった。一家で夜逃げした後、藤堂先生から紹介された福島日民新聞で新聞配達を始め、今は新聞記者になっていると言う。

昔、裕一から言われた藤堂先生の言葉「しがみつけば必ず道は開く」、その言葉を信じて今も詩を書いていると目を輝かせる鉄男だった。

その翌日、裕一は仕事で大失敗をしでかす。踊り子にうつつを抜かしているからだと激怒する茂兵衛。

そして、すぐにその踊り子と別れてこいと命じられた裕一は、志津の元に駆けつけて…。

ぼ…僕、伯父さんに反対されたけど、反対されたから気付いたんだ。き…君のことが好きだ。付き合ってほしい!

それを聞いて志津が声を上げて笑い出した。実は、志津は裕一の小学校の時の同級生のとみ。

ダンスホールで再会した時に、それに気付いていない裕一に腹が立って、わざと思わせぶりな態度をとっていたのだ。

裕一の初恋は、こうして儚く終わったのである。

(15話4月17日)志津は小学校の同級生のとみ。鉄男は新聞記者。
(14話4月16日)昭和3年、川俣ダンスホールで志津に恋する裕一
(13話4月15日)川俣銀行に住み込みで働くことになった裕一
(12話4月14日)連帯保証人になったことで苦境に陥る喜多一
(11話4月13日)大正15年、裕一は福島商業学校で2回目の4年生

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「エール」ネタバレあらすじ(子役編)

福島福島市の古山家、愛知県豊橋市の関内家

古山家の長男・裕一と、関内家の次女・音の小学生時代のエピソードが描かれる子役編。

福島では石田星空君、山口太幹君、込江大牙君、白鳥玉季ちゃん。豊橋では清水香帆ちゃん、本間叶愛ちゃん、新津ちせちゃんという芸達者な子役さんたちが大活躍です。

そして、この子たちの中から将来の朝ドラ主人公やヒロインが誕生すると予想して「子役編」をお楽しみください。

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第2週「運命のかぐや姫」

関東大震災

大正12年(1923年)の朝ドラ史
史実的には、この年の9月1日に発生した関東大震災をきっかけに、ドラマ内でそれに関連する出来事が描かれるパターンが多いようです。

 

古山裕一を演じる窪田正孝さんも出演していた「花子とアン」では、村岡印刷・英治の弟・郁弥(町田啓太)が、花子の妹かよ(黒木華)にプロポーズした直後に関東大震災が発生して亡くなっています。

 

「わろてんか」では、関東大震災をきっかけに伊能栞(高橋一生)が、東京で被災した実母・志乃(銀粉蝶)と再会したものです。

 

ということで、「エール」では一体、どんな出来事が起こるのか?と一足先にネタバレあらすじです。

「エール」福島

裕一は魚屋「魚治」の中を覗き込んでいた。あのガキ大将・村野鉄男の家。そこでは、鉄男が父親の善治からこっぴどく叱られていて…。

家が貧しく昼間も学校に行かず家業を手伝っている鉄男であったが、裕一の存在に気付いた鉄男は、気恥ずかしさの裏返しで裕一を罵倒。その勢いはすさまじく、腰をぬかさんばかりに逃げ出す裕一だった。

その際にカバンを置き去りにしてしまう裕一。カバンには鉄男が落としていった「古今和歌集」があり、それを届けに来たことを悟る鉄男。

その頃、川俣の権藤家では、祖父の源蔵が茂兵衛に対して、跡取りを早く決めろとプレッシャーをかけていて…。

次の日、鉄男は裕一にカバンを返しに行って謝っていた。この時、初めて二人の心が通い合い…。

詩が好きだという鉄男に「しがみつけば必ず道は開く」という藤堂先生の言葉を口にして、鉄男を励ます裕一。

しかし、それからしばらくして、鉄男一家は、あちこちから借金を重ねて夜逃げしてしまうのだった。

「エール」豊橋

大正12年(1923年)秋、数年前に川俣の教会で聖歌隊と一緒になって歌っていた関内音は11歳になっていた。

父親の仕事の関係で一緒に川俣に行った時に、運命の人である古山裕一に出会った音。

父親・安隆の会社は軍に馬具を卸していて、音を含めた三姉妹は伸び伸びと育てられていた。長女の吟は13歳で、妹の梅は9歳。個性豊かな三姉妹。

そんなある日、音の学校で学芸会の準備が始まった。先生が決めた演目は主人公が男の子の「浦島太郎」。

それに納得できない音は多数決で決めることを提案し、見事「竹取物語」への変更に成功するのだったが…。

当然、主人公の「かぐや姫」役に選ばれると思っていた音だったが、割り振られたのは「おじいさんその二」というちょい役。

がっかりした音は、その日に行われる教会の行事で琴を演奏することを忘れていて、慌てて安隆と教会に行くと…。

すでに琴の演奏は終わっていて、世界的オペラ歌手の双浦環が登場するところだった。

双浦環の繊細で透明感のある歌声に心から感動する音。その後、会場の外国人たちと談笑していた双浦環に、思い切って声をかける音。

歌!感動しました!ここに、ここに届きました!

自分の胸に手を当て必死に想いを伝える音。双浦環は優しく微笑みながら、自分の歌が入ったレコードを音にプレゼントするのだった。

帰り道、興奮冷めやらぬ音は、安隆に訴えた。「あたし…歌、習いたい…」。

そして、姉妹も驚くほど学芸会の練習に一生懸命に取り組み始めた音。しかし、かぐや姫役の良子が腹痛を訴えて…。

実は良子が主役を得たのは、母親のますが教師を懐柔していたから。母親の期待に応えなければという重いプレッシャーが良子を苦しませていたのだ。

そんなある日のこと、関内家に悲報が飛び込んできた。出張先の大阪で、子どもを助けようとした父親の安隆が、電車にはねられて死んでしまったと…。

悲しみに暮れる関内家だったが、母・光子は強かった。我が子を守るため、安隆に代わって商売を続ける決意をするのだったが…。

軍との間を取り持っていた打越金助、この男が未亡人となった光子に、契約終了をちらつかせて言い寄ってきたのだ。

ほかの得意先にも取引継続を断られ、職人たちもそんな状況に見切りをつけて、次々と辞めていき、職人頭の岩城までもが去っていったのである。

窮地に追い込まれた関内家であったが、吟の機転で状況は反転。契約書を捜して契約期間を確認すればいいと。

吟の見立て通り、今の時点で契約を破棄すれば、違約金が発生する条項を見つけた光子は、金助に直談判。

こうして金助に契約続行を約束させることに成功し、まもなく職人たちも戻ってきたのである。

学芸会当日

音はかぐや姫を演じていた。本来はその役であった良子は、自ら音に役を譲り、帝の役に移っていた。良子なりの母親への抵抗だった。

やがて舞台は終盤に入り、音が演じるかぐや姫の独唱が始まった。会場に響く美しい歌声に多くの人が感動し、目に涙を浮かべる人も。

その夜、音は双浦環からもらったレコードを胸に、亡き父親に誓うのだった。

お父さん…私 絶対、歌手になるから、見守ってね…。

(10話4月10日)これからも4人で力を合わせて生きていきます!
(9話4月9日)安隆が子どもを助けた際に電車にはねられ死亡。
(8話4月8日)双浦環「目の前のことに全力を尽くしなさい」
(7話4月7日)大正12年、世界的なオペラ歌手双浦環に出会う音
(6話4月6日)藤堂先生「頼ることは恥ずかしいことじゃない」

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第1週「初めてのエール」

東京オリンピック開会式

昭和39年(1964年)の朝ドラ史

東京オリンピックというビックイベントなので、これにちなんだエピソードが過去に描かれています。

 

最近では「ひよっこ」ですね。前年に聖火リレーを奥茨城村単独で開催。しかし39年には東京オリンピックの会場建設に携わった父親・実(沢村一樹)が失踪という展開でした。

 

そして岩手の北三陸では、リサイタルで天野アキの祖母・夏(宮本信子の若い頃の徳永えり)が、歌手・橋幸夫とデュエットしたのもこの年だった「あまちゃん」。

 

昭和39年に生まれた人も2020年で56歳。二度目のオリンピックが延期されましたが、コロナウイルスに立ち向かう世界中の人々にエールをと願いつつ、第一週のネタバレあらすじです。

昭和39年10月10日、東京オリンピック開会式当日。青天に恵まれた東京の空の下、聖火ランナーたちによってオリンピックの聖火が国立競技場に運び込まれていよいよ開会式…。

選手の行進時に流れる曲は、古山裕一渾身の作曲「東京オリンピック・マーチ」。さあ、いよいよ選手入場という時に、裕一が姿を消してしまい、慌てて裕一を探し回る妻の音。

実は、自分が作った「東京オリンピック・マーチ」を観客や選手が受け入れてくれるか不安でいっぱいだった裕一は、目の前の大観衆に恐れおののいていたのだ。

音たちに説得されてようやく開会式に臨む二人。拍手と歓声の中、会場に足を踏みいれると…。

この夫婦がいかにしてこのような二人になったのか、遡ること、明治42年8月

福島の老舗呉服屋「喜多一」の店主・古山三郎と妻まさの間に長男・裕一が生まれた。三郎は、当時はまだ珍しいレジスターを奮発して買ってしまうほど後継ぎの誕生を喜んだ。

それから10年後、両親の愛情をたっぷり受けて育った裕一だったが、不器用かつ内気な性格で、同級生からもいじめられがちの少年になっていた。

同級生からからかわれても、ただ笑ってやり過ごすのが、この時の裕一の処世術。しかし、そんな裕一の態度に我慢ならなかったのが、近所のガキ大将である村野鉄男。

裕一の幼なじみで魚屋の長男坊。お前が何も言わないからいじめられんだと裕一を鼓舞するのだったが…。

家では、蓄音機から流れる西洋音楽に夢中になっている裕一だったが、運動会の日が近づくにつれ、憂鬱な気分になり…。

裕一は運動が大の苦手だったのだ。そして運動会の練習でも失敗して皆の足をひっぱってばかり。

真面目に取り組んでいないと思われて、体育教師に叱られているところを、赴任してきたばかりの藤堂清晴先生に助けられる裕一。

そして運動会の当日…、徒競走に出場した裕一は転んでしまうのだった。一人、落ち込んでいると、ハーモニカの音色が聞こえ、それに癒される裕一。

小学5年生になった裕一の担任は、音楽教育に力を入れる藤堂先生。ある日、その藤堂先生が北原白秋の詩に曲をつける宿題を出すと…。

同級生の佐藤久志が、普段から西洋音楽を聴いている裕一ならきっと出来るとエールを送るのだった。

そんな中、裕一は母親まさに連れられて、まさの実家である川俣の権藤家を訪ねていた。そしてその道すがら、歌声に導かれて教会に寄ってみると…。

聖歌隊が歌を歌っていて、その中の一人の少女・関内音と初めて会話をする裕一。後に結婚する相手だとは、この時は露にも思わなかったのである。

そして、裕一は聖歌隊の関内音をイメージして北原白秋の詩に曲をつけ始め…。

黒板に書かれた裕一の音符を見て、藤堂先生は衝撃を受けていた。この子には類まれな音楽の才能があると。

そのことを裕一の父親である三郎に伝える藤堂先生。それを聞いて大喜びする三郎であったが…。

実は、呉服屋「喜多一」では、経営が行き詰っていたのだ。立て直すべく必要な金を借りようと奔走する三郎であったが、どこも貸してはくれない厳しい現実。

もはや、妻まさの兄であり川俣銀行の経営者である権藤茂兵衛しか頼れる人はいなかったのである。

しかし、茂兵衛からは古山家の2人の息子のうち、どちらかを養子に欲しいと言われていて…。

(5話4月3日)得意なもんが見つかればしがみつけ。必ず道は開く。
(4話4月2日)川俣の教会で音と運命の出会いをする裕一
(3話4月1日)運動会でこける裕一を応援するハーモニカ部
(2話3月31日)大正8年、行進曲「威風堂々」を初めて聴く裕一
(1話3月30日)音楽が奏でる人生の物語。始まり始まり~!

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「エール」ネタバレあらすじ(概要)

朝ドラ「エール」の大まかなあらすじです。実際の放送では細かい部分がかなり異なるかと思いますので、具体的な展開は、毎週毎のあらすじをご参照下さい。

物語の舞台は福島県福島市と愛知県豊橋市。主人公である古山裕一が生まれたのが明治42年(1909)。福島の老舗呉服屋「喜多一」を営む古山家の長男として誕生。

のちに数々の名曲を生み出すことになる作曲家・古山裕一である。

ちなみに、朝ドラ史でこの明治42年頃を俯瞰すると、明治38年(1905)に東京・本郷で生まれたのが「ごちそうさん」の卯野め以子。

 

明治43年(1910)には「まんぷく」の立花萬平が台湾で生まれています。

裕一の父親・古山三郎は、自身の長兄と次兄が相次いで亡くなったため、三男でありながら店を継ぐことになった経緯があり、自分の子どもたちには好きな道を歩んでほしいと願っている。

母親のまさは、実の兄で川俣銀行を経営している権藤茂兵衛が、子宝に恵まれていないのが心配の種。

やがて、その心配は現実のものとなり、兄の茂兵衛は、まさが産んだ2人の息子のうち、一人を養子に欲しいと言い出し、まさを悩ませることに。

裕一は、老舗の跡取り息子として裕福な生活。いわゆる心優しきボンボン息子で、これといって取り柄のない普通の少年だったのだが…。

小学校の担任である藤堂清晴先生が、裕一の音楽的才能をいち早く見抜いたことで、裕一の音楽への興味が深まっていき…。

小学校の同級生で、やたら歌が上手い少年・佐藤久志や、近所の魚屋のガキ大将である村野鉄男たちとの交流の中で、独学で作曲の才能を開花させてゆく裕一だった。

やがて高校に進学した裕一は、そこでも音楽に夢中になるのだが、卒業後の進路に悩んでいた。

実は高校在学中に実家の呉服屋が倒産してしまい、長男として家族を養う必要があったのだ。でも音楽家としての夢も諦めきれず…。

結局、泣く泣く音楽への道を諦め、伯父が経営する川俣銀行に就職することを選ぶ裕一。

朝ドラ「エール」川俣町の位置

参考までに、川俣町について調べてみました。以下の文字リンクをご参照下さい。

 

朝ドラ「エール」の舞台となる福島県川俣町について調べてみました。

ゆくゆくは銀行の後継者にと期待されたのだが、やはり音楽の道が諦めきれず。

家族には内緒でイギリスの作曲コンクールに応募すると…、なんと意外にも上位入賞を果たしてしまう。

そのニュースを新聞で知った若い女性が愛知県豊橋市にいた。

軍に納める馬具の製造販売を行う会社を経営する関内家の次女・音(おと)。明治44年(1911)生まれなので裕一より2歳年下。

彼女もまた音楽が大好きで、プロの歌手になることを夢見ていた。そして、裕一に興味を持った音は手紙、今で言うファンレターを裕一に送ったことで、定期的に文通する仲に。

若い2人は、すぐに意気投合。そして共に人生を歩いていくことを決意し、昭和5年(1930)、裕一20歳、音17歳の時に結婚。

裕一は、福島から約543キロメートルの距離を、汽車で乗り継いで豊橋へ。関口家に音をもらいに行ったのだった。
豊橋市~福島市の距離543km

そして、裕一と音は東京で新婚生活を始めることに。

東京の「コロンブスレコード」という会社から、専属の作曲家にならないかと誘われたのだ。

音も、プロの歌手になるべく、音楽学校の声楽科に編入して本格的に勉強をし始めた。

順風満帆かと思われた若い2人の門出だったが…、世の中はそう簡単ではなく、不遇の生活が待っていた。

裕一は特に「コロンブスレコード」のディレクターである廿日市誉に、ダメ出しされ続ける日々。

そんな中、早稲田大学応援部団長と出会い、大学の応援歌を作曲することになった裕一。

昭和6年(1931)発表
早稲田大学応援歌「紺碧の空」

紺碧の空仰ぐ日輪
光輝あまねき伝統のもと
すぐりし精鋭闘志は燃えて
理想の王座を占むる者われ等
早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田

作詞:住 治男
作曲:古山裕一(※実際は古関裕而)

勇壮にして行進曲調のこの曲が世の中に広まるにつれ、作曲家・古山裕一の名も広く知られるようになっていった。

そして、幼なじみの佐藤久志が歌手として、村野鉄男が作詞家として裕一とともに世の中に多くの楽曲を提供し「福島三羽ガラス」として称えられるほどに人気を博したのだが…。

時代は、戦争へ戦争へと行進してしまったのである。

そして軍部は国威高揚のため、戦時歌謡、いわゆる軍歌の作曲を裕一に求めてきたのだ。

軍に盾突くことイコール非国民となじられる時代、断る術を知らなかった裕一は数々の曲を作り、純粋に若者たちを鼓舞したかったのだが…。

裕一自身も軍の従軍音楽部隊として海外に出征。シンガポール、ビルマ(現在のミャンマー)で慰問に従事し、現地でも作曲活動を行ったのだが、結局は日本の全面降伏。

命からがら日本に帰ってきた裕一だったが、日本の敗戦の結果、数多くの若者たちが自分が作った歌を歌って戦死してしまったという事実を突きつけられ、苦悩する裕一。

しかし、焼け野原となった東京では、人々が必死になって生きようとしている。

それを見た裕一はこの人たちの力になりたい、音楽で勇気づけたいと、もう一度、歌を作ることを決意。そんな裕一に寄り添い、叱咤激励する音。

新しい時代に新しい音楽を奏でたい、裕一と音のマーチングは続くのだった。

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「エール」キャストと関連情報

朝ドラ「エール」のキャストは、基本的に「福島編」「豊橋編」「東京編」に大別できると思います。それゆえに、今回はそれに従ってキャスト一覧とその説明を書いていきたいと思います。

特にこの「エール」は、実在の人物をモデルにするケースが非常に多く、実在のモデルとドラマでの人物説明等、可能な限り詳細に書いていく予定ですので、どうかよろしくお願いいたします。

アナザーストーリー編

今村嗣人:金子ノブアキ
パリ在住の若手画家。ホームパーティーで双浦環と出会い、恋人となる(59話、60話)。

里子:近衛はな
外交官の娘で環の友人(59話、60話)。

フィリップ:ピーター・フランクル
フランス・パリにあるカフェの店主(59話、60話)。

アダム:BJフォックス
舞台や展覧会のプロデューサー(60話)。

ピエール:フローラン・ダバディ
絵画の批評家(60話)。

利彦:関口アナン
嗣人の友人(60話)。

友人:長尾卓磨、中村無可有
嗣人の友人(60話)。

エマ:カイラ・N
「蝶々夫人」のオーデションの時、環を清掃員だとバカにした歌手(59話)。

スーザン:セファ・リナ
「蝶々夫人」のオーデションの時、エマをたしなめつつ環を冷笑した歌手(59話)。

木下 一:井上 順
佐藤久志の親戚のおじさんで、神田の古本屋街で喫茶店を営んでいる(58話)。

末吉 結:小熊萌凛
梅の幼なじみ(57話)。

幸 文子:森田 想
末吉 結のペンネームで梅よりも先に新人賞を受賞した作家。

閻魔様:橋本じゅん
「あの世」の門番らしき謎の存在。1泊2日で地上に戻れるジャンボ宝くじの主催者(56話)。

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東京編

田ノ上五郎:岡部 大
裕一に弟子入りしてきた茨城出身の男。のちに梅の結婚相手となり、馬具職人として修業する。

寅田熊次郎:坪根悠仁
帝都ラジオ会長の息子で、ココロンブス新人歌手最終オーデションで「東京ラプソディー」を歌い、合格した帝央大学1年生(64話、65話)。

林 喜一:宮路オサム
コロンブス新人歌手最終オーデションで「東京行進曲」を歌った73歳の老人(64話)。

岡島 敦:徳永ゆうき
コロンブス新人歌手最終オーデションで「鉄道唱歌」を歌った駅員(64話)。

水川ながし:彩青(りゅうせい)
コロンブス新人歌手最終オーデションで「ソーラン節」を歌った人(64話)。

佐藤玲子:黒川芽以
久志の継母(62話)。

佐藤弥一:日向 丈
久志の実父(62話)。

幸代:池津祥子
佐藤家の女中(62話)。

麻友:深澤しほ
久志の生母(62話)。

麻友の夫:佐藤 誠
麻友の再婚相手(62話)。

住人:山野史人
麻友がかつて住んでいた家の住人(62話)。

町人:安藤広郎
久志に麻友の家を教えてあげた男(62話)。

古山 華:田中乃愛
古山家の長女。

掛田寅男:掛布雅之
コロンブスレコード・文藝部で「六甲おろし」のレコードを受け取った人(61話)。

居酒屋の客:藤田昌宏、浜田道彦、岩田 丸
福島三羽ガラスが流しで入った居酒屋の客(61話)。

居酒屋のおかみ:新野アコヤ
久志の「船頭可愛や」をいいね~と褒めたおかみ(61話)。

居酒屋の客(子役):土田 諒
久志の「船頭可愛や」に一銭玉を渡した子ども(61話)。

養蚕農家・畠山:マキタスポーツ

畠山の妻:柿丸美智恵

医師:長谷川公彦
三郎を診察する町医者(54話)。

藤堂晴吉:遠藤たつお
元陸軍の幹部で藤堂清晴先生の父親(53話)。

記者:橋本拓也
裕一が福島に帰省した時に駆けつけた記者(51話)。

客:牧村泉三郎
「バンブー」の常連客で、親に孫を早く会わせてあげなさいと裕一に言った客(51話)。

産婆:田尾きよみ
古山家長女・華を取り上げた産婆。

おでん屋店主・山根:花王おさむ
鉄男に屋台を譲って故郷に帰ったおやっさん。

高梨一太郎:ノゾエ征爾
「酒は涙か溜息か」「船頭可愛いや」の作詞家。

黒崎達治:千葉哲也
「椿姫」の演出家。

西田 宏:中山求一郎
東京帝国音楽学校の生徒で「椿姫」出演者。

井上 晃:諫早幸作
東京帝国音楽学校の生徒で「椿姫」出演者。

沢田豊子:清瀬やえこ
東京帝国音楽学校の生徒で「椿姫」出演者。

川野三津代:山田 麗
「福島行進曲」のレコーディングをした歌手。

福島日民新聞・堂林社長:斉木しげる

堂林社長の娘・堂林仁美:春花

希穂子:入山法子
「パピヨン」の女給で鉄男の元恋人。

カフェー「パピヨン」のママ:黒沢あすか

エミ子:今野杏南
「パピヨン」の女給。

愛子:立花恵理
「パピヨン」の女給。

ボーイ:蔵原 健
「パピヨン」のボーイ。

カフェーの客・岡崎社長:春海四方

カフェーの客:川守田政人、佐藤文吾
音江に励まされる客。

カフェーの客:紀伊修平
音江に酒をぶっかけた不機嫌な客。

御園生新之助:橋本 淳
慶応義塾大学応援団団長。

清水誠二:田邊和也
団長・田中が中学時代にバッテリーを組んでいた親友。

早慶戦を中継したラジオのアナウンサー:合田敏行

医師:諏訪太朗
35話で腹痛で倒れた裕一を往診した医師。

西條八十:鈴木信二

慶應義塾生:鈴木健斗

コロンブスレコード
社長:児玉頼信

専務:小倉一郎

営業部長:中野 剛

小田和夫:桜木健一
コロンブスレコードの録音技師。

廿日市誉(はつかいち ほまれ):古田新太
コロンブスレコードのディレクター。

杉山あかね(すぎやま あかね):加弥乃(かやの)
コロンブスレコードの秘書。

朝ドラ「エール」東京編で、コロンブスレコードの秘書・杉山あかねを演じる加弥乃(かやの)さん。

 

AKB48の元メンバーで、「大岡越前」大岡家の奉公人お花。この朝ドラ出演をきっかけに大きく羽ばたいてほしいと加弥乃さんにエールを送り、加弥乃さんのプロフィール紹介です。

 

「エール」の秘書・杉山あかね役の加弥乃(かやの)さんプロフィール

(C)ビースターズプロダクション 加弥乃

木枯正人(こがらし まさと):野田洋次郎
コロンブスレコードで裕一と同期の作曲家。

木枯正人の実在モデルとされる古賀政男さんと古関裕而さんの関係性をまとめてみました。そして、このお二人と同世代の作曲家が服部良一さん。

 

演歌の古賀、ブルースの服部、マーチの古関、そんな評され方もあったほど大人気を博したお三方です。

 

古賀政男服部良一古関裕而
生年月日明治37年(1904)明治40年(1907)明治42年(1909)
出身地福岡県大川市大阪府大阪市福島県福島市

「エール」の作曲家・木枯正人の実在モデル古賀政男と古関裕而の関係

山藤太郎(やまふじ たろう):柿澤勇人
コロンブスレコード所属の歌手。

朝ドラ「エール」で主人公・古山裕一が作曲した曲を歌うコロンブスレコード所属の歌手・山藤太郎、演じる柿澤勇人さんのプロフールです。

 

そして、山藤太郎の実在モデルと言われる藤山一郎さんについてもその経歴をまとめてみました。

 

「エール」山藤太郎役の柿澤勇人さんプロフィールと藤山一郎さん情報

(C)ホリプロ 柿澤勇人

 

藤丸(ふじまる):井上希美
裕一作曲の歌を唄う歌手。

朝ドラ「エール」で主人公・古山裕一が作曲した「船頭可愛いや」を歌う歌手の藤丸(ふじまる)。

 

演じるのは井上希美さんで、そのプロフィールを調べてみました。

 

そして、藤丸の実在モデルとされる音丸さんの経歴もまとめてみましたのでご参照下さい。

 

「エール」藤丸の井上希美さんプロフィールとモデルの音丸について

(C)CAMINO REAL 井上希美

 

東京帝国音楽学校

夏目千鶴子(なつめ ちづこ):小南満佑子
東京帝国音楽学校声楽科の生徒。

朝ドラ「エール」東京編で、東京帝国音楽学校声楽科の生徒・夏目千鶴子を演じる小南満佑子(こみなみ まゆこ)さんのプロフィールをまとめてみました。

 

夏目千鶴子は、幼い頃から声楽を学ぶエリートお嬢様。二階堂ふみさん演じる古山音さんと良きライバル関係になるというキャラクター設定です。

 

「エール」夏目千鶴子役の小南満佑子(こみなみまゆこ)さんプロフィール

(C)ホリプロ小南満佑子

 

喫茶バンブー

梶取保(かとり たもつ):野間口 徹
喫茶「バンブー」のオーナー。

梶取恵(かとり めぐみ):仲里依紗
保の妻。

早稲田大学応援部

田中隆(たなか たかし):三浦貴大
早稲田大学応援部五代目団長。

佐藤幸太郎:斎藤嘉樹
久志の従兄弟で早稲田大学応援団員。

団員・小熊:一ノ瀬ワタル

団員・寺門:大門 崇

団員・村田:菅原 健

早稲田大学事務局長:徳井 優

「椿姫」ヴィオレッタ役の一次審査会の参加者:森田枝子莉、金子千咲、山崎愛実

作曲家・小山田耕三(こやまだ こうぞう):志村けん ※2020年3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去。享年70歳。

小山田耕三の実在のモデルは、作曲家・指揮者の山田耕作(やまだ こうさく)さんです。

 

明治19年(1886年)生まれ。代表作に童謡「赤トンボ」「お山の大将」「ペチカ」「からたちの花」等、詩人で童謡作家の北原白秋とのコンビで多数の国民的歌謡、校歌を創作。

 

古関裕而さんががまだ福島の川俣銀行で働いていた時、古関裕而からの手紙に応えて文通を開始。

 

昭和15年(1940年)演奏家協会を発足させ、自ら会長に就任。
昭和16年(1941年)情報局管轄下の「日本音楽文化協会」発足、副会長に就任。音楽挺身隊を結成して軍の慰問活動を行う。

昭和19年(1944年)日本音楽文化協会会長就任。
昭和31年(1956年)文化勲章受章。
昭和40年(1965年)心筋梗塞により死去。享年79歳。

牛島ゆたか:大河内浩
「海の喫茶店」を作曲したコロンブスレコードの専属作曲家。

コロンブスレコード社員:竹井亮介

筒井潔子:清水葉月
音の東京帝國音楽学校の同級生でソプラノ専攻。

今村和子:金澤美穂
音の東京帝國音楽学校の同級生でアルト専攻。

ピアノ奏者:岩倉孔介
東京帝國音楽学校のピアノの先生。

不動産屋:湯浅浩史
裕一と音の新居となる一軒家を案内した不動産屋。

鏑木智彦:奥野瑛太
吟のお見合い相手でコロンブスレコード・廿日市の甥っ子。

鏑木智彦の母親:堀ひろこ

東京帝國音楽学校・教師:高田聖子

猿橋重三:川島潤哉
小山田耕三の秘書。

小山田耕三の取り巻き:鈴木隆仁、世志男
34話、35話で出演。

東京オリンピック開会式の警備員:萩原聖人

福島信夫小学校・教頭:渡辺憲吉

福島信夫小学校・先生:日比大介

達磨大作(だるま だいさく):加藤満

東京オリンピック大会関係者:中山祐一朗

東京オリンピックの中継アナウンサー(声):栗田晴行

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福島編

「エール」の基本的人物相関図がこちらになります。
朝ドラ「エール」基本的人物相関図

 福島県 

主人公・古山裕一(こやま ゆういち):窪田正孝 幼少期:石田星空
古山家の長男。幼少期から音楽の才能が開花。しかし跡取りとの期待を受けて地元銀行に就職するものの音楽への思いを断つことができず…。文通で出会った関内音と恋に落ち、ともに音楽の道へ。

朝ドラ「エール」主人公の古山裕一、その実在モデルとされる作曲家・古関裕而さんの偉業をまとめてみました。

 

プロフィールはもちろんですが、実際に作られた楽曲をYouTubeで集めましたので、ぜひご視聴下さい。

 

朝ドラ「エール」主役・古山裕一のモデルと言われる古関裕而さん情報

古山三郎(こやま さぶろう):唐沢寿明
裕一の父。福島の老舗呉服屋「喜多一」4代目店主。長兄と次兄が早世したため、三男でありながら店を継ぐことに。

古山まさ(こやま まさ):菊池桃子
裕一の母。織物業が盛んな川俣町生まれ。実兄・権藤茂兵衛からの2人の息子のどちらかを養子に欲しいと言われている。

古山浩二(こやま こうじ):佐久本 宝 幼少期:潤浩
裕一の弟。兄の裕一に反発しながらも「喜多一」を立て直すために奮闘。

「エール」主人公・古山裕一の弟にして、老舗呉服店「喜多一」の跡取りとなる運命の古山浩二。

 

信じた道を迷いながらも突き進む兄に対して、必死に家業を支えようとする弟の複雑な心境をどんな風に表現するのか?

 

演じる佐久本 宝(さくもと たから)さんの経歴をまとめてみました。

 

「エール」の主人公・古山裕一の弟・浩二を演じる佐久本宝さん情報

佐久本宝

権藤茂兵衛(ごんどう もへえ):風間杜夫
裕一の伯父でまさの兄。川俣町にある銀行の頭取。子宝に恵まれず、裕一か浩二のどちらかを養子に迎えたいと願っている。

権藤源蔵(ごんどう げんぞう):森山周一郎
茂兵衛とまさの父親(裕一の祖父)。

権藤八重(ごんどう やえ):三田和代
茂兵衛とまさの母親(裕一の祖母)。

権藤絹子:村上里美
茂兵衛の妻。

権藤家女中:玉りんど

川俣のまさの旧友:野口 雅

佐藤久志(さとう ひさし):山崎育三郎 幼少期:山口太幹
県議会議員の息子で裕一の小学校時代の同級生。裕一や鉄男とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれるようになる。

裕福な家で育った少年・佐藤久志はのちにその美しい歌声を生かして歌手に。

 

主人公・古山裕一のタッグを組んだ楽曲も多く、実在のモデルと言われる伊藤久男さんの経歴とともに、その歌声をYouTubeで集めましたので、ぜひご視聴下さい。

 

朝ドラ「エール」の歌手・佐藤久志の実在モデル・伊藤久男さん情報

村野鉄男(むらの てつお)中村蒼 幼少期:込江大牙
魚屋「魚治(うおはる)」の長男。後に作詞家となり、裕一や久志とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれるようになる。

主人公・古山裕一、歌手・佐藤久志とともに「福島三羽ガラス」と、世の中から賞賛された作詞家・村野鉄男。

 

実在モデルとされる野村俊夫さんの経歴と、実際の楽曲をYouTubeから探してきましたのでご参照下さい。

 

朝ドラ「エール」の作詞家・村野鉄男の実在モデル・野村俊夫さん情報

古山裕一や幼なじみの鉄男や久志は、なぜ「福島三羽ガラス」と呼ばれたのか?その史実をまとめてみました。

「エール」配役名キャスト名実在モデル
作曲家古山裕一窪田正孝古関裕而
作詞家村野鉄男中村 蒼野村俊夫
歌手佐藤久志山崎育三郎伊藤久男

詳しくはこちらをご参照下さい。

 

朝ドラ「エール」の福島三羽ガラスとは?その意味と実在モデルを紹介

 福島信夫小学校 

藤堂清晴:森山直太朗
裕一の小学校時代の担任。

新田先生:芹澤興人
藤堂先生が赴任する前の裕一の担任。

教頭:大月秀幸

教師:藤木 力

教師:菊地真之

太郎:田村 継
小学校時代のいじめっ子。

史郎(子役):細井鼓太
小学校時代のいじめっ子。

とみ:白鳥玉季
どっちの家が金持ちかを決めるため、裕一を投げ飛ばした女の子。後に家の店が潰れ、ダンスホールの踊り子となって裕一と再会する。

上級生:佐藤優太郎

村野善治(むらの ぜんじ):山本浩司
魚屋「魚治」の店主で鉄男の父親。

村野富紀子:延増静美
善治の妻で鉄男の母親。

村野典男:三浦透馬
魚屋「魚治」の次男。

産婆:稲川実代子
裕一を取り上げた産婆。

立川敦司:岡部たかし
権藤茂兵衛の秘書。

越後屋米穀店店主(米屋):ニクまろ

銀行員:比佐 仁
喜多一への融資を無言で断った銀行員。

「魚治」から魚を買った夫婦:平原テツ、伊藤麻実子
腐っていたと逆上して鉄男を殴った男とその妻。

借金取り:棚橋真典、ナカムラチューヤ
夜逃げした善治の家を探りに来た借金取り。

 呉服屋「喜多一」 

大河原隆彦(おおがわら たかひこ):菅原大吉
呉服屋「喜多一」の番頭。

桑田博人(くわた ひろと):清水伸
呉服屋「喜多一」の店員。

呉服屋「喜多一」の店員・桑田博人を演じるのが清水伸さん。「半分、青い。」に続いて、2回目の朝ドラ出演。

 

その経歴と「半分、青い。」でどんな役を演じていたのか等まとめてみましたので、ご参照ください&下積み生活が長い役者さんにエールです。

 

「エール」で喜多一の店員・桑田博人を演じる清水伸さんは二度目の朝ドラ出演

(C)株式会社ジェイエフシーティー 清水伸

及川志津雄(おいかわ しずお):田中偉登
呉服屋「喜多一」の店員。

呉服屋「喜多一」の店員・及川志津雄を演じるのが田中偉登(たなか たけと)さん。所属事務所はaoao。

 

この小さな事務所には、一足先に朝ドラ「スカーレット」で大ブレークした伊藤健太郎さんが所属しています。

 

伊藤健太郎さんに続いてブレークして、事務所の稼ぎ頭になれるかどうか? 期待とともに事務所からの重責を担う田中偉登さんのプロフィール紹介です。

 

朝ドラ「エール」で「喜多一」の店員・及川志津雄を演じる田中偉登さん情報

(C)所属事務所aoao 田中偉登

「喜多一」の客:髙木直子

 川俣銀行 

落合吾郎(おちあい ごろう):相島一之
支店長。

鈴木廉平(すずき れんぺい):松尾諭
行員。

菊池昌子(きくち しょうこ):堀内敬子
事務員。

松坂寛太(まつざか かんた):望月歩
行員。

日本テレビ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に生徒役で出演していた方が、この「エール」に多数出演されるのが話題になっていますが、この望月歩さんもその一人。

 

個人的には、日本テレビの水曜ドラマ「母になる」の「ナウ先輩」の記憶が強く、改めて望月歩さんのプロフィール紹介です。

 

朝ドラ「エール」川俣銀行の銀行員・松坂寛太を演じる望月歩さん情報

(C)ヒラタオフィス望月歩

 

志津(しづ):堀田真由
ダンスホールの踊り子で裕一の初恋の人。元々は裕一の小学校の同級生のとみ。

主人公・古山裕一の初恋の人と言われるダンスホールの踊り子・志津。演じるのは、これが朝ドラ出演2回目となる堀田真由さん。

 

前回の「わろてんか」を含めて、いかに堀田真由さんが若いかという事実を言いたくて、そのキャリアをまとめてみました。

 

朝ドラ「エール」の踊り子・志津を演じる堀田真由さんのプロフィール

(C)アミューズ 堀田真由

司祭:有福正志
川俣の教会の司祭。29話で登場。

町人:三溝浩二
26話で、福島に戻ってきた裕一の噂話をする町人。

川俣の飲み屋の大将:小杉幸彦

福島日民新聞・編集長:塚本幸男

踊り子:椎名琴音
川俣ダンスホールで鈴木からの申し込みを承諾した踊り子で、後に鈴木の妻になる女性。

町人:相樂孝仁、吉岡あきこ
街中で権藤家の跡取りである裕一の噂話をする町人。

吉野福之助:田口浩正
三郎に怪しい儲け話を持ち込んできた京都の業者。

福島商業高校・簿記の先生:足立智充

館林信雄:川口 覚
福島ハーモニカ倶楽部の会長。

楠田史郎:大津尋葵
かつのいじめっ子で、福島ハーモニカ倶楽部の会員。

福島ハーモニカ倶楽部員:石井貴就

通行人:谷本 峰
及川が吉野がとんずらしたと聞いて喜多一に急いで戻る際に、道でぶつかった人。

1話でのフラッシュモブシーンのダンサー:CUBERS(末吉9太郎、春斗、綾介)、NATSU FUN-KEY HEARTS

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豊橋編

 愛知県豊橋市 

ヒロイン・関内音(せきうち おと):二階堂ふみ 幼少期:清水香帆
関内家の三姉妹の次女で、のちに裕一の妻となる女性。結婚後は音楽大学に入学して歌手の夢を追いつつ、夫の才能を信じて叱咤激励。

関内音の実在モデルは、愛知県豊橋市の内山家・三女の金子。

 

「エール」主人公・古山裕一の実在モデルとされる古関裕而さんと二人三脚で音楽で奏でる人生を送った女性。

 

その内山金子さんの経歴をまとめてみましたので、ご参照ください。

 

朝ドラ「エール」ヒロイン・関内音のモデルと言われる内山金子さん情報

関内安隆(せきうち やすたか):光石研
音の父。馬具の製造販売を行う会社を経営。

関内光子(せきうち みつこ):薬師丸ひろ子
音の母。

関内吟(せきうち ぎん):松井玲奈 幼少期:本間叶愛
音の姉。

関内梅(せきうち うめ)森七菜 幼少期:新津ちせ
音の妹。

ヒロイン関内音の妹・梅を演じる森七菜(もり なな)さんのプロフィールをまとめてみました。

 

全国高等学校サッカー選手権の応援マネージャー(イメージガール)も務めており、ここから朝ドラのヒロインに上り詰めた若手女優さん多数ということで、未来の朝ドラヒロイン候補の一人だと断言しておきます。

 

「エール」のヒロイン音の妹・関内梅を演じる森七菜さんプロフィール

森七菜

双浦環(ふたうら たまき):柴咲コウ
世界的オペラ歌手。

柴咲コウさん演じる世界的オペラ歌手・双浦環(ふたうら たまき)ですが、実在するモデルは、オペラ歌手の三浦環さん。

 

三浦環さんのプロフィールとその足跡をまとめてみましたので、ぜひご参照下さい。

 

朝ドラ「エール」オペラ歌手・双浦環の実在モデル三浦環さんの情報まとめ

岩城新平(いわき しんぺい):吉原光夫
関内家が営む馬具店の職人頭。

関内家が営む馬具店の職人頭・岩城新平を演じるのが吉原光夫さん。

 

今まであまりテレビドラマでみかけたことがなく、一体どんな経歴の人なのか、調べてみました。

 

「エール」で馬具職人頭・岩城新平を演じる吉原光夫さんのプロフィール

(C)株式会社COMETRUE吉原光夫

 

打越金助(うちこし きんすけ):平田満
軍に品物を納入している業者。

御手洗清太郎(みたらい きよたろう):古川雄大
音の歌の先生。

関口音の音楽の先生・御手洗清太郎を演じるのは古川雄大さん。最近では日本テレビ「トップナイフ」で、広瀬アリスちゃんを翻弄するバーのマスターを演じておりました。

 

そんな古川雄大さんが、ミュージカル俳優が沢山出演するこの「エール」に出演ということで、一体どんな歌を歌ってくれるのか?楽しみにしつつ、古川雄大さんのプロフィール紹介です。

 

「エール」の歌の先生・御手洗清太郎を演じる古川雄大さんプロフィール

(C)研音 古川雄大

ゆたか興業・鶴亀寅吉:古舘伊知郎
豊橋で裕一と音の演奏会を企画し、その収益を持ち逃げした興行師。

野島春彦:長田成哉
吟の見合い相手だが、音に結婚を申し込んだ男。

野島夏彦:坂口涼太郎
春彦の弟で音の見合い相手。

男:野中隆光
光子と安隆が出会うきっかけとなった痴漢男。

神崎良子(子役):田中里念
音の同級生で、学芸会でかぐや姫の役を音に譲った少女。

神崎ます:篠原ゆき子
良子の母親。

小岩井教頭先生:内藤トモヤ
音が通う豊橋市立柳戸尋常小学校の教頭。

熊谷先生:宇野祥平
音の小学校の時の担任。

教師:真魚
豊橋市立柳戸尋常小学校・医務室の先生。

たえ(子役):太田梨香子
音の同級生。

良子の取り巻き:横山芽生、竹内天音

職人:松浦慎一郎、小出水賢一郎、猪飼公一
関内馬具店の職人。

関内馬具店の取引先:春日井順三
安隆死亡の後、取引を辞めた会社社長。

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主題歌

朝ドラ「エール」の主題歌は、GReeeeNが歌う「星影のエール」。

歌詞

泣いて生まれて響く命
きっと嬉しくて笑っているんだ
僕らはきっと出逢うでしょう
手を引き背を押し出逢うでしょう。

きっといつか今日の日も
意味をもって ほら
耳をすませば

星の見えない日々を超えるたびに
互い照らすその意味を知るでしょう

愛する人よ 親愛なる友よ
遠くまで響くはエール

朝も昼も夜もずっとそこにある
暗闇にほら響け一番星

愛する人よ 親愛なる友よ
星影に響くはエール

(Copyright GReeeeN. All rights reserved.)

なぜGReeeeNが「エール」の主題歌を歌うことになったのか?その由縁をまとめてみました。
「エール」の主題歌「星影のエール」を歌うGReeeeNが福島ゆかりと言われる理由

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ナレーション

ナレーション(語り):津田健次郎

アニメ「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」海馬瀬人役、「テニスの王子様」乾貞治役、「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役で知られる声優の津田健次郎さんが「エール」のナレーション(語り)担当。

アニメに疎い中高年の皆さんのために、津田健次郎さんのプロフィールを調べてみました。昭和46年(1971年)生まれの中年のおじさんだったことが実に嬉しい限りでございます。

朝ドラ「エール」のナレーション(語り)津田健次郎さんプロフィール

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音楽担当(劇伴)

音楽担当(劇伴):瀬川英史

ドラマの音楽を劇伴(げきばん)とも言います。劇伴とは、映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽のことで、音楽におけるジャンルの一種でもあります。

この「エール」で劇伴を担当されるのが瀬川英史さん。「エール」は音楽が奏でる人生の物語ということで、歴代の朝ドラの中でもその音楽が注目を集めること間違いなし。

ということで、瀬川英史さんの情報をまとめてみました。

朝ドラ「エール」の音楽担当(劇伴)瀬川英史さんのこれまでの楽曲紹介

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脚本

脚本:吉田照幸、清水友佳子、嶋田うれ葉

朝ドラ「エール」の脚本担当は、脚本家の清水友佳子さんと嶋田うれ葉さんのお二人。当初、脚本家の林 宏司さんお一人ということだったのですが、途中から離れることになり、「原作:林 宏司」という扱いになっています。

詳しい事情は視聴者に伝わってきませんが、ドラマが面白ければそれでいい、林さんも別のドラマ脚本で頑張ってくださいとエールを送り、清水友佳子さんと嶋田うれ葉さんの実績紹介です。

朝ドラ「エール」の脚本・清水友佳子さんと嶋田うれ葉さんの実績紹介

原作:林 宏司

追記
番組が始まってから、脚本のクレジットは吉田照幸さんだけです。事情はよく分かりませんが、「エール」の脚本は吉田照幸さんということで確定したいと思います。

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ロケ地

物語の舞台である福島県福島市、そして愛知県豊橋市がロケ地になるのは当然ですが、調べてみると茨城県でもロケが行われており、茨城県の皆さま、必見です。

そして追加情報ですが、古山裕一と音が初めて出会った教会のシーンは、福島駅から徒歩15分位のところにある、100年以上前に建てられた本物の教会でした。

名前は福島聖ステパノ教会。ドラマ上では川俣町の教会になっていますが、実際は福島駅近くで、しかも裕一のモデルである古関裕而さんの生家「喜多三呉服店」からも近い場所とのことです。

また、裕一が所属するハーモニカ倶楽部の演奏会のロケ地は、福島市内にある「旧廣瀬座」でした&最近では映画「カツベン!」でも撮影に使われていました。

明治20年に建てられ、実際に芝居小屋として活躍し、映画館としても使用されたとのことです。

参考までに、ハーモニカ倶楽部の演奏会では、明治大学と中央大学のハーモニカサークルの方々が、地元のエキストラともども活躍されております。

また、愛知・豊橋のロケ地について、以下をご参照お願いいたします。

朝ドラ「エール」の舞台となる愛知県と福島県でのロケ地を調査

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コメント

  1. くろちゃん より:

    週が明けて再び更新が止まったので、いよいよ心が折れた?と心配しました・・・
    本日、3日分が更新されたのを読み「やっぱりセリフで再現はユニークで良いな~」と改めて感じ、そして楽しませて頂きました。
    可能な限り頑張ってください!としか言えませんが、これからも期待しております(プレッシャー?笑)

  2. ぴよ より:

    途中途絶えても続けてもらえると嬉しいです。

    • テレビネタ! より:

      ぴよさんへ 激励のコメントありがとうございました&力になりました&リスタートしました!

  3. くろちゃん より:

    はじめまして。
    毎日更新されるのを、密かな楽しみにしている者です。
    5/18を最後に更新が途絶えましたが、如何なされましたか?
    大事でなければ良いのですが・・・少々心配しております。
    再び復活され、ボチボチと更新されるのを楽しみにしております。
    こんな隠れファンの存在も知っておいてください(笑)
    今後ともよろしくお願いします。

    • テレビネタ! より:

      くろちゃん様、ご心配おかけいたしました。書いたものがグーグル検索で評価されない→アクセス集まらず→心が折れかけている、という状態です。来週から復活できるかどうかは…。申し訳ありません。

      • ぴよ より:

        ご無事で安心しました。ヤフーでは、エール、ネタバレ、セリフで検索すると出ます!!
        実は私は耳が悪くてこちらの台詞起こしを、もう長く…本当に長く利用させてもらっていました。こちらをみてから、あとで画像を見る生活です。
        また気持ちが前向きになりましたら、是非お願いします。

        本当にご無事でよかった。これからもお世話になりたいですが、まずは今までのお礼を、この機会に。

        このサイトなしでは、とっくの前に朝ドラみるのをやめていたかもしれません。本当にありがとうございました。

  4. うん より:

    今朝4月6日は涙が止まらなかった。悲しくてではない。
    朝ドラの中で一番のドラマだと思う。
    子役の俳優さんが素晴らしい!!
    現実の世の中が嫌らしいので尚更かも知れない。
    でも、素晴らしい朝ドラを見ると元気をもらえます。
    ドラマに携わっておられる皆様に感謝ですm(__)m
    これからのストーリーに期待しています。

    • テレビネタ! より:

      うんさん、コメントありがとうございます。いや、確かに最近の朝ドラの中では一番ですね。久志も裕一もいいですが、特に鉄男がすごいです。「明日食うものがねえ。弟に食わせるものがねえ。そんな心配したごと あっが? 俺は毎日だ」、新型コロナの影響で、こんな日が実際に来ないことを祈りばかりです。